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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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コールドケース7 #4「ソウル」 Soul と「ファミリーヒストリー」

息子の宿題である家系図を手伝っているうちに、自分が生まれる前に死んだ父親ビリーのことを知りたいと男性が殺人課を訪ねてきた。
遺留品はワインボトルのラベルとハチの絵が描かれたトランプのみだったが、トランプを見たジェフリーズはそれが秘密ジャズクラブのVIPカードであったことを思い出す。


咄嗟に殴ってしまったというのはコールドケースならではですが、
理由が実らぬ恋心、そして償うかのように墓石代を寄付し(ビリーの金だけど)、教会活動に没頭というのは珍しいことだったかも。
せっかくのフィラデルフィアソウルの幕開けを見せてもらったのに、音楽に詳しくないのでジェフリーズほどにはこの行方を堪能できなかったかも(笑)。

「亡き父親のことを知りたい」から始まった今回のエピソード、続けて見たNHKの浅野忠信さんの回の「ファミリーヒストリー」と重なって、見終えてからも「コールドケース」の余韻に浸る、という展開に。
浅野さんが会うことがないまま亡くなったアメリカ人の祖父ウィラード・オバリングさんの足跡をたどるというもので犯罪とは無関係なのですが(笑)。
以前浅野さんが、「アメリカ先住民族の血が流れているかも」と言うのを聞いたことがあり、どういう運命で日本に来られたのか関心があったので見てみました。
実際は、先住民族と関わりの深い地域の出身で、浅野さんの曽祖父母は北欧からの移民だそうです。
浅野さんもお母様も初めて知るとのことで見ている私たちと一緒に驚かれておりましたよ。
ウィラードさんはアメリカに戻って二人の息子がいる女性と再婚、自分の兄弟にも語らなかった日本での結婚を義理の息子たちには一度だけ話したそうです。
遺品整理で見つかった財布から浅野さんのお母様の写ったぼろぼろになった写真が見つかったのにはぐっときました。
戦争が終わると同時に想いも消えたから離日したのでは?と勝手にイメージしてましたが、当人たちにしかわからない理由を見た気がしました。
浅野さんとお母様の、ウィラードさんの義理の息子さん二人との対面は時間と血を超え、同じ人を父と呼んだ、なんともいえないリアルな「コールドケース」に思えました。

本家のラストも、ビリーの足跡をたどって牧師の祖父と対面、そしてリリーの元にも会ったことがなかった弟が訪ねてきてましたよね。
二人にとって父親である人の若い頃の写真をはさんで微笑む姿は、「ファミリーヒストリー」を見た後ではまた印象深いものとなりました。

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