エバーウッド＃23「最高の思い出」

やはり心が揺れていないはずはなかった。
コリンは手術を受けることを決意。
必ず戻ってくると信じながらも、みんなが何かしらの想いを抱いています。

手術を受けることにしたコリンは、前日にエイミーとブライトと三人で楽しい一日を過ごすことにする。
そのイベント性にエイミーは永遠の別れを前提としていると感じ腹を立てる。
コリンはただ楽しく過ごしたかったと言うが。

再度執刀医となるブラウン先生は恩師を訪ねる。
難しい手術の前には必ず相談していたという。
脳外科界を離れる時に教え込んだ時間を無駄にされたと感じた恩師は冷たい態度をとるが、今ブラウン先生が抱えている手術を聞きドクターとして話に応じる。
ブラウン先生が何もかもを捨てたわけではないことも伝わったのでしょう。
手術をシュミレーションし、感謝を述べるブラウン先生。
それでも成功率は低いと推測される。
もしも失敗した時の想いを心配し、手術しない道もあることを話すがブラウン先生のコリンに応えたい気持ちは変わらない。

そして、手術を迎える…術後、コリンの両親、アボット家、エフラムの待つ部屋へ足を運んだブラウン先生の表情は…

ここでお終い。

コリンは手術をしたくなかったのではない。
また記憶が途切れてしまうことに不安を感じている。
でもこのままだと命を落とす可能性が高い。
どんな想いでの決断だったろうか。
あんなに荒れていたのは血栓のせいとしか思えない今の落ち着き具合。
家族へはもちろん、距離をおいてみて始めてわかったブライトとエイミーへの愛情。
二人に報いたい心も後押ししたのかも。
ホットケーキ屋さんでのブライトとコリンの会話はほろっときました。

恩師を訪ねたお父さんに自分の知らないブラウン先生を見たエフラムはNYに戻るようすすめる。
自分も戻りたいのは事実、でもそれ以上にお父さんはたくさんの人に待たれている。
偉大さを知った瞬間だったのかも。
しかし、ブラウン先生はエバーウッドに来たのはジュリアとの約束、生前何も約束を守れなかったからこれだけは守りたいとようやく告白。
一年前に教えてもらえればエフラムも過ごし方が違っていたかもしれない。
いつも同じ輪の中で反発と仲直りの繰り返しだったブラウン親子もこの言葉でその輪から脱出できたのだといいけれど。

ブラウン先生が今までやってきた難しい手術での患者との関係は、手術の対象者でしかなかった。
生活背景だとかそんなものは関係ない。
しかし、今回は患者の生活に関わりすぎている。
成功すれば「神様」だろうけれどその分望んだ結果が得られなかった場合の反動も大きいと思う。
それでもコリンに応えようとするブラウン先生。
もしもの時、延命処置はしないで欲しいというコリンの心に応えてあげなくてはという一心なのでしょう。

SFUはS5放送の予定があります、と最後にお知らせが出たけれどエバーウッドはありませんよ。
今、この時期に放送してるってことはS2以降の確約があるからだと思ってたんですけど。
終わりのお知らせに一抹の不安を感じるなあ。