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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「L&O:性犯罪特捜班」の記事一覧

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L&O:性犯罪特捜班 #8「狙われたベンソン」

カレン・フィッツジェラルド検事補が石で殴られ、レイプされ、銃で眼窩を撃ち抜かれた姿となって発見された。担当事件に恨みを持つものの犯行の可能性を探ると元恋人へのデートレイプで訴えられた不動産業リチャード・ホワイトが浮上。事情聴取に出向くと、ホワイトはベンソンに執着を見せる。

常に自分が優位に立つことを必要とし、逆らった女性には「恨んでいない」などの甘い言葉カードを添えた花を贈り、その実、怒りが滾っているという厄介な男。
ストーカーというよりは、制裁を加えるチャンスを綿密に調査しているというほうが合っている。
それもこれも「支配者であれ」という母親の教えが引き金のようだ。
「最近は刑事と付き合ってるらしいわ、社会のゴミ相手でお給料が安いから別れなさいって言ってるの」と母親は言うが、社会のゴミはあんたの息子ですから。
精神的にも経済的にも親へ依存しているが社会的には自分の会社を持っている四十代男の犯罪、責任の所在はどうなるのだろう。日本では成人した子どもの犯罪を謝罪する親というのを目にするが、アメリカにもそういう雰囲気があったとしてもこの母親は「無関係」と遮断するだろうな、弁護士費用出しても。
ホワイトは知能だけはあるようで、石で殴ってレイプしたのは認めても、死刑を免れるため致命傷となった銃の使用だけには触れないので裁判は難しくなりそうだ。
今回はジェフリーズも捜査で外に出てました。
キャシディが「カナダにいる犯罪者と現場DNAが一致した」というのはどういうカラクリ?うっかりして聞き逃したのかな。

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L&O:性犯罪特捜班 #7「性犯罪者と市民権」

首を絞められ、服を剥ぎ取られた8歳の少年ライアン・デイビーズの死体が公園で発見された。少年二人が「自転車で通る男を見た」と目撃情報を提供。その男、ビル・タービットは切手収集が趣味の物静かな男だが、少年への性的暴行で服役した前科があった。タービット逮捕で前科がわかると、警察が性犯罪者の情報を公表しなかったことで住民はヒステリー状態になる。

小児性愛者が服役中に更生した、問題ない、となるのはそこに自分の愛情の対象となる子どもがいないからで、外の世界に戻れば子どもがたくさんいて押さえが利かなくなるというのが現実らしい。
「子どもたちが誘ってくる」と本気で思うらしいのでどうしようもない。
薬物での去勢が本当にあることなのだとわかって安心した。
本の世界のことなのか現実なのか区別がつかなかったのですもの(笑)。安心は自分に、という意味ですよ。
事件は、情報を提供した少年二人がタービットの前科をネットで見つけ自分たちの罪をなすりつけたというもの。
一人は犯したことに怯え、もう一人は真相を語りながらも攻撃的。何がそこまで滾らせてしまったのか。
誤認逮捕のタービットの釈放に、怒りの矛先が定まらなくなってしまったライアンのお父さんの凶行は哀しすぎる。
この感情とも犯人少年の心は違うと思う。
タービットは今回はヌレギヌでも犯罪を繰り返しただろう。
犯行を防ぐために殺していては解決とはいえないが一時的に住民は安心を得る。正しくないが安心を得る。
今回のステイブラーは男の子にも危険が待っていることに慌てるが、学校のお仕事紹介授業で、「みんなの大人になりたい気持ちを利用しようとする悪い人がいる」、「パパが痛いことをする時はどうしたらいいの?」に「ディッキーに教えて。そうすればディッキーが私に教えてくれるから」と哀しみの中にも頼りがいを感じる言葉だった。

捜査以外では笑いのアクセント的な会話しかなかったキャシディが真情を吐露。
最初は任務に燃えていて気付かなかったけれど8ヶ月も経つと陰惨な繰り返しに負けそうになる、と。
ステイブラーは経験する道だ、と肩を叩くだけだが大丈夫だろうか。
これから子どもを持つことを夢見る男と、この仕事に着く前に学生結婚で既に家庭のあった男とでは感じ方も違うかもしれない。

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L&O:性犯罪特捜班 #6「女子大生の悲劇」

大学構内でジーン・ギャラガーという女子学生の遺体が発見された。彼女は大学バスケットボール部員と親しくすることが任務の「ホステス」であったため、選手が疑われる。しかし大学側は選手を守るため捜査に非協力的。かつては自分も「ホステス」の一員だったジーンと同室の学生から「ジーンにつきまとっている教授がいる」との情報を得、彼の経歴を調べると別の学校で女子学生に近づきすぎて問題を起こしていた。

金銭そのものは送らないものの、その他の接待&尻拭いは何でもアリ(さすがに人を殺さなければ、とは言っていた)の大学の花形スポーツの裏。日本でも栄養費問題があったなあ。
でも事件の真相は別で、ジーンが階段から転げ落ちるのを見た教授が、すでに死んでいた彼女へ陰湿な恋心を満たそうと植え込みの奥へ連れ込んだというもの。
大学を守ろうとしていた神父さんもこの告白には態度豹変。
しかしジーンが階段から転げ落ちるほど自棄になって酒に逃げたのはバスケットボール選手のレイプが原因。
やはり大学スポーツの影の部分が事件の元には存在していたのでした。

