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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

コールドケース3#4「バット」

ジェフリーズの甥っ子発の再捜査。

更生プログラムで過去を穿り返すのは納得いかん派
でもコールドケースは好き。
犯罪の決着をつけることと、プログラムは別だよね。
矛盾してるかなあ?

黒人リーグのクライドは、人種差別が撤廃されたらメジャーでの活躍が期待されるスター野球選手。
しかしメジャーリーグVS黒人リーグ親善試合後、頭を殴られた死体となって発見される。
手がかりもなく捜査はいつしか打ち切りに。
クライドという伝説の黒人選手に憧れるジェフリーズの甥っ子レナードの「殺されたのがベイブ・ルースでも捜査を打ち切った?」との言葉から、ボスとジェフリーズは再捜査に乗り出す。

1945年、黒人は黒人、白人は白人、そういう時代だった、という事件なんだろうな。
クライドはできることならメジャーで活躍してみたい、でも雇い主はクライドの秘密をネタに移籍を許さない。
秘密とはクライドの交際相手が白人女性ということ。
彼女のことも考え、メジャー行きをあきらめるべきなのかな、というところにクライドを慕う白人の用具係が彼女に「クライドのためにならない」と別れを強要。
これで障害がなくなったと用具係は手柄とばかりにクライドに報告。
しかし逆にクライドに責められることになる。
交際している白人と黒人が別れればいいという問題ではない。
彼女は黒人なのに白人として生活していた、ということにある。
そんなこと知らない用具係は、クライドの夢がいつしか自分の夢となり、どうしてもメジャーに行ってもらわないと治まらなくなっていた。
戦友だったのに心が決裂し、背を向けたクライドに用具係はバットを振り下ろす…。

目を輝かせてクライドの活躍をレナードに話して聞かせる用具係から殺意は感じられない。
後悔はあったのだろうが、頭の中でメジャーで活躍するクライドをいつも描いていたのかもしれない。
「このバットでクライドが何をしたのかを思い出して」
こんなことが言えるのに。あの一瞬さえなかったら…。
およそ60年前ってことはもう80歳くらい、殺人は殺人だけれど、なんとも。

そんな時代でも、メジャーのピッチャーは実力を認められる人だった。
クライドを褒め称え、息子の非礼を詫びて握手できる人。
これと並んでレナードの前では用具係の逮捕を気取られないよう気遣うジェフリーズ、ここもいいシーンだったな。

まだ4話だけれど、あまりリリーが活躍していないような…?
昨シーズンラストで燃え尽き症候群か?

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無題

  • by Garoto
  • URL
  • 2007/07/30(Mon)12:12
  • Edit
60年前に時代が生んだ悲劇を、今になって再調査できたのがすごかった。
かなり生存者が現れたし、みんな事件のことをそれなりに記憶していたし。
用具係は本当に野球を愛していて、クライドの活躍に期待していたんだろうな。
でもそのときは殺人を隠してしまった。仕方なかったことなのでしょうか?
60年後に罪を償えといわれても・・もう償ってきたとも思えるし、複雑な思いで観てしまいました。

無題

  • by Anne
  • URL
  • 2007/07/30(Mon)12:22
  • Edit
クラムスの後悔、どのくらい深かったことでしょうね。
彼にとってクライドが親友だったのは本当で、
ちょっとしたというには大きすぎるかもしれないけれど、
ボタンの掛け違えだったのだろうなと思います。
レナードへとかけた最後の言葉を思うに、
彼はけして悪い人ではなかったと思います。
そしてリリー、本当に地味ですよね〜。
もうちょっと活躍してほしいな。TBしました。

無題

  • by rosedale
  • 2007/07/31(Tue)12:39
  • Edit
ピッチャーさん、あの息子を見た後ではどんなひどい親だろ?と心配しましたが、まともな人でビックリしました(^^;。

根っからの悪人も困るけど、クラムスみたいな人の方が怖い気がします。夢が大きい人ほど壊れた時の衝撃が大きいのね、と。物凄く愛してる嫁さんが浮気したりしたらやっぱり衝動的に殴っちゃいそう、とか思ってみたり(--;)。60年前の犯罪を老人クラムスに償わせるのもまた微妙ですが・・

無題

  • by yasishi
  • 2007/08/01(Wed)11:23
  • Edit
◇Garotoさんへ
もう犯行現場もなくなっている事件の再捜査、できるものなんだ、と素直に驚きました。
関係者もメジャーのピッチャー以外みなさんご生存でした。
どんな気持ちでクラムスがこの60年を過ごしてきたのかと思うと複雑ですよね。
償ってきたようでいて、事件を隠していたことには変わりないし。


◇Anneさんへ
クラムスは悪い人ではなかったでしょうが、悪い人でないから一瞬の過ちは許されるわけでもなく、でも60年、今逮捕されこれから何を償うというのでしょう。
複雑ですが罪は罪だし。
リリー、大丈夫なのでしょうか?
ボスが何か考えていてくれると信じたいです。


