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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「L&O:性犯罪特捜班」の記事一覧

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L&O:性犯罪特捜班 #2「A Single Life」

アパートの上階から下着姿のまま車の上に転落したグレッチェン・クインの遺体が発見される。部屋の状況から性犯罪の可能性を感じたベンソンとステーブラーが事件を引き継ぐと、グレッチェンというのは本名でないことが判明。本当はスーザンという名で、高校卒業後実父の性的虐待から逃れるためにNYにやってきたのだった。

グレッチェンが多数の男性と関係を持っていたのは過去の傷のためだった。
ニュースキャスターはまだしも、精神科医は「典型的な性的虐待を受けた者の反応」と言っておきながら自分も関係を続けていたなんて。
進展しない治療が、復讐心をしたためて自ら飛ぶという哀しみを生んだのではないだろうか。
お姉さんが涙ながらに伝えた妹の手紙に実父の他にも責任の所在が見えるような気がする。
スーザンが家を出たのは20年も前のことなので、新しい家族の末っ子10歳にはさすがに手を出してはいないのでは?と思ったら大間違い。
姉から追及された態度からしてまだ現役のようだ。
当初ベンソンが感じた事件性とは違ったが、幼い子の心の傷に早めに手当てができることをよしとしなければならないのかな。
グレッチェンの虐待の過去に、自分も奥さんの死で埋めるものが欲しかった境遇(アルコール依存症?)を重ねるボスの件に泣ける。
まだ2話しか見てないが、こうやって心を重ねてあげられるというのがボスなのかもしれない。

SVU配属になってまだ8ヶ月のキャシディは、裁判で性犯罪の専門用語を知らないことで微妙にヤケクソ(笑)。
その後マンチ先生の単語訓練へ(笑)。
この裁判、前回出動命令を受けて「死んでる人が相手でも性犯罪?」と言っていた事件のことみたいだ。
お笑いどころになってしまったが、死者に対しての裁判所の判断も気になるところ。
おまけ:グレッチェンの死で空いた部屋を嬉々として狙ってるカップルは正直すぎる。

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L&O:性犯罪特捜班 #1「Payback」

性器を切り取られ身体中刃物による刺し傷だらけのタクシー運転手の遺体が発見される。運転許可証は現在服役中の男のもので譲り受けた結果の人違い殺人だった可能性も出てきた。が、不法移民であるが子煩悩なチェコ人スティーブン・パナチェックと思われていた被害者は、実はセルビアの民族浄化運動戦犯で、働き手にならない女性や子どもを虐殺し、大勢の女性をレイプしていた男ステファン・タンジックだった。戦犯に問われたが無罪となりNYでタクシー運転手の許可証を買い取って仕事としていたのだった。タンジックの被害に遭った女性がNYに5人いる。彼女たちによる犯行かもしれない…。

ようやく見ることができます、SVU。
私のドラマ視聴に多大な影響を与えた「ホミサイド」、「OZ」の出演者がメインに三人もいるのでたまりません。
マンチ(Richard Belzer)とステーブラー(Christopher Meloni)は見ていたものと時間的な差がないので、そのまま時を引き継いだようで嬉しい。
問題はキャシディ(Dean Winters)。OZ以降それなりに年を重ねた姿をRMやUS版Life on Marsの写真等で見てしまっているので、その若さに絶句(笑)。
ライアン・オライリーから毒だけ抜いたような感じ、と思ったらOZと出演年が重なっているので当たり前だ。
ところで、マンチがボルティモアには悪い想い出しかないと言ってるのは悲しい…。

タイトルが「性犯罪特捜班」なので解決したところで爽快感に浸れるものではないとの覚悟はあったが、性犯罪絡みにも様々な背景があることも肝に銘じないと。
痴情のもつれだけではない、人の判断を鈍らせる戦争が続く国、病気としての性犯罪、仕方なかったでは済まされない事件しか登場しないわけだ。
それを象徴するかのように、ステーブラーの相棒ベンソンは母親がレイプされこの世に生を受けたとのこと。
「レイプした相手は憎いけれど、結果あなたを授かった」と娘に話せる母親だからこそ、ベンソンも仕事に向かえるのだろう、と思ったが、どうやらボスにとってベンソンはまだ試用期間中らしい。
レイプ事件が原因に浮かんだ途端に軌道が見えなくなったベンソンは確かに心配の種。
それをサポートするステーブラー、というのが見所なのでしょうか。
運転手殺害事件の結末は、罪を憎んで人を憎まずの観点からすると複雑。
ふだんからナイフを持ち歩いている?、勤務時間の問い合わせをしている、と衝動殺人にしては疑問は残る。
検察が事件にならないと起訴を見送るのでなければこの解決は穴だらけ。
ここの事件は法律だけではどうにもならない「心情」の占める率が大きくなりそうだ。

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