ザ・ソプラノズ−75「苦悩」

家族想いのジョニー・サック。
私、かなり彼のファンだったみたいだ。
みんな否定的だけれど応援するよ、ジョニー！

少しでも資産を残そうとジョニーは有罪であることを認め、取引に応じる。
これがNYからもニュージャージーからも批判を浴びる。
あくまでも裁判で闘うと勝算もない上に今度は容赦なく身ぐるみはがされる。
そんなことになったら自分は塀の中だけれど愛する家族はどうなる？今のジョニーにはそれが全て。
検察の申し出を受けると弁護士と決めた別れ際の
「ジニーはデパートのネクタイ売り場で働いていた。それが出会いだ」
これに人柄を感じてしまった。でもマフィア（笑）
どれだけジニーは愛されてるんだろ。幸せだ。
驚いたこと。
「有罪を認めれば15年」と聞いて「あー、おじいちゃんになっちゃう」と思ったら「あんたはまだ若い、15年たってもまだ67だ」
異人さんの年齢はわかりません。

検査の結果が出たポーリーは沈んでた。初期の前立腺癌。
医者も早くわかってよかったと言っていることだし。
しょぼくれたポーリーなんて面白くないので早く全快して危ないことをしてハラハラさせて欲しい。

ジャニスにジョニーの家をプレゼントしてしまったトニーはちょっと許せない。
そりゃ、資金の足しにはなるだろうけど。
ジャニスとバカラにだよ？
バカラはあまりお利口さんではなかったからアンクル・ジュニアの世話係だったと思って正解かな。
それがジャニスと結婚したもんだから幹部になれない理由が増えたわけだ。
メルフィ先生に子どものころのジャニスの悪行を話すトニー、心底憎々しそうだった。
妹を苛めているのをテープに録音して脅迫、やっぱりジャニスだ。

ヴィトー、前回登場がなくてすっきりしていたのに（苦笑）
作家なんて嘘、ワケあってニュージャージーから逃げてきたと恋人に告白。
でも、だいぶ前に離婚した、とまだ嘘をつく。何の意味があるんだか。
この告白で二人は急接近、一緒に暮らし仕事も紹介してもらい、火事場に一緒に駆けつけたりと新生活のスタート。
それなのにこの男、単調な仕事ができないタイプ。
あんな暮らしやすそうな町なのに恋人をおいて逃げ出す。
向かった先はニュージャージー。
飲酒運転の道中、案の定の追突事故。
相手がちゃんとした人だったから警察を呼ぶことに。
警察は拙いってことで射殺…コイツはどこまでバカなんだ。
捜査ドラマ見てるとあれで逃げおおせるわけないんだけれど。

ニューハンプシャーはいいところなのかな。
ヴィトーの恋人の「飲んでるのか？まだ11時前だぞ！」も町の性格を表しているようで好印象。
あいつがいなくなったなら私が住みたいくらいだ。
しかしこの人、男の趣味悪すぎる。