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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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コールドケース3#16「17歳」

くどいと思われますでしょうが、それでも書かずにおれません。
ダンバースは本当は悪い人じゃないんです!(笑)

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リリーが帰ろうとしているとある事件の情報を持っている、と男がやってきた。
「26年前、スティーブ・ジャブロンスキーが生き埋めにされた事件、私がしました」と告白。
持参したシャベルには新しい土がついていたため問い質すと今夜またひとり埋めてきたらしい。

このシャベル男が「ホミサイド」のダンバース、Zeljko Ivanek。
ええ、デブリン知事ではございません。
ゆっくりとだが進行するのみの難病を宣告されたのが26年前、そして病気の最終段階を意味する手の震えがあらわれたのが今。
そう、彼は病気のショックで一時的に心身を喪失していたのです。
その証拠にこの間、彼は人を埋めてません。
生きること、死を迎えることについて焦燥感に襲われたのかもしれません。
死を宣告されたことでそれまでの人生を振り返り、脳裏に甦った美しい想い出を伝えたかったのかもしれません。
最後、リリーに語った30メートルの橋からダイブした時の爽快感、これをみんなも思い出して欲しいと思ったのです。
…もうこれ以上弁護できません(泣)。

重い病気を背負ったからといってそれが人を殺してもいいという動機にはならない。
まして、日々の恨みを抱えている相手ではなく通りすがりの人。
わけわからん話を聞かされ、遺書を書かされ、窒息死を待たされるという総白髪になりそうな恐怖を与えていい理由なんてこの世に存在しない。
彼にとっては命乞いも何の意味ももたない。
両親に、助かるためにスティーブが何をしようとしたかまで話せるんだもの。
全然貶める気なんかなくて、ただ最期の時を話してあげたつもりなんだろうな。
あ、また弁護してる…(苦笑)。

この夜に埋められた少年は助かることができた。
恐怖は拭い去れないだろうけれど、孤独であった彼に手をつなぐ相手が見つかったということに涙でした。

1957年生まれなのに、おじいちゃんに見えちゃうZeljkoさんにも涙…。
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無題

  • by Anne
  • URL
  • 2007/10/22(Mon)12:21
  • Edit
yasishiさん、こんにちは。
この犯人だった人(スペルが複雑すぎて読めない)、
yasishiさんのお気に入りの俳優さんなんですね。
わたしは知らない人なので、ひどい人だなーと
素直に思ってみてたのですが…。でもどうしても擁護したい、
その気持ちよくわかります! 今度この人が出てきたときは、
要チェックで見てみたいと思います。
(エピについて何も書いてない。すみません)
TBさせていただきます。

無題

  • by びち
  • URL
  • 2007/10/22(Mon)12:34
  • Edit
yasishiさん、デブリン知事じゃなかったんですね・・・ダンバースだったんだ。
ダンバースを知っていたら、もう少し許せたかな。
今回だけは勘弁ならない!って怒りをぶちまけてみました。ごめんなさいね。彼の演技力は尊敬の域なんですが、今回はひどすぎた。
これからは、手が震えるたびに、一人で恐怖に耐えなくちゃいけないんでしょうね。それで十分に償ったと思うしかないか・・・どうもあんな晴れやかな息子を送り出した両親の思いが心にささっています。苦しくてかきむしった天井も。
今回は、ファンの人も、そうでない人も辛すぎる事件だったんですね。
悪口ばっかりだけど、TBさせていただきます。(ごめんなさいね)

無題

  • by rosedale
  • 2007/10/23(Tue)13:05
  • Edit
わーい、ysishiさんならダンバースの味方してくれると思ってました(笑)。ゼルコさんはもともと目の周りが黒くて、悪人や意地悪な人を演じると非常に説得力ある人ですが、ダンバースと思うと憎めない。彼にもいろいろあったしね・・。The Wireでは裁判所のどこかにダンバースがいるんじゃないかとつい探したくなっちゃうけど、代わりに判事になったガーティが出てきます。ちなみにデブリン知事を殺そうとした元看守ヒューズはThe Wireの刑事なんですよ。その上司はヒューズが殺したモーベイ、更に上の上司はモラレスが殺したガルソンです。全然CCと関係ない話になっちゃいました・・・

無題

  • by yasishi
  • 2007/10/24(Wed)10:11
  • Edit
◇Anneさんへ
>スペルが複雑すぎて読めない
私も何とお呼びしていいのかわかりません(笑)。
ダンバースという役柄が好きでしたので、ダンバースでいいのです!
この事件の犯人としては救いようのない壊れた男です。
彼が犯人役でなければ擁護なんて絶対しないと思います。
これからも嫌な役で出会うことが多いと思われますが、本当はいい人なので多少手心を加えていただけるとありがたいです(笑)。


◇びちさんへ
あの犯人は悪口しかかける言葉は思いつきませんよ〜。
私も彼が犯人でなければ悪口オンパレードです。
擁護したい気持ちなんてこれっぽちもないですよ。
ただ、演じた俳優のせいでこんなに揺れる私のおバカ加減が…(笑)。
>手が震えるたびに、一人で恐怖に耐えなくちゃいけない
恐怖心があるといいのですが。
心が壊れちゃってる気がします。


◇rosedaleさんへ
>全然CCと関係ない話になっちゃいました
そうなって当然と思えるほど、恐ろしく辛い事件でしたもの。
助かった少年と友だちの寄り添うところが唯一のほっとできるシーンだったかも。
私が味方しなければ誰もしないですよね(苦笑)。
The Wire情報ありがとうございます。
益々見たくなります。
ヒューズが刑事ならダンバースが出ててもおかしくないですね。
もちろん役名はダンバースです。
ホミサイドの時は過去の失敗から判事の道を閉ざされましたが、判事役がいいです。
…誰か脳内ドラマを止めて下さい!

無題

  • by Garoto
  • 2007/10/24(Wed)18:58
  • Edit
そうか・・・デブリン知事ではなくダンバースと思って観ればさらに奥深さが味わえたんですね。
でもついこの間、彼がアメリカ版Touching Evilのパイロットでオリジナルにかなり忠実に、子供たちを誘拐、監禁する科学者役を演じていたので・・・これまたベテランの味わいを見せてくれた素晴らしい演技だったんですがやっぱり悪い人だったもので・・・

いずれにせよドラマの世界で大活躍。素晴らしい俳優さんである事は確かです。

無題

  • by yasishi
  • 2007/10/25(Thu)10:13
  • Edit
◇Garotoさんへ
私にはデブリン知事もダンバースですから(笑)。
あの顔はどうみても役人か悪人ですからね。
小柄で役人の威圧感が足りないせいなのか、悪人の方がしっくりきます。
冷徹なものから、バランス崩してしまった人まで演じる悪の幅も広いですよね。
今度からは彼がどんな悪役でも、もう少し冷静に見られるようがんばります(笑)。

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