追えば追うほど過去が広がる、見応えのある追跡だった。
それなのにジャック、「FBIから来ました」って。
消火器販売詐欺みたいな自己紹介だ。
裁判で陪審員を務めている最中の72歳のピーターが行方不明。
ストレスを感じ、陪審員を辞めたいと訴えていた。
しかし補充陪審員もいないため、審理無効になってしまうので判事は考え直すよう話す。
ストレスから逃れるために自ら失踪したのか、審理無効を狙った被告側の誘拐事件か？
チェコスロバキア出身というだけで家族にも過去を語りたがらないピーター。
最初の推理では自身も同じような犯罪に加担していたんじゃないかな、と。
改心したとはいえとても被告人を裁けない、とか。
何か犯罪に絡んでいそうな臭いは秘密の絵画の存在でますます濃くなる。
しかしピーターが抱えていたのはもっと暗い闇。
改心や更生では到底拭い去れない。
当時まだ子どもで何も知らず「密告者」として利用されただけであっても、それは理由にならないと自らを罰してきたのだろうか。
過去を清算するきっかけが裁判に証人として出廷したあの男を見たからとは皮肉。
この男の運命は当時の首謀者を制裁する団体へと委ねる。
お友だちに絵画を返し、遺産を残すことで償いの一端としたいのだろうけれど、ピーターはまたここで別の家族に辛い想いをさせることについてはどうなんだろう。
結局、裁判は審理無効、被告に不利な証言をしていたあの男はもういない。
「正義には時間のかかることもある」というヴィヴィアンの言葉を信じるしかないのだろうか。
しかしマーティン、ピーターが交際していた女医に「あなたに絵画と500万ドルを遺してます」なんて不確かな情報洩らしていいのか？
彼女が事件に関わっていないかどうかの揺さぶりだったのかな？
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COMMENT
無題
今回審理が延びてしまった殺人犯、いつかは正しい審判が下されるのでしょうか。なんだか切ないエピでした。
ＴＢさせていただきます。
無題
陪審員にはなりたくない！という思いがMedium以上に強まったかな（苦笑）
TBさせていただきます。
無題
正義感なのか私憤なのか、ピーターの行動はわかりかねます。
ジャックも先週の勢いを継続させて裁判のことをどう考えているのか問い詰めてやればよかったのに。
そのエネルギーは次回に温存しておくようですね。
ヴィヴィアンの言葉がなければ救いゼロです。
◇Garotoさんへ
過去のシーンにはCCを思わずにはいられませんでしたね。
久しぶりの見応えのある展開にも失踪者の無責任がかえって腹立たしくなりました。
Mediumでも陪審員関係のお話だったのですか。
また偶然リンクは続くのかしら。
無題
確かに、ちょっと胡散くさい（笑）
それにしてもピーターにとっての正義が悪へとかわるとは。
ただの自分勝手にみえました（￣▽￣メ）
ヴィヴが言うように、彼らはいつか正義を勝ち取れるのでしょうか
その前にお母さんがまいっちゃわないといいんですが・・・
もやもやしつつも、いや〜これぞWAT（*￣ｍ￣*）
なんて悲劇好きの私は、血がさわぐ（笑）
無題
重たい過去から逃れてきた筈なのに、こんな近くに
彼が住んでいた。のうのうと。「あれは時代の
せいだ」という台詞、よく聞きます。世の東西を
問わず。
裁判員にはなりたくないですー近い将来かなり
高い可能性で選ばれるかもしれないのでしょ。
無題
「FBIから来ました」ってのが「消防署（の方から）来ました」を連想させまして。
昔の話ですが、おじいちゃんが実際に買わされたから過敏になっているのでしょうか。
事件の結末としてはピーターに腹立ちですが、ドラマとしてはよかったなあ、と。
WATはこうでなくちゃ！と思うのですが、あの予告は…（苦笑）
◇atsumiさんへ
時代のせいだ、という言葉は胸を張って使う人ほど罪の意識がないように思えるのは気のせいでしょうか。
みんなが間違ってしまった時代が確かにある。
猛省を迫るわけではないけれどその上に胡坐を書く今回の証人みたいな人は制裁されてもいいかな。
状況が見えなくなって過去の償いばっかりに走ってしまったピーターもどうかしてます。
どうかしている時代を一生引きずってしまうということなのでしょうか。
裁判員、なりたくないですよ。
この前、裁判官のひどい話の本を読んで「こんな人たちと同席するのは嫌だな」と思ったところです。
もちろんそういう答えを導き出すつもりでその本を読んだ私にも問題ありですけどね（笑）。