パテから大腸菌が検出されたのは何かの間違いである、と安心を得るために、マネージメント部門のドンが提携している食肉加工工場に出向くところから始まる。
彼が見たのは肉を小分けにする、清潔感にあふれた場所。
しかし実体は他のところにあった。
コンベアーの速さ故に仕事が間に合わず傷つけた内臓が肉に触れる、言葉も不自由な密入国者が多数働いている事実…。
ドンは厄介なことを知り始めている自分に愕然とし、選んだのは…口をつぐんでの新商品開発。
密入国労働者、食の安全、環境汚染、どれもこれも本当の顔を見せるに留めたもの。
密入国者は安く雇えるから雇う会社、アメリカ的には低賃金でも故郷の価値に換算すると高収入だから働きたい密入国者、不法なのに働かせることに明確な罰則がないための輪をどうするとか、
「事故が起きるから車を売らないなんてことできるか?」に「そうではなくて、大手を振って欠陥車を売れるのか?」と真っ当に返したりしていては、逆に胡散臭くなっていたと思う。
そういう意味の提起映画だったのだと思うことにする。
他の映画と勘違いしていたらしく、ドキュメンタリーだと思って見始めた。
違うということには早々に気付いたけれど、無意識のフィルターは残ってしまったらしく、Bruce Willice、Ethan Hawke、Bobby Cannavale のそっくりさんが出ているなあと思ってたらどれも本人(笑)。
他にもPatricia Arquette、 Avril Lavigne もよく似てるなあと(笑)。
OZのヘルナンデスも密入国の手引き者役でいましたね。
まあ、Bobby Cannavale が「男」な役でよかったな、と(笑)。
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