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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「コールドケース」の記事一覧

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コールドケース2−19「チェス」

42年前、黒人青年の他殺体の発見者となった12歳のジェフリーズ。発見現場を再び訪れたことで事件の再捜査へ。
殺されたのはジーク16歳。航空機のエンジニアの父が工場に招かれたため家族で引っ越してきたばかり。南部より進んでいるはずの北部フィラデルフィアでも人種偏見は日常的なことだった。それに立ち向かったジーク。

「42年前に来て欲しかった」再捜査を始めたジェフリーズにジークのお父さんは言う。しかし42年前では調べたところで解決はされなかっただろう。それどころか新たな犠牲者が出たかもしれない。
ジークにチェス仲間として友情を感じている白人の奥様もいた。でもそれぞれがそれぞれの人種との交際を快く思ってはいない、そんな時代。
GFが雇い主の銀行家に暴行された事件絡みで留置されたジークを釈放してくれたのはチェス仲間であるその奥様。しかしかけられた言葉は「街を出て行きなさい」。GFもジークもショックを受けた言葉。でもこれは身の危険から救うため悪者になったに過ぎなかった。
それなのに、娘と引き裂かれる恐れからジークの居所を口にしてしまう。結果…
銀行家の夫、弟、その仲間がジークをリンチ。殺す気はなかったものの、暴力には屈しないジークの態度にブチキレた弟達が吊るし首にする。
銀行家の夫、娘の見てる前でさせるなよ!しかも自分は早々に退散。
ジークの遺体発見現場に毎年花が添えられていたのに今年はない、というのは銀行家が死亡したからでしょうね。そこまで罪の意識を抱えるならどうして吊るし首を止められなかったのか。幸せな銀行家として亡くなったその時までよくぞ精神が持ちこたえられたものだ。目撃した娘も然り。

前回エリッサの死に向き合う覚悟ができたと思われたスコッティだけれど、どうも違う様子。酒の匂いをさせて職場に来る、証人が見つかった連絡を忘れる、と仕事に集中できていない様子。カウンセリングを進めたのに断られ、更にこんな態度をとられたんじゃボスも怒るよ。ヴェラの忠告もしつこいって怒るし、どうするんだよスコッティ!あの反抗的な表情には頬っぺたに渦巻きを書いてやりたくなったな(笑)やっぱりお前はそういうヤツか!って。

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コールドケース2−18「闘犬」

10年前姉スローンが勤め先のバーの駐車場で死亡。事故として処理されるが最近死の直前にトラブルを目撃したとの情報を聞かされたために、ヴェラの高校時代の恋人が殺人課を訪れる。

目撃されていたトラブルも、張り込んでいた警察の目当ての事件とも直接的には関係なかったけれど、これを事故死にした警察ダメでしょ。雇っていた情報屋が死んだんだよ。「シールド」のヴィックを見習え。
スローンはスケートの夢は絶たれたものの、優しい旦那と子供にも恵まれていたのにどうしてあそこまで壊れちゃったのか。別れはしたものの旦那さんはスローンを見捨てていたわけではないし。酒がいけないのに酒場に勤めるあたり弱すぎたのか。酒場に勤めるのも警察の支持だとしたら酷だけど。

真犯人を突き止め、白状させるためにバーへ呼び出し、気のある素振りを見せられたリリーが一芝居。でも「8年前から一滴も飲んでない」は意味深かも。
殴られ倒れたスローンに寄り添ってた犬は何処へ?と首を傾げるが、エンディングでバーの店主が老犬を散歩させる姿が。賭けに負け殴ったのは非難される行為だが、あの後もずっと面倒見ていたのかと思うと店主の見方が変わってくるから不思議。

ヴェラと昔の恋人ミーガン。お互いに夫婦仲がよろしくない。また会いたいミーガンに「会わないほうがいい」とヴェラ。カッコイイぞ。冒頭でケーキに目くじらを立てていたのは忘れてやろう。

