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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「コールドケース」の記事一覧

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コールドケース2−9「ハンター」

鳥獣保護区で見つかった首なし死体。医療用のブレスレットから身元が判明する。死体の家族に事情を聴きに行っていると、死体発見の近辺からさらに首なし死体が見つかったとの連絡が入る。合計9体。
人種も年齢も共通点なし。唯一の共通点は狩猟シーズンの11月に行方がわからなくなっていること。

恐い話だった。予告からして恐かった。
資料室の男の吹替えが「ERのジェリーだ」と思ってみていたら、軌跡の生き残りの女性の回想シーンの警官の声も同じ。端役には声優さんを使いまわすことがよくあるので「こんな重要シーンに?」と気にはなりながらもそのままでいたら!
首なし死体の被害者はみんな生前何かの事件で被害届を出していた。外部に漏らされない極秘な情報を犯行に利用していた。ということは内部事情、それも調書に身近であるものの犯行の可能性が…それは彼ではないですか。声が同じだった人!こんな推理の仕方、嫌だな(笑)

事件の調書だけではなく、ありとあらゆる書類に詳しい。ヴェラの失態くらいはみんな知ってるだろうけれど、ジェフリーズの奥さんの最期、ボスの家族の不和、スコッティに至っては身内ではない彼女の話、そんなことにまで通じている。
そしてリリーの過去。カイトのことはどうだっていいが。ヤツは握っているがこちらには知らされないかなりの出来事があったようだ。
「夢に見ないか?」幼い頃貧しかったことに関係ありそうな…?

状況は全て資料室のヤツを指し示しているのに、証拠が何もない。家中何の痕跡もない。あの家、気持ち悪かった。何故全て3つずつなのか。
生意気な女に制裁を加えたいタイプの犯罪者かと思ったがちょっと違う。向かってくる女を狩りの対象にしたいわけだ。人間を対象にすること自体もう変だ。

リリーはヤツを自白に追い込めなかったことで落ち込む。そして突き放したはずの妹を迎えた家でカウチの隣にもぐりこむ。
お姉ちゃんは非情にはなりきれないね。ヤツに家庭のこと刺激されちゃったかな。

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コールドケース2−8「リスト」

「父親は酒に溺れ家族を捨てた」と母親に聞かされてきたハワード、初老。 自殺未遂を繰り返しているらしく、彼の治療のために医者が家族の病歴を調べると、父親は実際は殺害され未解決事件であることがわかる。
ハワード自身がリリー等のもとを訪れ、事件の解明を願う。
この時の「どこへも行かないでね」というリリーの言葉にほろほろ…。

1953年。父エリオットは当時にしてはすすんだ考えの持ち主。黒人差別に立ち向かう活動家。これが睨まれ、共産主義者のレッテルを貼られる。仕事も追われ、証言する前日に殺されている。
組織内部からありがたくない証言をするつもりなのを突き止められ消されたのかと思いきや、根本は色恋沙汰。エリオットにはそんなつもりはないけれど、犯人の動機として、ね。
もう全然関係ないけれど、あの犯人のおじいさん、最初に会いに行った時のコーヒーの飲み方で「ああ、こいつなんだな」とわかっちゃいましたよ。説明できないけれど。

解決したことで疎遠になっていたハワードと家族がつながりを見出せたことにつきる。
お母さんも、お兄さんもまず「不名誉なこと」というのが頭にあってどうにもコントロールできなかったのね。実害があったからなおさら。
もう50年も経ってしまったけれど、再生を感じさせるエンディング。離れて見守るエリオットの表情が秀逸。

で、リリーの妹登場。NYの男から逃げてきた様子。アルバイトも探しているのでこちらに住み着くつもりらしい。
ここの家庭も7年前に何があったのか?あんまりメインに出さないでね。ちょっぴりにしておいてね。
S1でリリーが「お母さんの薬をもらいにいく」理由で「妹がいなくなちゃって」とかありませんでしたっけ?別の妹か?

ちょっと心の旅に出ていたので(苦笑)なんだかチグハグです。

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コールドケース2−7「写真」

エイズという病気が社会的に広まり始めた時代。正しい認識がされないままに。
ゲイのカップルとして結婚を控えたアーティ。1983年に当時の恋人ジェフが殺された事件が未解決のままのため、心に決着をつけようと再捜査の依頼にくる。
このアーティ、悪警官ドラマとしておなじみ「ザ・シールド」のダッチじゃないですか。再婚できるんだ、よかったね。

エイズに対して及び腰だった時代。救命士さえ遺体発見時、触ることを躊躇っていたらしい。捜査にも躊躇と遠慮、偏見があったのではないだろうか。
再捜査していくと、怪しい人物は二転三転…
恋人アーティの発病で、エイズの治療法を見つけることを生きる目標に掲げたジェフ。財界人の名士に協力を仰ぐ。カミングアウトしようと半ば脅迫する。公表する前にジェフが殺されたため、胸をなでおろした人がほとんどだろう。

ジェフはアーティに治験を受けさせるために病院へも寄付をし力を持っている、絶縁状態にある父親を頼ろうと決意。 ジェフと父親のつなぎ役をしていた兄は急に穏やかでなくなる。父が弟を許して迎えてしまうかもしれないという不安、これもあっただろう。
しかし最大の理由は自身も弟と同じ性癖を隠しているということ。ジェフは気付いていた。それを父との交渉に切り札に使われたら…と発作的にジェフを殺めてしまった。
ジェフ亡き後、お父さんがアーティに治験を受けさせたのはお兄さんのしたことを察していたのかもしれない。隠していた真相も気付いていたのかもしれない。

捜査の過程でアーティの結婚相手がジェフのパーティに参加していた事実がわかった時破談になるかと心配されたが、事件とは直接関係なく、結婚式は無事に行われた。
アーティを祝福するジェフ、それに応えるアーティ。素敵なシーンでした。
また無知な私ですが、フィラデルフィアでは同性婚が可能なのですね?

