忍者ブログ

ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2月のまとめ

探偵葉村シリーズを時間を遡って読みました。
すぐ上のお姉さんとの話が気になっていたのに「プレゼント」でもなかなか現れず、他にも本があるのか…と不安になりました。
そしたら最終話でありました。
殺されかけたとは…そういうことだったのか、と。
これは葉村晶モノを読むうえでたいへんに重要な要因だと思いますよ。
やはりシリーズモノは、どんなに事件が重なっていなくてもその人の背景というものが大切だなと感じます。
後からわかって再構築するという楽しみもあるかもしれませんが、私は順番通りが好きだなあと改めて思いました。

レシピブログで人気の山本ゆりさんのエッセイも楽しかったです。
この本を読むと料理を楽しむ姿勢が伝わってくるのでしょう。
もうひとつ、料理研究家にスポットを当てた本を読みました。

こちらは女性が社会へと進出した背景と家庭料理の変遷が真面目に語られていました。
これまで小林カツ代さんのことは「元気のいいおばちゃん」で「ケンタロウのお母さん」くらいしか印象なかったのですが、彼女の言葉にどれほど勇気づけられたお母さん方がいたかと思うと感銘を受けます。
作り置きとか、それをする日を一日を費やすわけですよね。
私にはそれがどうも理解できずにいたわけですが、カツ代さんの「多めに作って残しておけばいいの」という言葉を目にして、それこそが現実的にみんなが待っていた言葉だなあという気がしました。
ちょっとね、これはいろいろ考えさせられる本でしたよ。




2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:2919ページ
ナイス数:48ナイス

プレゼント (中公文庫)プレゼント (中公文庫)感想
葉村のお姉さんとのエピソードあり。やはり順番は大切だな、と感じました。
読了日:2月29日 著者:若竹七海
波よ聞いてくれ(2) (アフタヌーンKC)波よ聞いてくれ(2) (アフタヌーンKC)
読了日:2月25日 著者:沙村広明
syunkonカフェ雑記 ~クリームシチュウはごはんにあうか否かなど~ (扶桑社ムック)syunkonカフェ雑記 ~クリームシチュウはごはんにあうか否かなど~ (扶桑社ムック)
読了日:2月22日 著者:山本ゆり
ねこねこ日本史(2) (コンペイトウ書房)ねこねこ日本史(2) (コンペイトウ書房)
読了日:2月16日 著者:そにしけんじ
SATELLITE (サテライト)SATELLITE (サテライト)感想
富士山は衛星写真でも美しい。天津の工場爆発も空からの目で丸見えである。石炭バブルのはじけたゴーストタウンといい、やはり佐藤さんの本では中国に一目置かざるを得ないようだ(笑)。
読了日:2月15日 著者:佐藤健寿
おんなの窓 そうなの独身、まさかの結婚篇 (文春文庫)おんなの窓 そうなの独身、まさかの結婚篇 (文春文庫)
読了日:2月15日 著者:伊藤理佐
カールの降誕祭カールの降誕祭感想
「ドイツではクリスマスに殺人事件が頻発、会いたくない家族に会うから」という言葉が全ての表題作。カールが絵に隠した言葉にどれほど傷ついたことか、引退した裁判官、パン屋の…飾らない言葉なだけにそのショックは想像しきれない。
読了日:2月13日 著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ
悪いうさぎ (文春文庫)悪いうさぎ (文春文庫)感想
葉村晶が「さよならの手口」よりも若い頃の話。「依頼人は死んだ」もそうだけど、えげつない設定…でも読ませる。人の闇の部分をつきつめるタイプなんだな、と。好みです。
読了日:2月12日 著者:若竹七海
猫ピッチャー 4猫ピッチャー 4感想
あいかわらずミーちゃん、かわいいです。なんかもう、猫が野球していることがふつうになってるぞ。
読了日:2月10日 著者:そにしけんじ
文化庁国語課の勘違いしやすい日本語文化庁国語課の勘違いしやすい日本語
読了日:2月5日 著者:文化庁国語課
依頼人は死んだ (文春文庫)依頼人は死んだ (文春文庫)感想
「さよならの手口」からの逆行読み。ああ、葉村にはこんな過去が…。話的には順番は関係ないけれど、やはりこういうことは先に知っておくべきだった、と少し反省。
読了日:2月4日 著者:若竹七海
おかあさんの扉5  なにそれ! ?五歳児 (オレンジページムック)おかあさんの扉5 なにそれ! ?五歳児 (オレンジページムック)
読了日:2月3日 著者:伊藤理佐
小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 (新潮新書)小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 (新潮新書)感想
料理研究家その人を読み解くことで、家庭や女性の生き方の変遷を知るという本でした。ビーフシチューの作り方を「定点観測」したのも興味深いです。カツ代さんのプロ意識に感銘すらおぼえる。
読了日:2月1日 著者:阿古真理

読書メーター

拍手

PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

最新コメント

カテゴリー

アーカイブ

プロフィール

メール

AdMax

カウンター

アクセス解析

ブログ内検索

Copyright ©  -- ささくれた日々 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]