NHKが途中で放送を止め、続きを諦めていたらスパドラで放送が始まり、そしてようやく大団円(+始まり)を迎えることとなりました。
途中、国際間の問題では「なぜいつもアメリカが出張らなければならないのか?」という疑問を持ったなあ。そう思ってしまうのは自分が日本人であるからなのか、製作側も疑問を投げかけるという考えがあったのか。これがアメリカだ、ということを描いていったらそうなった、というだけのことかもしれないが。
そういうことは深く考えないようにしながら(笑)見続けていたということは、やはり意地以外に何か惹かれるところがあったからなのだろう。
長く続くものは登場人物の成長に、勝手に感極まるもの。CJとか、始まった時点で既に成長していた人はともかく(それでもドラマはありますが)、やはりここはドナなのかな。
ジョシュの秘書では足らずに、キャリアを求めて挫けかけ(事故)、それでももう一度自分が何かをすることに賭け(党内選挙)、ドナ・モスが必要とされる人物だと自信がついてサントスの選挙スタッフに名乗りを上げ、当選後は大統領夫人の補佐官へ。自分で何かをつかむこと、をドナという女性をつかってみせてくれたのかもしれない。
大テーマは、就任式を終えて空港へ向かう車内でアビーがジェドに言う「最後までやり遂げたわね」だろう。ホワイトハウスの外で「職員の方ですか?」とたずねられたCJの表情も然り。レオが「バートレットを大統領に」と思い立ってからようやく終息の時を向かえたのだなあ、ここに副大統領になったレオがいたらどんなラストショットになったのだろう、と思ってしまう(=勝手に感極まる)。
就任式の間に内装がどんどん変えられるのは寂しくもあるが、始まりを感じさせるものだった。しかし、今度のスタッフ、首席補佐官=ジョシュ、次席補佐官=サム、ブラムは報道官?、オットーはホワイトハウスでは職を得られなかったのか…かわいそうだ。バートレット政権が始まった時のサムの位置にいるかもという望みをつなごう。
私が一番好きだったマーガレットがそっくりに書けるという、大統領のサインをしみじみと見られたのも最後にふさわしいかも。しかし、何故マーガレットは大統領のサインを練習しようなどと思ったのだろう。やはり不思議な人だ。
トビーへの恩赦とか、父親から受け継いだ合衆国憲法をバカ娘婿でなくチャーリーに渡すとか、時間が迫っているというのにホワイトハウス内を散歩してスタッフに感謝を述べる大統領とか、どれにも裏ストーリーをつけて語りたくなって困る(笑)。それは脳内だけにして、ここは最後まで放送してくれたスパドラさんへの感謝の言葉で締めます。
スパドラさん、海外ドラマファンが何を望んでいるのかを考えてくれてありがとう。
他にも期待してますよ(笑)。
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COMMENT
無題
日本人にとっては、オバマさんの就任式の後の年に今回のTWWが見られたのは意外によかったのかもしれません。
もう買わないつもりでしたが、S5のDVD廉価版(日本版)を最終回の後の勢いでついぽちってしまいましたよ(苦笑)
Re:atsumiさん
バートレット政権も、ホワイトハウスというドラマも、やり遂げたという言葉がぴったりでした。ついでにスパドラも(笑)。
去っていくものだけでなく、始まりの感じがこんなにも強い最終回というのもまたいい締めでした。
無題
最後までやり遂げてくれたスパドラに感謝、そして素晴らしい選挙戦を見せてくれたサントス&ヴィニック陣営に感謝。そしてバートレット大統領とスタッフにお疲れ様の感謝です。
どうしていつもアメリカが顔を出すのと心底ウザっと思う時も多々ありましたが、世界情勢を学ぶいい機会を与えてくれたのかなとも思います。もうこんなドラマは現れないかな?
Re:Garotoさん
本当のことだから仕方ないとも思いますが(笑)、どうしてもひっかかるポイントでもありますよね。
国際情勢も織り込み問題を投げかけながら、ふつうの日常で笑いをとるところも好きでした。ジョシュがハマーでプリウスに追突、とか(笑)。
退く人も、これからの人も、みんなが希望に満ちた表情であったことが忘れられないものとなりそうです。