◇rosedaleさんへ
60年経ってからの逮捕、というやりきれない事件でしたが、メジャーのピッチャーの大人ぐあいが救いでしたでしょうか。
バカ息子はベンチで悪い大人の影響受けちゃったのでしょうね。
もともと悪い人じゃないから…の恐さそのものの事件かな。
いつもはいい人だけれど、そういう時に爆発するというのは、いい人なんじゃなくて溜め込んでるだけなんじゃないのかな?と思えてきます。

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Cold Case「バット」

  • URL
  • 2007/07/30(Mon)
1945年という時代が生んだ悲劇でしょうか。 今や日本人も大活躍なメジャーリーグですが 当時は当然白人社会でした。 そんな中で実力を発揮し始めた黒人選手クライド・テイラーは メジャーリーグ行きも夢ではなかったのに 

コールドケース3 第4話 バット

  • URL
  • 2007/07/30(Mon)
Cold Case 3 #4 Colors 1945年。野球の黒人リーグ対メジャー・リーグのオールスターゲームが行われていた。 ゲームのあと、黒人リーグの伝説的選手クライド・テイラー(アーレン・エスカーペタ)が 頭を殴られて殺された。ジェフリーズの甥のレナード(キャメロン・ウィンストン・ルーカス)は テイラーの大ファンで、なぜテイラーを殺害した犯人は捕まっていないのかとおじさんに訊く。 ベーブ・ルースが殺されたなら、今頃犯人は捕まっているのではないかという疑問を受け、 ジェフリーズたちは、テイラーの事件の再捜査に着手する…。 遺族が事件を持ち寄らない、初めてのケースだったんじゃないだろうか? そのせいか、 エンディングもいつもとちょっと違っていた。自分の無念を晴らすのに一役買ってくれた レナード少年に、大スターのテイラーが力を添えたかのような映像になっていて、 それを微笑んで見つめるジェフリーズおじさんの目がやさしい、素敵なエンディングだった。 しかし相変わらずドラマの内容については、ツボを押さえた切ないつくりになっている。 今回の悲しさはやはり、一瞬の逆上が運命をふたつに分けてしまったところではないだろうか。 クラムス(エリック・ラディン/トマス・コパシェ)がテイラーに対して抱いていた友情は、 紛れもなく本物で、だからこそよかれと思ってレッグス(クリスティーナ・ヘンドリクス/ エリノア・ドナヒュー)を遠ざけたのだろうが、それが却って仇になってしまった。 クラムスがテイラーに懸けた夢というのは、確かに自分本位のものと言えなくもないけれど、 テイラーにはそれが叶うだけの、誰にも負けない実力と才能があったのだから。 クラムスが野球を、そしてテイラーを愛していたことは本当だと思う。レナードに語るときの、 あの情熱のこもった瞳がそれを語っている。それだけにこれまでの日々が彼にとって、 どれだけつらかっただろうかと思うと、とてもじゃないが責める気持ちにはなれなかった。 クラムスがレナードに、テイラーの伝説のバットについて話したときの台詞が、 あまりに切なくて、ジェフリーズの中の人じゃないけど、またもやぐっときてしまった。 レナードくんを応援するジェフリーズとスティルマンのおっさん二人のコンビがかわいい。 レナードくんがきたあとでのスリー・ショットも、かなりわたしの心をくすぐったエピだった。 ただちょっと不満だったのは、相変わらずリリーが地味だってことだろうか。いまひとつ 事件にのめりこめずにいるみたいだ。そろそろリリーが活躍するエピが見たいところだが。 ところで今回の事件は1945年8月12日。終戦記念日のわずか3日前のことだ。 日本では原爆投下のすぐあとで、空襲などもあり、本当に大変だったときだと思うのだが、 アメリカでは野球のオールスターゲームが開かれていたなんて、この国力の差。 日本が戦争に勝てなかったのも仕方ないかなと思ってしまいます。

Cold Case S3-#4 Colors

  • URL
  • 2007/07/31(Tue)
コールドケースチームは基本的に暇なんだろな。甥(孫だったっけ?)の野球の試合を観戦するジェフリーズとスティルマン。いい感じ。憧れの野球選手を殺した犯人がわからないまま放置されていることを子供から軽く突っ込まれたオヤジ二人が再捜査を始める。そんなキッカケかよ、と(笑)。 1945年、黒人対メジャーの試合の後、死体で発見された野球選手クライド。ユニフォームのまま死んでいたのは「黒人選手はシャワーを使わせてもらえなかったからだろう」っていうのが時代を物語る。将来有望なクライドを応援していた友人クラムス。登場した瞬間「コイツがクサい」と思ってしまったせいか、クライドについて語るのも嘘くさく...

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