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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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REX5 #5「もう一人の相続人」&#6「自作自演」

#5 もう一人の相続人
金持ちの老人が死亡。
遺産を独り占めできると喜んでいた甥っ子は、遺品を売った骨董屋ツェラーから「故人は他の人にも一部遺しているよ」と聞かされて死亡事件に発展。
けっこうわかりやすいお話でした。
こんな甥っ子では 世話をしてくれた看護師さんにも何かを遺したいと思っても不思議はない。
三分の一じゃ少ないくらいだ。

先に殺されたツェラーが汚い考えの持ち主で、共同経営しているグルーバーさんは普通の骨董屋さんだと思ってたのに、密輸やら詐欺やら、叩けばいろいろ出るうえに、自分が遺産の存在を知るとツェラーと同じことをするつもりというやっぱり汚い人。
ツェラーとグルーバーさん、どちらが先に絵に隠された遺言を見つけるかだけのことだったようです。
同じようにズルい男なのに何故グルーバーに「さん」をつけるかというと、パディントンに出てくる骨董屋さんの名前もグルーバーさんだから。
グルーバーさんはとっても優しい人なので(パディントンが何かをしでかすのを待っているふうではありますが)、ウィーンのグルーバーさんもいい人に違いないという先入観があったかもしれません。

「事件解決への伏線コントがなくなった」と嘆く声が届いたのでしょうか、池に落ちたボールを泳いで拾ってくるのが、甥っ子が水に投げ捨てた絵をレックスが取りに行くというのにつながってました。
これ、そういう意味でいいのですよね?
けっこう長い間の犬かき披露でしたが、その間アレックスは甥っ子と格闘。
アレックスが苦戦していたのは、甥っ子が意外と強かったの?レックスの犬かきを見せたかったの?

と喜んでばかりはいられず、今回のレックスのはしゃぎっぷりが亡き愛犬のそれと恐ろしく似ていて切なくなってしまいました。
ボール投げに夢中になってすぐボールに穴を開けてぺちゃんこにしてしまう、
積んである薪の下(うちは犬小屋の下だけど)に逃げ込んでしまったボールを手で一生懸命掘り出そうとする、
ワンコならみんなすることなのかもしれないけれど、きゅ~っとなってしまいました。
この時期だから感じやすくなっていたのかもしれませんが。



#6 自作自演
人気作家ヨッヘン・ホーンが、窓から部屋に入ってきたラジコンヘリコプター爆弾で爆死。
犯人アルフレットは病気の妻を抱え、作家を目指す会社員。
次の標的は出版社の女性編集者。
アルフレットの目的は…?というお話。

アルフレットと奥さんの
「あなたの小説と同じ方法で人が殺されている。あなたね?」、「いや、偶然だよ」、
「会社が倒産するけれど本さえ出版されれば」、
そんな会話から、アルフレットは「私の小説と同じ方法で事件が進行しているよ、出版しませんか?」ともちかけるつもりなのかと思いました。
でもそれでは「事件を真似てるだけじゃん」と一蹴されてお終いでは?(でもウィーンならアリ?)と心配しましたが余計なお世話でしたよ。
最初に殺された作家は彼の小説を鼻で笑い、
女性編集者は見込みなしと連絡し、
最後の標的である出版社社長は読みもしないのに期待を持たせるような物言いで放置、
だから見捨てられた作品、「おもちゃ好きの男の犯罪小説」通りにラジコンヘリ爆弾、ラジコンカー爆弾、倉庫の迷路で爆弾、と三連続の復讐爆弾事件を計画していたのでした。
最初は子どもに邪魔された女性編集者への二度目のチャレンジは、レックスが火薬に反応してお手柄でしたね。
しかしアレックス、ピザの配達員を守るところは、配達員を抱きかかえて飛び退けるんじゃなくてドラム缶を止めればよかったのでは?と思わないでもない。

ラストの倉庫迷路ではレックスが爆弾咥えて疾走というかなり危ないアクション。
テレビだからとわかってはいてもハラハラしちゃいました。
また包帯姿を見せようと考えてるかもしれないですからね。
とにかく、被害者続出しなくてよかったです、とドラマはここでホントにお終い。
レックスの咥えてきた爆弾をアレックスが導火線引き抜いて、めでたしめでたしでそのままエンディング。
このドラマ、時々「あ、もう時間だからこのへんでいいかな?」と思ってでもいるような唐突なエンドクレジットがありますが、まさに今回がそれ。
まあ、お利口犬刑事を讃えるという大テーマ(笑)には合致してますけども。

アレックス、犬好きなのはわかりますが、ホントにレックスが何しても叱りませんよね。
洗濯機への書類隠しも「色物と白物は別に洗わないとねっ!」ですませちゃいますから。
これではレックスのイタズラも止まりませんよ。

そして、ベックのクンツへのイタズラは職場イジメの域に入ってます。
手編みのベストをちょっとずつほどくって…。
気付かないのか、クンツ?
君はプチ・モンクさんの設定のはずだろっ!



追記
買い物帰りのレックスが、車の中のワンコちゃん(女の子だったのかしら?)に気を取られて、パンの袋を置いたというシーンがありましたよね?
ここ、犬の持ち物をこっそり持ち帰る人の神経がわからんですよ。
ウィーンの人たちは、犬と人を区別することをしないのでしょうか。
犬のひとり歩きに寛容なのではなくて、犬だと思っていないのでは?疑惑が生まれました。

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No Title

  • by Garoto
  • URL
  • 2012/01/29(Sun)12:10
  • Edit
レックスも長距離を泳がされたり爆弾をくわえて走らされたりお疲れ様です。
しかしダイナマイトの導火線って手で引っこ抜いて爆弾処理はおしまい!ってそんな簡単に片付くんでしょうか。
確かにあと数分でどうするんだ?って気になってたんですけど、あんなにあっさり終わるんなら爆弾処理班は不要だ!と思ってしまいました。
ベックのクンツいじめもだんだん過激になってきますね。これも一種のパワハラでは?と訴えられてもおかしくないかも…ってウィーンにはそんな発想はないでしょうね。それ以前の問題が多々ありますから。たとえば洗っても色位置しないファイルを作るとか(違うって!)

Re:No Title

  • by カクテキ
  • 2012/01/30 09:14
レックスへの仕打ち(笑)、ハードでしたよね。
また、レックスがこなしてしまうので益々要求のハードルが上がるかもしれません。
そしてアレックスがにっこりと(笑)。
この2話ではとにかく爆弾の扱いがいい加減です。
サリンをもあんなにお手軽に考えるのですから、爆弾なんておもちゃ程度に見ているかもしれませんよ。
シリアスに作られてしまったらそれはそれで困るのでいいのですけれどもね♪

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