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コールドケース2−17「保険金」

有名外科医が友人を手術中に死なせてしまう。友人の奥さんに訴訟を起こされ、医師免許を剥奪され生活はどん底に。そんな状態で外科医の奥さんが射殺され死亡。警察は外科医を生活苦からの保険金目当ての殺人として逮捕。「銃声の後、金髪と黒髪が逃げていくのを見た」との外科医の言葉も受け入れられず刑務所に。無実を訴え続ける。
23年後、ある女が死亡した部屋から外科医の指輪が発見されたことから再捜査。

金髪が逃げたって証言や殺された奥さんに親身になってあげていたのが美容師ってとこからなんとなくその周辺だろうとは想像できる。
自分を頼ってきてくれたことで一気に「私が○○してやらないと!」って鬱陶しい責任感持ったんだろうな。ここにも女ジャックだよ。そう思えば彼女の行動に全部張り付いてたな。クスリ作ってる時もバーで男を誘ってる時も。絵画等の盗難保険の詐欺を計画していたがそれにも割り込む美容師。中止したはずなのに。殺された奥さんも「話し合って家を売ることにしたのでもういいわ。親身になってくれてありがとう」くらい言えればよかったのに。それが「そんな悪いことなんてしない!帰って!」なんて言われたから「あんたのために悪事に手を出したのに、何よその言い草は!キィーッ!」ってなるんだよね。

またまたスコッティのクリスとの交際に釘を刺すヴェラ。しかし大きな傘だった(笑)スコッティ本気になってるみたいだ。それはそれとしてもボスのカウンセリングのすすめは受けておいた方が良さそうだよ。
そういえばリリーとスコッティ、捜査の時一緒でない。まわりが気を遣ってるのか。

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コールドケース2−16「お星様」

ボスが神父のお兄さんから強盗で射殺された男が、誘拐事件に関与したことを懺悔していたと聞かされる。
それは1998年、スーパーの試着室で姿を消し、数ヵ月後水死体で発見されたカイル少年の事件。
懺悔した男の兄を追及すると、首謀者がカイルの両親の財産について詳しかったことが判明。
たまたま持っていた有価証券のことを話したのは奥さんの妹夫婦。
この義弟がクスリ好きで…

これで解決、というわけにはいかず話はどんどん救われない方向へ。
クスリの金欲しさに子供を誘拐し、身内だから無事に返すつもりでいたがFBIが乗り出したことにびびって頓挫。
この義弟、失敗したけど金は欲しい。そこで児童ポルノサイトを運営している男と接触し、カイルと金を交換する。
カイルの売られた先は立派な身分の男の元。校長先生っていってたぞ。スポルディングか?カイルがここで何をされていたかは知らない。
でも許せないのは誘拐された時点から、25$のシャツを欲しがったから両親に捨てられたと思い込まされていたこと。
ストックホルム症候群じゃなくて洗脳だよ。
つねに「僕がお金のかかる子だから…」と目を潤ませているカイルの心を思うと…
反省して迎えに行ったおじさんも手ぶらじゃ取り返せないでしょ。
当初の犯行計画と一緒で役立たず。
取り返すどころか逆にお土産もらってすごすごと引き下がる始末。
この無防備なお迎えがカイルの死に結びついているのもなんとも皮肉。
「この子と二人で海外へ」という言葉に燻っていた嫉妬に火がついたお兄ちゃん。
これで完全に捨てられる、カイルをどこかにやらなければという焦燥感から泳いでいけば帰れるよ、とそそのかす。
お兄ちゃんは殺そうとしたのではなく、追い出したかっただけ。
でも13歳なんだから、どうなるかわかりそうなもの。
カイルの最期の言葉「僕、泳げるよね」が切なすぎる。

