末期癌の9歳の少女が幻覚に襲われ病院へ運ばれる。
繰り返される検査にも「なれたもの」といった表情、望みがないと聞かされ泣き崩れるママの肩に手を回す。
死の宣告にも動じないのは感情をコントロールする部分に血栓があるのでは?病気の治療に対して勇敢なのは症状なのかもしれない、と「検死」をすることに。
大掛かりな「検死」のリハーサル、そして本番。
すごく緊迫したシーンだった。
少女に「あと1年をプレゼントしたい」というウィルソンの言葉から治療に向かった。
でも少女にとってその1年はママへのプレゼント。
彼女が検査にも治療にも積極的で優等生なのは、ママをひとりにはさせられない、その一心。
それを見抜いたハウス先生は自分のために選ぶこともできると話すが、少女の心はママでいっぱい。
自分が死んでしまったらママと会えない、ではなくてママをひとりにするのが辛い、と言って涙する。
子どもだったらもっと自分のことだけ考えても誰も責めないのに。
チェイスにキスをせがんだのは唯一の子どもらしいわがままだったのかもしれない。
結果として少女に感情に障害が出るような病巣はなかった。
勇敢は少女の気持ちそのまま。
この前のERでも余命を宣告された患者の話があった。
その時に「治療をするもしないも患者の意志、自分の考えを押し付けるドクターに嫌悪感」と書いた。
患者の意志、その通りだけれど内に秘めた理由に胸をつかまれる想いが。
今日のチェイスへのお仕置き書記係はまだ早いそうです。
あ、チェイスは急に30歳、一気に4歳年とってますよ。
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COMMENT
無題
与えられた1年という時間は彼女とママにとって
大切な時間になるといいですね。
TBさせて頂きました。
無題
アンディにはママが自分のことで悲しむのが何よりも辛いのですね。
だから病気と闘うのでしょうか。
置き換えて生まれてしまった感情ではなく、素直な気持ちだけのようなのも胸をつかまれるような感じがします。