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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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とにかく、すごかった。「春にして君を離れ」アガサ・クリスティー



ポアロ、ミス・マープルと、映像化されたものは見ているので、ノン・シリーズものもそろそろ触れてみようかなと手にしました(「そして誰もいなくなった」は読んだけど)。
別名義で書かれた、人殺しありきのミステリ小説ではないということで興味は高まりました。
読んでみたら予想を超えた引き寄せられ感でした。

ジョーンの回想で、子どもたちの様子や夫の言動が読んでいるこっちに知らされますが、「これで何とも思わないとか、ジョーン、あんた大丈夫か?」と思うことばかりでした。
お嬢様学校の純粋培養、恐るべしとも感じました。
が、ジョーンは本能で恐らく真実であろうことをわかっていながら、蓋を開けることなくしまいこんでしまっているのでした。
なんなら、蓋を開けないだけでなく、新たに鍵をつけるような勢いです。
もっとも、人生のすべてをお嬢様学校で学んだことの枠内に収めようとしているのですから、純粋培養恐るべし、で合っているのかもしれませんけど。
砂漠の出来事から、生まれ変わったジョーンを受け入れる夫というのも想像しましたけれど、そんな生易しい展開になるわけありませんね。
ジョーンはいつまでもジョーンその人で、夫ロドニーもロドニーなのでした。
ロドニー、いくら波風を立てるのがいやな性分だとしても、ジョーン本人を前に「望む仕事ができない男は男でない、身をもって知っている」とか言うんですよ。
本人目の前にしても、ジョーンは何も思うまいってわかってるんですよ。
そういうところから、この二人は夫婦になるべくしてなったと言えるのかもしれませんけれど。
思い遣りとは別の感情で成り立っているのですよ、この夫婦というか家庭は。
ひとりぼっちであることに気づきませんようにって、残酷すぎやしませんか。
でもその残酷さがスカダモア家の平穏なのですよ。
巻末の解説にもうならされました。

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とりあえず、ゲンダイを読みたくなる。「芸人式新聞の読み方」 プチ鹿島



今一番好きなラジオ番組「東京ポッド許可局」の鹿島局員の本です。
新聞は一紙しか購読していないので、同じ事柄を読み比べる楽しみなんて気づきませんでしたよ。
社説によく出てくる言葉等で、新聞にキャラクターがついてくるのも楽しいです。
新聞に「どんなおっさんか?」と性格つけてるのって、同じく許可局員のサンキュータツオさんの「国語辞典の遊び方」(文庫になってるよ)の辞書のキャラクター付けと同じですよね。
ここもにんまりしてしまったところのひとつです。
オコエ選手の愛称の話はラジオでも聞いてましたが、こうやって改めて読むと、鹿島さん仰るように新聞は紙だけの時代ではなくなってきたのだなと感じられました。

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近況(~4月22日)。

短いトングを買いました。
もらいものの、菜箸くらい長いものを使ってましたが、たまたま見つけたので買いました。
そしたら、なんて使いやすいのでしょう。
長いやつは「使う」という感じですが、短いものは手でつかんでいるのに近い感じです。
もらったから…と義理立てせずに早く買えばよかったです。



おもしろかった!
読書量が少ないので、読んでいない本がほとんどですが、それでもこの切り口は楽しめました。
初っ端の「坊ちゃん」の解説が版を変えて新装された時に、前のモノとはまったく違う視点になっているという興味深さにつかまれましたね。
中に、ある書評ライターさんのことが出てきます。
触れられているのはほんのちょっとでしたが、この方が電子書籍のことでラジオ出演されていた時のことを思い出しました。
確か、ダウンロードでなくウェブ上で管理するタイプのとことが撤退するとかの話題だったと思います。
せっかく買った大事な本を、こういったことなく保存する手段として「大手で買う」と、当然だろうと頷けることを言った後に、「本当に大切なら紙の本を買う」とびっくりするようなことを言って司会者に大笑いされていたのです。
そうだけどさ、今のテーマは電子書籍だから。



「4」が発売となったところで、ようやく読み終えました。
今回の「2」では、仕事に失敗したり、何も盗むな!と指示されたり、ガールフレンドのグロリアに正体を知られたり(?)、ちょっと変わったものもありました。
価値があるものは盗まない信条のニックだけれど、そこに持ち込まれる価値のなさは様々で、価値がないからこそ追及されるその価値にドラマがあります。
まだまだどんなドラマが語られるのか、続きが楽しみです。

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ドラマ、いくつか。

L & O UK
見終えました。
前任警部補、現職警部補、それぞれの関連事件アリで重めでした。
特に現在の警部補ウェスの事件では、解決してもロニーに何かしらの影が残されたようで、酒を買った時点では心配でしたよ。
でも、あれはロニーなりの手向けの酒だったのかなあと思うことにしました。
本家ほどのロングランではありませんでしたけど、これでシリーズお終いなのですね。
本家同様、多少の出入りもありましたが、ずっと出続けていたロニーこそがこのドラマの性格そのものだったように思えました。
調べ物してくれたアンジーへのお礼とか、何かをお願いするとか、「ありがとう」って言葉がふつうに聞けるのは、扱う殺人事件とは対照的にほっとするものでしたよね、アンジーもかわいかったし。
食べものへのロニーの執着も、日常って感じがよかったですよ。
デスクの上のおやつを、ウェスが勝手に食べた後の、厳重に蓋をするところとか。
歩きながら何か食べてるロニーに、「お食事中のところ悪いですけどねっ!」とチャンドラーが軽くイラッとしてるのもお気に入りでしたよ。
UK見終わりましたけど、私、まだ、本家が途中なのですよ…。


ウォーキング・デッド
最終話を残すのみとなりましたが…リックたちにがっかりです。
共闘を持ちかけて拒否されての「武器貸して」ならわかるけど、あれじゃ殴り込みじゃないですか。
やってることは、これから倒そうとしている相手ニーガンたちと同じじゃないですか。
「自分たちこそが正義である」という狂気の表現なのでしょうかね。
なので「あの人は映画が決まっている」とか、「あの人は撮影場所とは離れたところへ進学する」とか、ドラマ外の話題がストーリーに反映されるのかな?なんてことに興味を持ったりしています。


ハウス・オブ・カード
Netflixならもう配信済みなのでしょうけど、私はあえて配信モノは避けている(我慢している?)のでようやくのシーズン3です。
大統領になったのは覚えてますが、細かいところは忘れてしまいましたよ。
でも、開始早々フランクが私たちに話しかけてくれたので、よしとします。


プリズン・ブレイク
録画を順番に見るタイプなので、見るのはまだまだ先ですが、ちょっとした予告映像は見ました。
やはり一番に感じるのは「声が違う」ですね(笑)。
これはどうにもなりませんが、マイケルが困ってくれていることを祈るばかりです。
まあ、刑務所に入ってるんだから困ってるでしょうけどね。

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5分より短い…。

先日、5分でわかるプリズン・ブレイクというミニ番組のことを書きました。
あれだけの歴史を5分なんて短時間にまとめられては困るといった内容にまとめたと思います。
そしたら、この前HDD終わりで映ったFOX画面で、「2分でわかるプリズン・ブレイク」というのが始まりました。
5分でも文句を言っていたのに2分って!!!
思わず見てしまいましたら…2分でわかった!(笑)
十分だったとは言えませんが、「そういうこと」でした。
語りが東地宏樹さんだったからかもしれませんね。
やっぱり、東地さんあってのマイケルだなあと思いましたよ。



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