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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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サード・ウォッチ6 #118「臆病者の息吹」 Sins of the Father

アパート前に置かれた封筒から、父の死の背景にフィニー警部をはじめ、特定の警察官が関与していたことを確信したデイヴィスは、母親から困った時には頼るよう言われていたマキナニー本部長を訪ねる。証拠となる資料があるので協力して欲しいと話すと「資料を持ってくるように」と快く了承したかに見えたが、デイヴィスが立ち去るとフィニー警部に連絡をとるのだった。

真相を明らかにしたいデイヴィスと、保身の警察官との闘いのスタートでしょうか。
当時、お父さんと親しかったということは汚職にも殺しにも関わっていたかもしれない、と考えてもみないデイヴィスの正義感が痛々しい。
とはいえ、嗅ぎまわっていることを知ったフィニーに偽交通違反切符のことを持ち出されるくらいには仕事に融通つけるタイプだけど。
フィニー警部は腹いせなのか、モンローが内務の人間だとも知らせてしまう。
ここでの必要性が感じられないから単なる嫌がらせかな。
デイヴィスへの協力者を潰していくつもりというのもあるかもしれない。
関わろうとしなかったサリーが「20年前の事件の真相を今語ったらどうなるか」を探り出したので味方となるのかも。
でも相談した検事に「悪事を20年黙っていたことは不利。年金失うかも」と言われてどうなるやら。

フェイスの担当した事件は、アラブ系の女子高生タリア殺人事件。
タリアが妊娠していたことから、一族の名誉を守るために父親が関与しているのでは…?と疑う。
しかし、真相は恋人のクリストファーが、中絶を認めないタリアと揉め、偶発的に殺してしまったのだった。
被害者家族がアラブ系ということで風習を知ろうとするのはいい。
だが、このフェイスの判断ってキメツケ以外の何物でもない。
これってタリアの両親が語っていたように飛行機に乗る時に必要以上に調べられるのと同じだよね。
弁護士がつけられる民主主義アメリカを正しいとゴリ押しする姿もイヤだった。
結局、タリアを殺したのはその民主主義アメリカ社会だったわけなのに。
事件解決に民族背景を知ろうとする姿勢は必要だけど、人ではなく事件を見ることの方が大切なのです。

そんなフェイスなのに、エミリーはフェイスと暮らすことを望みましたよ。
そんなフェイスだからこそ、大人に差し掛かったエミリーには自分がママのそばにいることの意味を考えたのかもしれない。
エミリーはそうだけど、ボスコまで「(フレッドは離婚するなんて)大バカだ」なんて同調するなんて…、やっと喋ったのにフェイスに同情してるなんて…(泣)。

フィニー警部がお父さんでありながら、ブレンダンはなんてまっすぐな子なの?
デイヴィスやサリーにも、グレイスにも。
何より、カルロスのよくわからんアドバイスまでもを正面から受け止めるなんて(笑)。
それがブレンダンとグレイスの再出発のお手伝いになったのだから、カルロス恐るべし。
誇りに思っていたお父さんとデイヴィスとの闘いを知ったらどうなるのか心配でもあるけど。

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