幼馴染の男女が田舎から都会に出稼ぎに行く。
都会で助け合いながら、お互いの大切さを感じて生活していく。
両方の家族も将来は結婚するものと認めている。
でも彼の徴兵によってそれが崩れてしまう。
徴兵される日、あんなに離れがたく苦しんだのに。
彼女に彼の隙間を埋める男性があらわれる。彼女だって真剣らしく、実家に男性を連れて行くけれど、家族はもうあまりにも子供のときから、幼馴染の彼のことを家族としてみてきたから娘の行動を受け入れられない。それも切ない。
そんなことを知って、泣き乱れる彼をみるのも切ない。本当に切ない、胸の苦しくなる映画。
ストーリーに負けないもの、それは情景。あの台湾の湿度、風、雨の匂いまでもが伝わってくる。非常にリアルに感じる。山の緑の濃さ、湿り気、そういったことも心をとらえて離さない。
切なく、悲しく、でも優しさに包まれた作品。本当に大好き。
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