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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「ザ・ソプラノズ」の記事一覧

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ザ・ソプラノズ#86「哀愁」

NYとニュージャージーのボスの捜し合いが続くがリトルカーマイン立会いのもと休戦。
トニーはアンクルジュニアと向かい合えたし、バカラの葬式もできたし、トニーたちも家に戻れたし、世を愁いてるアンソニーも踏み出すことができたし、メドウも進むべき道と結婚が決まってめでたしめでたしのフィナーレでした。

なんて思ってるとでも?(笑)
物議を醸したあのラスト、右上のWOWOWの文字はアメリカで放送時問い合わせ多発の教訓から放送事故ではないとのアピールなのだろうな。
あのお終いはないでしょう。
ダイナーでトニーをチラ見し続けていた男の動向は?メドウが店内に入った瞬間でのカットの意味は?
見てる人の好きな結末に描いて結構です、というお達しなの?
結末もさることながら、アンソニーのバカ息子への復帰の早さも不満。炎上する車を見て何かが吹っ切れたということなのかな。
世を憂える気持ちはどこへ行ってしまったのだろう。新車はハイブリッドカーじゃないし。
バカ息子に戻ってくれたということでカーメラが安心するならそれでいいのか。アンソニーのポジションだし。
大学を退学したメドウの友だちがメディカルスクールに行ってると聞いて表情変わるカーメラはツボだったけど。
休戦協定の席でトニーがジョニー・サックのことを「あてにならない」と言ってたのも、トニーがシルヴィオのお見舞いになかなか行かないのも気に入らない(笑)。
唯一いいシーンだったのはカルロの仕事を引き継ぐのをポーリーが遠慮する理由だ。縁起が悪いって(笑)。
無音のエンドロールに消化不良の気持ちが募る。
それでも最後にトニーの着ていたのが一番似合ってるポロシャツ(両脇が黒でちょっとだけ小さく見える・笑)だったということでどう非難されようがとっておきのシーンという意思表示なのかな。
ドラマチックを期待していたわけでもないけど見える結末が欲しかった気がする。
誰が見てもそうとしかとれないエンディングなんて面白くないじゃない、という製作者の意図なんだなと思うことにします。
おそらくシリーズものの最終回って初めてなので、どうとらえていいかわからないというのもあるかもしれない。
もう少ししたら別の感想がわいてくるかも。

3月18日打ち消し追加
何を勘違いしてるんだ?私。
偏愛していると公言している「ホミサイド」は?「OZ」は?
それぞれ2回は見てるのに。
気を取られるような何かがあったということですね。詳細はこちらへ(笑)。

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ザ・ソプラノズ#85「血戦」

「犯罪者へのセラピーは無意味」と聞かされヤケクソのメルフィ先生。
歩み寄るつもりなしのフィルはニュージャージーのトップ3を消す計画。

メルフィ先生は先日セラピーを続けるかどうか確認し合ったばかり。それなのに友であり慕ってもいる先輩から無意味さを聞かされたあげく、論文まで読んでしまったら…。
きっと食事会での野次馬的好奇心の目も関係していると思う。この先生、結構群れるタイプではなさそうだし。
でも「犯罪者への~」は専門家がそんな身も蓋もないことを。セラピーは更生とは違うのだとどうして思えんかね。さぼりながらもトニーは拠所にしてたと思うんだけど。

NYの不穏な動きをトニーに知らせてくれたのが長い付き合いのFBIの人。
急いで対策を立てても空回り。雇ったナポリは役立たずだし、フィルは先に雲隠れ。そして…。
シーズン後半開始にあたって「あんな人やこんな人も○○」とは聞いていたけど実際に見るとショック。
そして「トップ3はトニー、シルヴィオ、バカラ」とNYが思ってるのもショック(笑)。
シーズン1が始まった頃は絶対ポーリーが入っていたはず。NYへ仕掛けることを耳にしたポーリーの眼は違ってた。雇ったクズの責任をとると宣言したらしいし(でも何もしてない←シルヴィオ談)。
バカラ、シルヴィオが撃たれた今(じゃ、ポーリーは№2に昇格?)、次の標的はトニー。とりあえず家族を匿い自分たちも襲撃に備える。
考えてみると日本風に言うなら組同士の全面抗争ってなかった気がする。
最初で最後の抗争の結末、シリーズフィナーレにふさわしいものと期待したい。

