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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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コールドケース2−7「写真」

エイズという病気が社会的に広まり始めた時代。正しい認識がされないままに。
ゲイのカップルとして結婚を控えたアーティ。1983年に当時の恋人ジェフが殺された事件が未解決のままのため、心に決着をつけようと再捜査の依頼にくる。
このアーティ、悪警官ドラマとしておなじみ「ザ・シールド」のダッチじゃないですか。再婚できるんだ、よかったね。

エイズに対して及び腰だった時代。救命士さえ遺体発見時、触ることを躊躇っていたらしい。捜査にも躊躇と遠慮、偏見があったのではないだろうか。
再捜査していくと、怪しい人物は二転三転…
恋人アーティの発病で、エイズの治療法を見つけることを生きる目標に掲げたジェフ。財界人の名士に協力を仰ぐ。カミングアウトしようと半ば脅迫する。公表する前にジェフが殺されたため、胸をなでおろした人がほとんどだろう。

ジェフはアーティに治験を受けさせるために病院へも寄付をし力を持っている、絶縁状態にある父親を頼ろうと決意。 ジェフと父親のつなぎ役をしていた兄は急に穏やかでなくなる。父が弟を許して迎えてしまうかもしれないという不安、これもあっただろう。
しかし最大の理由は自身も弟と同じ性癖を隠しているということ。ジェフは気付いていた。それを父との交渉に切り札に使われたら…と発作的にジェフを殺めてしまった。
ジェフ亡き後、お父さんがアーティに治験を受けさせたのはお兄さんのしたことを察していたのかもしれない。隠していた真相も気付いていたのかもしれない。

捜査の過程でアーティの結婚相手がジェフのパーティに参加していた事実がわかった時破談になるかと心配されたが、事件とは直接関係なく、結婚式は無事に行われた。
アーティを祝福するジェフ、それに応えるアーティ。素敵なシーンでした。
また無知な私ですが、フィラデルフィアでは同性婚が可能なのですね?

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無題

  • by Garoto
  • URL
  • 2006/08/15(Tue)20:07
  • Edit
時代が悪かったんだな・・・と辛い話でしたが
美しいエンディングがすべてを吹き飛ばしてくれました。
別人ダッチの結婚式、みんなにも祝福されて本当によかったです。
ジェフもきっと喜んでいますね。

今回は音楽もほとんど知ってて楽しかったですが
使用曲の中身をよくわかってると
だからここで流れるんだって
味わい度も深まる事に気づきました。
ってことはいつも80年代の事件を希望ですか(笑)
TBさせていただきます。

無題

  • by yasishi
  • 2006/08/15(Tue)22:29
  • Edit
Garotoさんへ
今でこそ、治療をきちんとすれば発症のリスクを減らせることが伝わってきましたが、当初は発症=絶望よりも前段階、検査を受けることすら避けられていたようですね。
子供が感染してしまったお父さんもそのルートについてかなりの誤解があったようです。
そう思うとジェフのように立ち上がる人がいなければならないこともわかります。

使用されていた曲は耳に覚えのあるものが多かったです(特にオープニング!)
中身までは…残念ですが。
内容を知っているとさらに深く楽しめたのですね。
80年代の曲ってなんだかパワーがあったなあ、と懐かしくなります。私も80年代の事件を希望したいです。

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