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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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The Wire5 #9「最終版」 Late Editions

マルロ組一斉検挙。
これまでとは明らかに違う位置指定の暗号を傍受し、大きな仕入れの時がきたとにらんだフリーマンの読みが的中。
マルロたちは「どうやって漏れたのか?」で疑心暗鬼。
最初に入れられていたところ、ジャデイロ警部補言うところの「金魚鉢、反省するところ」ですよね?
それなのに内通者は誰なのか?しか話してないよ。
で、推測として数日前に警察に連れて行かれたマイケルが疑われるわけですが、クリスは「恩を売ってあるのでそんなはずはない」。
でもみんなには「文句の多い子ども」でしかなく、スヌープの決断は(指示じゃないよね?彼女が決めた風に思える)マイケルを消すこと。
しかしマイケルも命令された殺しがどこかへんなのは承知で、返り討ち。
ああ、なんてこと。例え相手がギャングでもこれで本当の犯罪者。
あんなに小さいのに理屈じゃなくてこの別れの意味を感じているバグも切ない。
ランディは施設で荒み、ドゥーキーは廃品回収さんに弟子入り、ネイモンドは問題児学級にいたのに堂々としたスピーチ(血縁よりも大切なものがあるのだな…)、あの夏休みの彼らに戻してあげたい。ネイモンドは今のほうが絶対にいいのはわかってるけれど、バカな遊びに真剣だったあの時はみんな一緒だったもの。
マイケルはあの夏を忘れてなんかいない。それはドゥーキーにだって通じたはず。

麻薬ギャングの大きな逮捕劇に注目が集まったものの、実態のないホームレス殺人事件の捜査も続く。
マクノルティは困っているが、マルロ逮捕に興奮気味のフリーマンは感じてあげられない。
マクノルティが困っているのはわかりながらもダニエルズに報告せずにはいられないキーマの気持ちもわかる。
むしろ、逮捕まで待ってくれたのは温情だと思う。
嫌いというわけではなく、基本反りの合わないマクノルティにダニエルズはどう対処するのだろうか。

新聞社のガスさんは、ロンドンから戻った信じられる記者仲間に「先入観なしでスコットの記事を読んで欲しい」と依頼。
自分は自分で元軍人ホームレスの話題の裏付けに病院へ、ダニエルズの苦情の裏取り会食、もうスコットは何度も捏造記事を書いているのだと確信してますね。
自分も属する会社だけに告発すればそれでいいという問題でもないのが頭痛のタネ。
でもガスさんの足取りを見られたのはたいへんにうれしい。

バブルス、依存症の会でクスリ絶ち日数の記念スピーチ。
小ざっぱりして今が一番安定している状態のようだ。
後見人も仲間も捕まらなかった時にもクスリの誘惑に負けなかったことを告白できたのは誇らしいこと。
シェロッドへの負い目がそうさせたのだとしても。
妹は記念スピーチに来てはくれなかったけれど、この前よりも態度が軟化しているようだったのでもう少しすれば…変化に気付いていないはずはないもの。
HIV陰性とわかったり、隔離状態とはいえ住まいもあり、人のためにも働いている、すべてがかみ合ってそういう時期だったのかもしれないけれど、ガスさんが記者を張りつかせてくれたくれたことも大きいと思う。って、何でもガスさん贔屓してるね、私。

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反省の色無し(苦笑)

  • by atsumi
  • 2010/11/08(Mon)10:20
  • Edit
「誰がチクったんだ」のオンパレード、まあ悪いことしてるという自覚はそもそも無いのでしょうがないですね。
バブルスの進歩・安定化が唯一嬉しいパート。やはり時が癒してくれるのです、妹との雪解けも近し。フレッチャーは顔つきからして誠実で熱心で、こいつなら任せられる、って感じ。そもそもバブルスの長所を短時間で見抜くわけだから人を見る目あるよね〜。
マイケルはもうあっちの世界へ行ってしまったのね、戻る可能性多少はあるかしらんと願ったりしましたが無理な願いでした。

Re:atsumiさん

  • by カクテキ
  • 2010/11/10 09:59
あそこで反省するくらいなら、あんなことこんなことしてないでしょうから反省の色なしで当然なのでしょうけれど。
バブルスのことは本当によかったと感じられますが、その上を行くマイケルの転落人生がキツイです。
立派になったネイモンドを見せられてしまったために余計にキツイです。
今ならまだカーヴァーや、それこそコルヴィン、プレッツ先生だって力を貸してくれるはず、と思いたいですが、甘さ控えめのワイヤーですからねえ…。

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