アンソニーは、まだ世を儚んでいるところにバカラおじさんの死、お母さんを守ることを頼まれてしまい浮き上がるどころかまた沈んでしまいそうです。

後半になって全く出てこなかったアーティーの店と本人、ようやく登場。老ける速度も落ち着いたようでなによりでした。

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ザ・ソプラノズ#84「臨界」

アンソニーが…。
治療と薬のせいなのか、他の事に目を向けられるようになりはしたが悲観的なことしか見えてこない。
紛争がおきている中の贅沢三昧、何が入っているかわからないからママの手料理しか食べられない、ブッシュは爆弾落とす…、これで泣いちゃうなんて。
で、選んだことが重りを括りつけてプールへ沈むこと。NYとの会合がうまくいかずに戻ったトニーが助けて未遂に終わるけど。
アンソニーは「助けて!」って言ってたよ、メルフィの言うように紐が長すぎることにも気付いていたかも(でもアンソニーのすることだから…笑)。
気を引きたいのではなかったと思うけど助けが欲しいのは確か。それが何かは本人もわからない。
カーメラはアンソニーはかわいいけど「ソプラノの血だ」とトニーを非難。う~、それを言ったらおしまいだ。
「あんたはイタリア系で長男」と言ったことが自殺の決め手かもしれないと大泣きメドウも悲しい。だから優等生にならなければと頑張ってたのかと思うと気の毒。
でも今度はパッチィの息子に感化されてるってのはどうだろう?おとなしそうだったからアンソニーを追い込んだ仲間とは別か?
リトル・カーマインも揉め事が起きる度に仲裁頼まれて大変だ。
ジョニーがどれだけ諍いを避ける努力をしていたかがわかろうというもの。トニーと喧嘩はしても必ず歩み寄りを考えてたもの。
攻撃的なフィルにはそれができない。だからイライラしてるトニーはメドウにちょっかいだしてきたNYのやつを半殺し。もうNYとの関係は好転しないな。
ああ、ジョニーがいれば…(泣)。

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ザ・ソプラノズ#83「葬送」

タイトルから誰かいなくなることは十分承知。でも始まって10分もしないうちにクリスがなんて。
しかもNYやポーリーの嫌がらせの結果じゃなくてトニーが厄介払いしたかたちだもの。
クリスには映画作らせておけば問題ないってわからないのかな。
依存症にはツライ境遇だとセラピーに通ってるトニーだけはわかってあげてもよかったんじゃないのかな。
とにかく手を下した人もその理由にもショックだった。免停心配してるのも哀しすぎる。
一番争ってたはずのポーリーも死を悼んでる様子。
この人は装うってことはできないからこれも心底そう思ってるんだろうな。
証拠に、直後にあの年でグレル原因となったお母さんが亡くなり葬式が重なったことに「みんなクリスの葬式にいきやがる!」だもの。いつも正直だ。
クリスに手をかけたことと、葬式が続いたことで一人になりたくなったトニーはベガスへ。
クリスの死を報告した相手は誰?記憶にないけど…。
報告だけではすまず、やっぱりそういうことになってクスリでハイになってギャンブル。
余韻の冷めないまま、何を見つけたんですかね。
アンソニーがトニーの言うこと聞いて付き合いだした仲間が悪い。
ブランカと付き合っていたことであんな無軌道な世代は通過してたのに。
今心に響いてくることと周りが違いすぎて戸惑ってる様子が心配。
「葬送」ってアンソニーのことなのかと思ってたもの。あながちそれも間違いでなさそうなのが嫌だな。

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ザ・ソプラノズ#82「孤独」

先週、子どもじみてたトニーが今回はお父ちゃんでなければならず、涙目のセラピー。
ふられてひしゃげたアンソニーは自分の遺伝子のせいだってヤケクソな発言。
気にしてないようでいてクリスの「親父もおふくろも飲んだくれ、だから俺にもその血が」を相当気にしてる。トニーは気にしいさんだからな。
依存症になりやすい遺伝子の話は「リ・ジェネシス」で聞いていたので勤勉クリスをちょっと見直す。
めそめそアンソニーに比べればパッチーの息子は生き生きしてるかもしれないけど、あれは何にも考えてない学生だからでしょ?今のアンソニーの方がよほど好感持てるけどな。
責任ある仕事と将来を考えていたからその梯子を外されて途方に暮れてる、だから助けが必要なだけ。でもその助けはパッチーの息子とつるませることではないと思う。
最近のトニーの「信じろ」はことごとくあてにならないからな。

もう一人の「誰も自分をわかってくれない」さん、クリス。素面ならしっかりした男なのに。
ずっと切れ目なく映画を作らせておけばいいのに。
義父の店のあがりをちゃんと納めてるのに、さらなる儲けにくらいつくポーリーが悪いでしょ。
早くに仲裁しなかったトニーにも責任ありだ。
でも責められるのはコミュニケーションを大切にしないクリス。
「ちょっとだけ飲んでやめればいい」とぬかすポーリーの言葉が引っ掛かっていたのか、和の大切さを説かれたクリスは飲んじゃいます。
酔うほどに和まず、猜疑心の塊となって場の雰囲気を悪くする。で、自己嫌悪という悪循環。
断酒会の仲間なら、とすがるように訪ねたのに素っ気なくされたと感じて発砲。最悪だ。帰宅して樹を植えなおしたってもう遅い。
今後がどうかは別としてとりあえずの笑顔のアンソニーと対照的。
誰かクリスに映画を作らせてあげて下さい(笑)。

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