疑いをかけたバスケ選手にマンチが謝罪に行き、彼もそれを受け入れるのはよかったですね。
どうかと思われる囲い込みの中でもそれに負けずに自分を保てる選手もいるのだという明るい話題。
これまでマンチやキャシディの捜査部分が少なく不満だったが、今回は捜査に加わっているのをしっかり確認。
あとはジェフリーズか。彼女、裁判以外で外に出ませんよね。
今回のステイブラーの家庭の悩みは、娘の夜遊び。
「お前は純真でも外のみんながそうとは限らない」という厳しさの底にあるものの告白に娘も素直に謝れました。

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L&O:性犯罪特捜班 #5「Wanderlust」

旅行記ライター、リチャード・シラーが口の中に下着を詰められた姿で下宿先の自室で発見される。家主の女性は娘と二人暮らし。事件当時いなかったという娘バージニアに問うと、「母親の恋人に性的関係を強要され、それを知ったリチャードが自分を助けようとして殺されたのではないか」と涙ながらに訴えた。その涙にウソを感じたベンソンと、同じ年頃の娘をもつステイブラーは捜査の見方に違いが生じる。

母親の恋人、死んだ弟になりすまして性犯罪者の過去を隠してはいたがこの事件とは無関係。
落ち着いて考えればバージニアが小児性愛者の対象からはすでに外れているのがわかりそうなもの。あ、設定はもっと若いのか(笑)。
今回のポイントはステイブラーが「自分の娘と同年代の子は被害者でしかない」との考えを常に抱いて捜査にあたっていたということ。
結果的にはベンソンの読みが正しく、バージニアはリチャードと自分の意思で関係を持ち、今度の旅行に連れて行ってもらえないことでの衝動的殺人だった。
「娘を見る目で捜査してしまった」と反省するステイブラーに「でも感情を忘れてはいけないのだよ」とボスはアドバイス。包み込むような言葉がいいですね。
レイプ事件となると冷静になれないベンソン、子どもが被害者であると我を忘れるステイブラー、お互いがそれをわかってブレーキ役になれるから続けられるのかな。
娘にBFができたのを知ったばかりというのもステイブラーにはタイミング悪かった。
パパに秘密ではなく、BFの前でハグしてくれるのだから大丈夫だよと言ってあげたい(笑)。

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L&O:性犯罪特捜班 #3「Or Just Look Like One」 #4「Hysteria」

#3「Or Just Look Like One」
病院前に暴行を受けた少女が捨てられた。意識不明で危険な状態にある少女は16歳のモデル、ジャズミン(ジャスミン?)。ジャスミンはレイプされ、高濃度のドラッグが検出された。モデル事務所やカメラマン、当日行ったとされるパーティー関係者の話から、ジャスミンがカメラマンから「太りすぎ」だと注意され、撮影がキャンセルされたことがわかる。

キレイに生まれてしまったために家庭が崩壊、仕事も人並み以上を要求される世界に捕らわれてしまった悲劇。
16歳なのに仕事のためにとはいえ、脅迫まがいや「営業」、ドラッグに不感症になりつつあったのかも。
売込みに必死だったお父さんの背中が影響しているかもしれない。
娘がダイエットし始めたステイブラーはこの事件を娘と重ねてしまい、捜査のついでに専門家の助言を仰ぐ。
事件にパパの顔が出そうで出ない、微妙なところがケラーだとは思えない(笑)。

#4「Hysteria」
ビニール袋をかぶせられ殴られた売春婦と思われる若い女性の死体が発見される。彼女も売春婦連続殺人事件の被害者とみなされ捜査が始まる。間一髪で助かった売春婦の証言から思わぬ犯人が浮かび上がる。

浮かび上がった犯人像から未解決売春婦殺人を並べたら連続殺人事件だった。
犯人は自分が特定されるのを待っていた警察官リドリー、連続殺人発覚の元となった事件は若者の衝動殺人で売春婦事件とは無関係という結末。
印象的だったのは生き残り被害者の「何で今さら?有名人でも被害に遭ったの?」という言葉。
横暴警官ディアンジェロが特別に彼女たちを見下していたわけではなく、そいういう扱われ方しかしていないということ。マンチは職業として認めているけど(笑)。
友だち(14歳)が妊娠して学校を辞めた話に心を痛める12歳の娘のことでステイブラーはまたもやおろおろ。
娘は思ったよりも大人で、気になりながら聞けなかったことの答えをズバリと告げるのでした。

4話まで見てわかったこと
法の部分は扱った事件がそのまま法廷へという形態ではない。
本家もスピンオフも見たことなく、前半と後半もしくは今週と来週(またはそれ以降)で事件と裁判がセットになっていると漠然と思っていたので少し調整が必要(笑)。
#2でキャシディが証言に呼ばれた裁判が、#1で話題に出てきたものを思わせる程度でメインの事件ではない。
そのうちに特捜班で解決された事件の裁判が見られる日もくるのだろうか。
捜査と同じだけ描き込んだら法廷ドラマになってしまうのでそれはないか。
もう一つわかったことは、2話続けて見ないほうがいい、ということ(笑)。

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