どうみたって検事が悪いんだから、警告だけだと思っていたのにジェフリーズには内勤のみのペナルティーが課されてました。
でも自宅謹慎じゃないから正当性は認めてもらえたんだ!と思うことにします。ボスの努力あってこそなんだろうけれど。
新聞社フィラデルフィア・センチネルの廃刊が決まる。社内整理をしていた記者が「ローンデール駅 午後10:00 このままでは済まさない」と書かれた手紙を発見し殺人課を訪れる。1945年7月に列車に撥ねられ死亡した女性記者ローのものだった。物取りの犯行と見られていたが、手紙の駅名と時刻が事件と一致するため事件として再捜査開始。
ナチスの迫害から逃れてきたというノアが実は別人で収容所の看守だった、しかもローはその偽ノアに恋してる。
その心情はいかほどだったろう。新聞記者の自分を選んだことで明らかだけど。
目の前の偽ノアは優しくて紳士、ナチスの一員とはいえ虐殺には手を下していないという。
本物ノアと家族の話をするほどに打ち解けていたようだけれど、そんな偽ノアに恐怖を感じていた人がいたのも事実。
戦犯は戦犯、ローには迷う余地はなかったのかもしれない。
発見された手紙は成りすましの真実を教えてくれた本当に迫害を逃れてきた女性に、成りすましを許さない旨の決意を示したローからのものだった。
その手紙の意味を知った偽ノアが駅に現れ…。
偽ノアを慕っていた少年(今老人)の落胆振りも痛々しい。
内勤のみのジェフリーズは61歳の誕生日を迎える。
ボスのささやかなお祝いと悪いヤツを追い続けることがやめられない二人の会話がリアルっぽいのかも。
こうして悪人を追い続けて退職を迎えると抜け殻になっちゃうのかな、と。この二人にはそうなって欲しくないな。
若い偽ノアの声が東地宏樹さん。PBウィルス、マイケル・東地型を患っている私にはとても辛かったです。
内密の話が多いみたいで常に囁いているというマイケルそのままですよ。もう勘弁して下さい(笑)。
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COMMENT
無題
偽ノアが見た目にも誠実そうに見えたし、ナチスだったとはいえ、根はいい人に違いないと思い込んで観てました。真実はわからないけど・・
これもまた戦争が生んだ悲劇なんですね。
無題
マイケルの声で喋られたら、なんかこの人違うんじゃないかな?という目で見てしまいます。
悪い人ではなかったと思いますけれど、本物ノアと幼なじみだった人の表情を見てしまうと手を下したかそうでないかは与える恐怖には関係ないのだなと感じました。
生きるためには仕方のないことだったかもしれないのにそれを受け入れてあげるのは難しいです。
無題
どっかで聞いた声だとは思っていたんですが、
眉間にしわ寄せて鬱々としてないとわかりませんでした。
むしろサラの声のほうに反応することのほうが多かったり。
それはさておき。事件は切ない感じがしました。
ノアは悪いけど、でもどうしても憎めない犯人でした。
違う道があればよかったのにと思ってしまいました。
そしてジェフリーズ、いじけて机にかじりついてる様子は、
妙にキュートでした。CCのオヤジはいいですよね〜。
無題
最近、東地さんの声に反応しまくりです。完全に病気ですよね。あの声を聞くと「わからない」と言ったらどうしよう、と期待と不安でいっぱいです。
偽ノアは党員の活動が本意ではなかったのでしょうが、恐怖を与える存在だったことは動かしがたい事実です。
そういう時代だったというにはあまりにも背負ったものが大きすぎたのでしょうか。
いじけジェフリーズ(笑)、デスクワークですんだのはボスのおかげなのでしょうね。