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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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The Wire4 #12(49)「己の恵みを持つ者」 That's Got His Own

学校赤字は、州知事を頼らなければとうにもならない。州の援助を受けるということは、教師は終身雇用でなくなる。でも子どもたちへの教育の場は保証される。ならばそうするしかない。州に乗り込んでこられないようにとテスト対策に力を入れていたのに。不本意ながらも手の施しようがあった学校はまだいい。
現場は死体が増えると解決率が下がることを嫌がるが、「数字はどうでもいい」とごろごろ出てくるであろう死体回収の許可を市長が出した警察もまだいい(ロールズはこの前のバルチェックの不用意な発言で、ダニエルズにライバル心出してるみたいなところが好きだし)。
それなのに子どもたちみんなにこんな辛いことがいっぺんに遅いかかってくるのはどうして?
ドゥーキー:取り立てて問題ないから新学期からは高校生。でもみんなとの今が好きだから喜べない。家は立ち退き命令で家財道具を放り出され、親の姿もない。
マイケル:家を失くしたドゥーキーを弟との二人暮らしの家に招くくらい友だち想いだけど、ネイモンドをコケにしている少年を殴り、ドゥーキーを小バカにしたネイモンドを殴り、精神状態が不安定なのは確か。でも謝罪に来たデニスに危害を加える仲間を止めることはできる。これが救いに思えるなんて。
ネイモンド:母ちゃんには小さい子にバカにされてんじゃないわよ!と言われるし、マイケルの暴走が恐いわで、もういっぱいいっぱい。殴られたからと泣くような子ではない。母ちゃんが自分を置こうとしている世界に向いていないのだとわかっているのに、自分には逃れる術がない、そういう涙なの!ランディが転校するかも、に見せた反応もそういうことを含んでいたように思う。
ランディ:またいつ暴れん坊どもが襲ってくるかわからないので学校はお休み中。仕事に出ている間に襲ってくるのではと心配、新学期からの転校も考えている、という養母。一緒に食事の片づけをし、身の心配をし、それなのに火炎瓶を投げ込まれるなんて。「守ってくれるんだよねっ!」というランディに振り向けないカーヴァーを含めて何もかもが痛くてかなわない。

内務に「自分ひとりでやったこと」とひとりで出向くハークが憎くなる。だってシェロッドがあんなことになったのにも無関係とはいえないでしょ。人の上着を無断で漁るのが一番良くないのはわかってるけども。
オマーの寸劇強盗が見られたことだけでも喜ばないといけないのかな(笑)。

次回はS4最終回。子どもたちの生活に光明が見えますように。

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  • by atsumi 
  • 2010/02/05(Fri)07:32
  • Edit
州は教員の終身雇用制を無くすことを援助の条件の一つにしてるってことですよね多分。人件費が予算のかなりの部分を占めるというのは世の東西を問わず、なんだけど、教師たちにしてみれば「やってらんねー」
ドゥーキーってあっという間に大きくなりません?しかるべき環境があれば、心身共に健やかに育つ、そういう素質を持った子供だったのですね。というか、誰もが元々はそうなんだろうけど。
ハーク、積もり積もったツケはやっぱり払わなければならない。でも彼の世界以外の場所で彼が傷つけた人々はそのまま。世の中はそういうものだけど。
ああ、だけど、だけど、ということばかり。
次回は2時間枠。楽しみですね。ジミーは結局最後まで生まれ変わったままなのか。

Re:atsumiさん

  • by カクテキ
  • 2010/02/10 09:32
学校の条件にしても、子どもたちに課せられた試練にしても、最終回の前がこんなんでいいのか?とかなりショックでした。
もうすべてが、ああ、なんてこと…ですよ。
バブルス、子どもたちを襲った出来事は、ハークの迂闊な約束が招いてしまったような気がして…このままではハークを許せません。
降格すればいいってものでもないし、どう決着をつけてくれるのでしょうか。

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