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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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フロスト警部 #25&26「それぞれのミレニアム 前後編」 Line of Fire

発電所での転落事故、泥棒に熱帯魚の水槽を壊される、猫を狙った連続銃殺、クリスマスを控えてもおかまいなしにデントンでは事件が頻発。地域犯罪課の刑事が射殺されるという事件が起き、フロスト警部が乗り出すが、地域犯罪課の警視が「捜査中の自動車密輸団が犯人だとわかっている」と事件を横取りする。身内捜査にただならない臭いを感じたフロスト警部は無理矢理捜査班に加わる。


ひどい話がぎゅうぎゅう詰めでした…
刑事殺害事件は、妻と愛人刑事が結託して、夫刑事に汚職の罪を着せて投獄しようとしたものの、消し去りたくなった妻の勇み足殺人。
っていうか、証拠管理室でアルバイトしてる時に(半年前だよ)銃を持ち出してるところからして、夫殺害計画に愛人刑事を利用しただけという強か悪妻。
愛人刑事に嫌疑がかかったら(というか仕向けてましたよね)、さっさと切り捨てて保険金持って逃げるつもりだったのですね。
あの気の強そうな顔が事件解決のヒントだったとは(笑)。
こんな目にあいながらも、「愛してる!」と言える愛人刑事はかわいそうでしたね。
ハンバーガーを食べてるところを撃たれた=安心している相手、という射殺状況も見えなくなって、悪妻の言葉を信じてるなんて。
恋は盲目ということでしょうか。
クリスマスのプレゼントが、マウンテンバイクなんて健康的なものであるのがまた泣かせる。

猫射殺事件は…
発電所の転落事故も、泥棒水槽壊し事件も、同じ犯人たちの仕業だったとは。
おもしろくないことが起きると、仕返ししてたって…(笑)。
発電所で白衣を着てるような、ある程度技術や知識の高い職に就いているのに、子どもの仕返しのような犯行は解せない。
大人だから実弾の銃を入手してるところがまた厄介。
交際に反対されたから寄りかかる柵を緩めておいた、
大勢の前で自分を辱めたから(ふられただけじゃん)車のブレーキに細工、犬を射殺…なんともねえ。
元警官だったというお父さんが「私でも手を離した」と息子の事故死を好意的に言う姿が憐れでした。
強がりに決まっているのは警部も承知、息子の心の病に立ち向かえなかった自分が苦しいのですよね。
やはり、車椅子生活を負い目に感じるようにした息子の心の闇が根源だったのでしょうけれど。

前編であった、少女の行方不明事件だけはクリスマスにふさわしいものでしたね。
父親を恐れて妊娠・出産を極秘にしたかった少女の元に駆けつけた両親、戸惑う父親は警部の言葉で、大切なのは世間体よりも娘の無事ということに目覚めて包み込んであげられました。
このエピソードがないと、救われないだけの話でしたよ。

警部とシャーリーの再会というのもありました。
シャーリーは大人ですね。
どんなに待ちぼうけを食らわされても、警部を受け入れてしまうとは。
そういえば、またもや破局の原因になりそうだった銀行強盗、犯人の希望が「ダイエットのための3000ポンド」というのが切ないです。
投降する犯人に狙撃隊員の浴びせた「伏せろ、このデブ」は、暴れだして射殺されてしまうのでは…と心配になりましたよ。
最後はシャーリーのほうに仕事が入るという逆パターンも警部にはいい薬かも。

ジョージがいないのが心配でしたけど、もっと心配なのは署長ですよ。
なんだか、全体的に影がというよりも色が薄くて…(笑)。
最後の署内パーティーで「私は勤務中っ!」と言いながら酒飲んでる時はだいぶ濃くなってましたけど(笑)。

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無題

  • by Ayano
  • URL
  • 2010/05/12(Wed)03:34
  • Edit
カクテキさん、こんにちは。
ダイエット強盗君、ほんと切なすぎます。
ラーディってあだ名には思わず笑っちゃいましたが^^;
猫の射殺事件の方は、呆れて言葉も出ません。
まあ考えようによっては気の毒な親子ではありますが、
弱い者いじめして楽しんでるおバカさんには変わりないなと…。

マレット署長のサンタクロース姿が可笑しかったです♪
仕事の他にこういう活動もしてらっしゃるんですね〜。

Re:Ayanoさん

  • by カクテキ
  • 2010/05/12 10:22
猫射殺事件、わけわからない子どもがやるようなことでしたよね。
心を病んでいたからと言われてしまえば、何も言えませんか…
署長のサンタクロース姿、似合ってるのだか、いないのだか(笑)。
赤い服ならジョージ!という気もするのですが(笑)。
とにかく、忙しい年末のようでしたね。
Y2Kとか、何かのために待機とか、今となっては懐かしい話題でした。

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