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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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コールドケース5 #12「ジョン・ヘンリー」 Sabotage

スポーツジムのロッカーに仕掛けられた爆弾が爆発。1999、2001、2003年と起きている、オルゴールと連携させた爆弾事件と似ていたため連続爆弾事件として捜査される。そしてスポーツジムでの被害者が本当のターゲットではなかったことが判明する。

無差別殺人なのかと思われたが、本質は復讐。
自分を解雇した上司、苦しんでいる娘を邪険に扱った看護師、不良品に満足のいく回答をよこさなかった家電量販店の店員、そして最後には弟の家族。
犯人が望んだのは本来人にあるはずの良心。
確かにターゲットとなった人物それぞれには他に行動の取りようがあったかもしれない。
でもすべての人が満足できるようなことは無理であるのも事実。
もう少しなんとか…と思っても、自分を宥めたり、相手の立場を自分に置き換えたりしながら折り合いをつけていかなければならないもの。
爆弾犯となってしてしまった原因は愛する娘の死であったために、折り合いが見つけられなかったのだろうと、心中察して余りある。
あの時、解雇されなければ娘は保険でカバーできる治療が受けられた、そうすれば看護師も突き放すようなことは言わなかっただろうし、家電量販店で質の悪いものを買わなかった。
でも、弟に対する感情だけは察することもできない。
家族ってどんなに嫌いで気持ちがいき違っていても、切ったつもりでも切れないものがあると感じているだけに、ねえ…。
心が破綻してしまうというのはそういうことなのかもしれないけれど。
最後の駅のベンチでの立て籠もり(?)、これほどに失ってしまうことを受け入れられない男がお父さんの残したものを壊すわけないじゃないかっ!と警察にちょっぴりイライラした(笑)。
経緯はともかく、ヴェラとミラーが張り込んでいたのは正解だったとしておこう。

事件の解決と関係者の安全、秤にかけること自体が間違っているけれど、事件解決を最優先にした検事に対して「付き合ってる人だから」と甘々な態度にならなかったスコッティを褒めてあげたい(刑事として当然だけど、最近不良化してたから)。
結果的に弟家族が無事だったからそれでいいという問題ではない、と言いたそうなラストのスコッティは久々にいい顔だったと思う。

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