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コールドケース2−6「デビルズプール」

森の中で女性の遺体が発見される。何故リリー達が呼ばれたかというと1990年の同じ日、同じ場所での事件と酷似していたから。両方被害者の身体にはマジックで×印がつけられていた。
現在の事件は容疑者がすぐに見つかり、自供もしている。この事件と過去の事件のつながりは…?

この現在の事件の容疑者ニールは統合失調症。そしてまたもやアンドリュー・シリンガー。どうして見かけると続いちゃうのか不思議。この前のERでは弁護士みたいで笑っちゃったが、今回ははまり役。でも犯罪者というより被害者でしたね。
1990年の被害者はリタ。金持ちグループからいじめられていたが、くじけない子だった。悲劇は金持ちの子ブランディの家のお泊り会に誘われ応じてしまったこと。ニールはブランディのお兄さん。
そこで見た親のお仕置きの酷さときたら。自分達では手を下さず、兄に妹の頭を水を張った浴槽に押さえつけさせる。ニールを病気にしたのはこの両親だ。ブレンダは攻撃的な性格が支えになったのか崩れなかったが、ニールは優しい子だったために壊れちゃったんじゃないのかな。実際にはブランディもモルヒネ中毒。壊れないはずない。
浴槽お仕置きの後、あの母親は娘じゃなく床に飛び散った水を拭いてたぞ。子供を叱るには両親どちらかが受け止めてあげる余地を残しておかなきゃ。あれは「叱る」じゃない。最低だな。

この前のWATでのイジメ絡みの事件を思い出す。同じ年頃の出来事みたいだし。女の子が絡むと陰湿。アル中で退学になった子の「これからは男の子と付き合おうと思った」はそれを言い表してるな。
リタのせいでお嬢様から見放されたと思ったグループの子が、慰めるリタを疎ましくなってつい突き飛ばしてしまった、という真相。
このことを隠し続けてドクターになっている気が知れない。
ドクターになりはしたものの、ブランディに真相を感づかれている。それをネタに薬を処方させられている。こんな形でもお嬢様グループとのつながりが。もう中学生の時のものとは意味が違うけれど。

ニールはリタが好きだったから、未解決であることに耐えられなく毎年発見された場所に来てしまう。それがたまたま薬のせいかリタを見つけたと思ってしまったのね。
逮捕ではなく医療施設行き。そこにはエリッサも入院しているようだ。話を聞きに行く時は拒んだものの、解決の報告に行った際にはエリッサに会いに行ったんだよね。
ニールにブランディは会わせたものの、続いて入ろうとした両親を締め出したスコッティ。いい仕事したよ!
彼女はお利口さんじゃないけれど、ニールには両親よりも必要だったものね。

しかし、1990年ならこの捜査は怠慢だったのでは?金持ちの多い地域だから遠慮しちゃったのか。

今日の収穫
ヴェラ、ハーディー・ボーイズ世代。お姉さんの方か。

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コールドケース2−5「ブレスレット」

カンボジア人少女カーラ・ディエットが、殺された母親のものらしいブレスレットをインターネット・オークションで見つける。カーラの両親は13年前に何者かに自宅で射殺されていた。ブレスレットの出所を探れば両親殺害事件の手がかりが見つかるかも、とリリーのもとにやってきた。
付き添ってきた黒人男性ブッカーは、その事件の通報者。それ以降、自称カーラの親がわり。しかし、彼には麻薬中毒で刑務所に入っていた過去が。リリーは彼が何かを隠していると詰め寄るが…

カンボジアからだと難民として扱われなかったのかな。カーラの両親の持っていた不法なビザって本物だけれど、持ち主から奪ったってことでしょ。本物のディエット夫妻は強制送還後殺されていると。実際に横取りしてきたのは、移民局の馬鹿だけど。
ブレスレットが盗まれたことと殺人は別事件。
ブレスレットはカーラが学校で不用意な発言をしてしまったため。
殺人事件の方はお父さんの働く建築現場の雇い主。
お父さんは不正を許せないタイプで仲間に呼びかけ不当なピンはねを糾弾しようとしていたというから、てっきりその線での見せしめ殺人だと思った。
でも真相はエロ親父欲。旦那を雇ってやってるのに自分の言う事を聞かないスーナリへの欲情を抑えられなかっただけ。
銃口を向けていたお父さんの思いがけない抵抗に発砲し慌てる様は、馬鹿丸出し。
靴をなめさせるという特異な性癖を知ることとなったブッカーが、スーナリーの口元についていた泥の記憶から真相を知る。

エロ馬鹿親父の事件はこれで解決。
で、ブッカーがカーラを大切にしてきた理由。スーナリの娘だから。二人はひかれあってたのね。
王族の血が流れながらも真逆の生活を強いられ心を無くしていったスーナリと、戦争で心を無くしたも同然の二人。
事件以降は売るのも買うのも薬とは縁を切ってカーラを見守ってきたわけだけれど、カーラのお父さんの立場は…

取調室でのリリーとの心理分析合戦はリリーの負け。ブッカーの分析でまたリリーの辛い過去が。エンディングで見る写真にはリリーを抱く父の後姿。

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