ある家から後手に縛られた女性の白骨死体が発見される。他警察へ取り調べ研修で出張中だったテニスン警部が呼び戻され捜査の指揮を執る。そこは黒人住民が多く人種偏見と警察への不信感が根強い地区。捜査陣にも黒人に敵意を示すものがいて先の思い遣られる滑り出し。以前、所有者だったアレンが白人男性ハービイにその家を貸していたことがわかる。ハービイの供述には嘘が含まれ、問い詰めると発作で入院。死を覚悟した中であの家で何があったのか告白を始める。
難しそうな事件とみるや、部長は出張中のテニスンを呼び戻している。
ということは前回の事件で手腕を認められたということか。
部長も警視正への昇進がかかっているから話題性だけで事件を任せるとは思えないし。
2年前に娘が失踪した母親が死体発見の報に自分の娘だとしか思えないのが哀れ。
遺留品を見る前からそれは全て娘のもので、試しに見せたテニスンの腕時計も「私が買ってあげたもの」。
これではあてにならん、とため息をつくテニスン。案の定、白骨死体は別人。
複顔の写真で見つけた本当の被害者少女と、ハービイに家を貸した男の息子トニーとの接点が見つかり、臨時捜査員ボブが執拗に張り付き逮捕する。
ボブとハービイの告白につながりがあるのか…というところで後編へ。
前回はトップに立つ女性の苦悩、今回は人種問題がテニスンを悩ませる。
死体発見現場は黒人の多い地域、そこで偏見をもつ刑事が暴走。
テニスン自身も、臨時捜査員となったボブと研修先で火遊びだ。
部長はそうとは知らずに「優秀で黒人だから」という理由で採用したらしいけど。
バーキンのように偏見をもった刑事もいるが、差別されていると感じている側の被害者意識も強く出ている。
テニスンには出張時のお遊びの相手がたまたま黒人男性のボブだったが、ボブは黒人男性だからお相手になったのだ、仕事の割り振りも黒人だから能力に見合ったものが与えられないと思い込む。
手順で大家時代を捜査しているのに黒人は家を二つ持ってはいけないのよね!と吐き捨てるアレンの娘も。
う~ん、テニスンに差別意識はなくてただ警部と一刑事の火遊びを体裁悪く感じてるんじゃないかなと思うけど。
これはこれで別のハラスメントか。
部長の警視正への昇進の話を聞くや否や「後任に推薦してくれますね?」だもの、かなりの上昇志向の持ち主だものな。
ボブがトニーを逮捕したことで住民の反応はどうなることやら。
前回書き忘れていたこと。
とりあえず主要刑事だけれど未だ誰なのかよくわからない人の声が平田広明さん。
俳優がわからないのは声が聞こえると無意識にカーターやダニーを探しているせいかも(笑)。
すみっこの方で話してる人から平田さんの声がするのは何だか新鮮。
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