カイルの死体が見つかった数ヵ月後、人買いオヤジは何者かに射殺されていた。
カイルの両親に人買いオヤジの奥さんが情報を与えていたから。
死の真相は別物だったけれどコイツがカイルを買ったってことは事実。
それでもお父さんは逮捕されてしまう。
私はこのお父さんを有罪には出来ない。裁判員には不適格だ(笑)

ボスのお兄さんからもう一つ情報。
洗礼式の打ち合わせに来たボスの娘の様子がおかしかったと。
会ってみると18年前の事件の加害者を見かけてしまいナーバスになっているようだ。
察するにデートレイプか。
若すぎて告発に踏み切れなかったことを後悔しているという娘のために、
温厚なボスからは想像できない脅しの言葉でこの町から出て行け、と詰め寄る。
警察官として悪人を捕えたいボスと、若い娘が傷物にされたことを隠したい母娘、ボスの家族との確執ってこの事件絡みなのかも。

例によって救いのない事件だったけれどドラマ性を楽しめたのは最近続いていたアレがなかったからかな。
今回のボスのことみたいにチラつかせて想像させるってのがCCの魅力なんだけどな。

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コールドケース2−15「ミスター・ウィルソン」

1993年、知的障害の少年コリンが列車にはねられ死亡。事故と思われていたが命日にコリンの墓に置かれるイラストが事件の可能性を匂わせることから再捜査へ。

ダメだよ、こういう話は。話の出来不出来に関係なく涙…
精神薄弱児と接する機会が多かっただけに深読みしすぎて…
お母さんもネイサンも、残されるコリンのことが心配でたまらない。
ネイサンの「コリンとお母さんが重荷だった」というのは嘘。
自分がコリンをひきとれるほど大人でなかったことの悔しさの方が大きい。
コリンは精神病ではなく、知能が発達しないんだから精神病院に入れたらダメだよ。
薬でおとなしくさせられたコリンを目の当たりにしたからネイサンは線路でお祈りをするコリンを止められなかった。
大好きなお母さんのことを想いながら、天国でお母さんを迎える方がいいかもしれない、そう思ったとして誰が責められよう。
お祈りを始める寸前のコリンの全てをわかっているような眼差し。
あそこでネイサンとコリンとお母さんの気持ちは完全に同じだったのではないだろうか。
でもこれは犯罪。コリンが苦しむのを知っていながらも生かしてあげなければならないのが現実。
お母さんの入所するホスピスにお掃除係りとして働ければ一番良かったのかもしれない。

コリンはお母さんの懸命の努力で人の言うことを聞けるいい子。
勝手に戸棚や冷蔵庫を開けたりしない、服装もきちんとしている。
お母さんの涙ぐましい努力が想像できてこちらも涙。
コリンのように教えられれば自分のことはなんでもできる軽度の精神遅滞の方が接し方はとても難しいと思う。
行動力もあるし身体も大きく力もある、でも知能が幼子。
幼子のむずかりが成人男性の力なわけだから。

気になるのは知能の遅れた子をからかう高校生達。
小学生ならいざ知らず、あの年頃なら気遣ってあげるか無視するかだろう。
再捜査のきっかけとなったイラストの子も、下から2番目。
この子だと勉強が出来ないくらいで片付けられちゃうのかな。
GFにちょっかいだされたと思った少年はただの乱暴ものの仕返し。
コリンの存在を認めていたからでしょ。
コリンにキスさせてあげた女の子の気持ちはお母さんやネイサンのそれと同じだったんだろうね。
この事件がコリンの行き場所を狭めることにつながるのは皮肉なもの。
エンディングでのコリンはどんな想いだったのだろう…

で、リリーとスコッティですよ。
触れないで仕事をしていた方がよかったのかな。
お互いの地雷を踏みあっちゃったぞ。
クリスは思ったほど間抜けではないみたい。
一時的に身をおいただけでアパートに越すらしい。
9年前のことと語られたリリーの婚約者、今どうしてるんだろ。
スコッティは聞きたくないだろうけれど、私は聞きたかったよ。

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