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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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トラウマ映画館の「不意打ち」をみた…

Lady in a Cage [VHS] [Import]
「Lady in a Cage [VHS] [Import]」
 [VHS]
 メーカー:Paramount
 発売日:1998-09-01
 by ええもん屋.com


「トラウマ映画館」で紹介されたうちの「不意打ち」、「裸のジャングル」、「質屋」、「フェイズⅣ 戦慄!昆虫パニック」の4本がWOWOWで放送されました(1月にも再度放送されるみたい)。
3本録画し(「昆虫パニック」はパス。だって昆虫…・笑)とりあえず「不意打ち」を視聴。

もうすぐ30歳になる息子と二人暮らしのお金持ちの未亡人。
彼女は2カ月ほど前に腰骨を折り、上下階の移動はエレベーターを利用していた。
ある日、息子が友人と旅行に出かけた後、階上へ行こうとするとエレベーターが停止。
非常ベルを鳴らすも、通りは車だけで誰も気付いてくれない。
唯一気付いたのはコソ泥で、助けるどころが金目のものを持ち出して古売屋に売り、さらに儲けを得ようと仲間を連れて再びやって来る。
コソ泥は古売屋から質の悪い若者3人に尾行され、未亡人の家は荒らされ放題。
この若者3人がただの盗人ではなく、人を人とも思わない仕打ちを平気でする輩でコソ泥組と未亡人を殺してしまおうとしている…。

この若者たちの暴れぶりが異常。
無軌道な若者なんて言葉の範疇を超えている。
リーダー(HAWAII FIVE-Oのダノのパパだよね?)は子分までも拷問する。
でも、痛めつけられた子分はその後平気で一緒になってへらへらしている。
これは怖い。
リーダーが未亡人に反撃されると、子分たちはその姿を見て笑ってるですよ、逃げ出すでもなく(逃げるのは警察官が来てからだもの)。
殺人が死刑に結びつくけれど、電気椅子は「あったかい椅子」で、想像してうっとり、ってもうイヤだよっ!!(笑)

彼らの暴挙だけでなく、まわりの無関心も恐ろしい。
非常ベルは聞こえなかったのかもしれないが、
何とか独力でドアから這い出た未亡人の求める助けに気づいてくれる人は誰もいない。
警官のバイクでさえも。
あれは独立記念日の催しで要人警護だったのかもしれないが、
それだったら余計に周り見てるはずではないのかな?
ここのシーンはオープニングで道路に横たわる犬の死体を避けて通る車、
倒れているホームレスをローラースケートの足でつついてみる子ども、
あの感覚と同じだ。

酷さはこれで終わらない。
いつも出かける時には愛情込めた手紙を置いていってくれる息子が今回残した手紙は、
これまでママに自由を奪われてきた、
自由を得るために金庫の中身の半分ください、
後で電話するからその返事をお願い、
よい返事でなければ自殺するつもり、というものだった。
これを悪党に読み上げられるのも耐えられないけど、
さっき鳴った電話に出られなかったことで息子は拒否と受け止めて自殺してしまったかもしれない、と恐怖倍増。
実際、この未亡人はどうにか助かっても全然ほっとしてない。
悪党どももモンスターならば、息子の感情を抑えつけていた自分もモンスター、そのせいで息子を殺してしまったかもしれない、と複雑極まりない表情。
また、エレベーター故障の原因が、息子が出かける時車をぶつけたからというのがなんとも因果じゃないですか。
直接的な解決シーン(リーダーの男の頭がっ!)を含めて、
子どもの頃に見たりしてはいけないと思います(笑)。
これを昼間にテレビでやっていたなんてすごいことだと改めて思います。

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