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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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主任警部モース #24「有罪判決」 Absolute Conviction

久しぶりのせいか、モースの赤鬼度が低かったような…?

囚人の自主性が尊重されている刑務所で起きた殺人事件の話。
モースは「高級クラブ」と否定的のようですが、女性所長にはちょっとくいついていたようです。
悪い虫再発?と思いましたが、野心のために違法捜査も辞さない新人部下のせいで自制心が働いたようでした。

事件的には難しかったですが、明らかになった後に人間関係を思うと、その込み入り方になるほどと感心いたします。
冤罪で服役していたベネットが、16年前にモースにかけられた言葉を大切に思っていたり、その言葉をモースは今でも普通に使っているのも何とも言えません。

このエピソードで重要なのは、野心家な大卒の新人チータムの登場です。
彼は鋭い観察眼、複雑な詐欺組織の解説、と優秀さをアピール。
父親が軍人だったことも手伝って、将来のエリートとしてストレンジも歓迎しているようです。
その様子が面白くなさそうなのがルイスなのです。
立場を取られるとまでは思ってないでしょうが、最初は礼儀正しく見えたチータムがストレンジの味方発言を聞いてから急に横柄な感じになったのは、私も面白くありませんでした。
違法な盗聴をなんとも思ってなかったり、モースを逆恨みするような気もしたけれど、横柄なまま、でも手柄はモースのチームとしてだけどモースを飛ばしてストレンジに報告、とちぐはぐな坊ちゃまでした。
こうしてチータムは順調に刑事としてやっていくわけだけれど、ある日突然壊れてしまいイアン・リード(ルーサー)となるわけですね(違っ!)。
Steven Mackintosh さんは若い頃から田口トモロヲさんに似ていたのだな、と再認識しましたよ。
同意してくださる方、いらっしゃるでしょうか?



 

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