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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「ダルジール警視」の記事一覧

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ダルジール警視 #47&48「虚飾の家 前後編」 The Unwanted

幼馴染の結婚式のため実家に戻ったパスコーが、新郎新婦とその友人の死に巻き込まれると同時に、お母さんが不法移民を匿っていたことまで明らかになって…というお話。

ローリー農場、ひどい農場だよ。
口蹄疫を無駄に広めたり、権力拡大のための政略結婚は娘も承知だし、
不法移民を働かせては賃金払う前に移民局に通報するし、悪三昧。
これでは末娘も荒むというもの。
自分のお産が原因でお母さんが死んだと責められ、遺産の取り分もなしとされたら荒れますよ。
郵便屋さんを選んでも家に留まっているのに家族と認めてもらえていないと知って爆発しちゃったんでしょうか。
三姉妹の中では一番かわいかったのに。

というわけで、パスコーの実家のお披露目です。
農場だったのですね。
農場仕事に向いていないと「適職」刑事となって今に至るらしいです。
確かにパスコーに力仕事は似合いません。
あのご両親からどうやってあんなお人形さんみたいな子どもが産まれたのでしょうか(笑)。
口蹄疫でたいへんだった時に助けに来なかった息子のことをお父さんはよく思っていないようです。
さらには実家農場の手伝いをしてくれている従兄弟のテリーにまで疑いの目を向けられて親子関係は最悪。
でもそこは親子。
息子が苦渋の心でテリーやご近所に接したことがわからないわけでもなく、
パスコーも警視に諭され親子としての時間を取り戻そうとがんばるようですね。
…エリーにもそういう気持ちが持てていたなら。

警視は健康診断で「心臓がまずいことになるから体重落とすように」と言われてナーバスでした。
健康診断の前の晩にウィールドに電話したのも寂しくて心配だったのでしょうね、パスコーいないし。
意外とかわいいところがあります(笑)。
「社交ダンスがいいよ」とウィールドに勧められて、ステップマットをさっそく利用しているあたりも(買ったと思ってあげたいが、ウィールドのをもらったような気がする)。
がんばろうとしている矢先、捜査と診断がストレスになったのか、パスコー家に走って向かう途中、胸が苦しくなって倒れてしまいましたね。
意識が薄れていくような演出でしたが、不思議と心配にならないのは警視の人徳でしょうか(?)。
パスコー、ようやく引っ越したらしいけれど、警視の元に戻ってあげてもいいんじゃないかな?(笑)

パスコーのお母さんが「ニュートリックス」のエスター、悪徳農場主は「フィッツ」で見たことあり、
お母さんの仇のために農場の悪事を暴こうとしていたのが「マクベス巡査」の親切な雑貨屋さん、と懐かしい感じがしました。
ヘーミッシュがお金ない時、ジョックのごはんを「後払いでいいから」と持たせてくれた雑貨屋さん、あのご恩は忘れません(笑)。

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ダルジール警視 #43&44「死の配達人 前後編」 Secrets of The Dead

警察官テッド・ロックの妻フランの葬式後、フランの弁護士でもあるブリューワーが殺されたと連絡が入る。
椅子に服で縛り付けられた姿は、5年前の未解決探偵殺人事件と酷似しており同一犯の仕業の線で捜査を進める。

「バーナビー警部」か?と思うほどに人間関係が入り組んでいました。
なのでファイヤー・フェスティバルにはジョイスがいたかもしれません(笑)。
不倫、不倫と勘違いされた医療ミスの揉み消し、病に苦しむ妻を楽にする方法を唆す医師、殺人事件を揉み消し犯人への情報流しに悩む刑事、とぎゅうぎゅう詰め。
中でも、テッドとフランの息子で情報流しに悩むマーク・ロック刑事が実は警視の息子という、本人驚愕の事実までありました。
突然存在が明らかになった息子との関係を築く前にマークは殺されてしまい、やり場のない想いにくれる姿がなかなかでした。
「子どものそばで成長を見守るのが自分ではない」が警視とパスコー、二人に共通するとは。
警視には前妻との間にも子どもいたけどね。

今回、パスコーはフロリダにいる娘ロージーと元妻エリーに会いに行くという設定で前半はほとんど出番なし。
でも、ロージーへのプレゼントのラッピングができないうえに、
まだ警視の家に居座っていて悪い意味で存在感をアピール(笑)。
警視は意外と手先器用でしたね。
リボンをカールまでさせちゃって。
ああやって女性の心をつかんできたのでしょうか?

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ダルジール警視 #37&38「法の裏切り 前後編」 Above the Law

EU議会選挙立候補予定のクリスティーナ・チャンスの夫で判事のジェリーが殺された。
彼は麻薬事件の裁判で脅迫を受け警護されていたが、謎の人物との約束のために警護を断った隙のことだった。
裁判絡みの線から捜査は進むが、クリスティーナは夫殺害の理由となる脅迫状を見つけ死の真相に気付き、ダルジールの元へ向かう途中で事故遭い、脅迫状も盗まれてしまった。


ややこしかったですわ。
ランサムが黒い利益を貪っていた、とまとめてよろしいでしょうか。
お互いを尊重してはいるものの、そこに男女の愛情はなかった判事夫妻が正直者に見えましたよ(その通りだからっ!・笑)。
夫婦関係といえば、パスコーとエリーですよ。
エリーはロンドンの大学で職を見つけ、夫婦がやり直すには「ダルジールから離れるべき」との決断を迫りましたよ。
そんな状況なのに、犯人射殺で「勲章がもらえるかも!勲章刑事の妻になれるんだぞ!」でエリーを引き留められると思っているのが不思議。
人生初の躓きで(おそらく)冷静な目ではないのでしょうね。
このまま離婚となるかはわかりませんが、とりあえずこの夫婦は別々に歩んでいくことになりそうですね。
確かパスコーはエリートだったはずなので「妻の仕事についていく」と転属を願い出れば(シュトッキーみたいにね)失職することもなかろうにと思うのですが。
エリーの突き付けた条件は「仕事か家庭か」ではなくて「ダルジールか家庭か」の二択だったのですね。
刑事の妻がイヤなのではなく、ダルジール付きのパスコーがキライなのではなかろうか。
万が一パスコーがロンドン行きを承諾したらしたで出発の日になって
「本当は一緒に来て欲しくない」と言われただろうな。
あれ?こんな話、どこかで聞いたことあるぞ?(WATのジャックに心から同情しましたよ)。

パスコーはこんなだし、警視は国の利益を優先した警察組織に怒り退職すると宣言、次のシーズンはどうなることやら。
意地悪な私はシリーズが続いているということが先にあるので気にもしてませんけど。
あ、どんな理由で戻っているのかは気になりますよ(笑)。

余談
警視のところに居候しているからてっきりパスコーは追い出されたのだと思っていたら、 エリーは娘を連れて家を出ていたって?
じゃあ、あの家はどうしてたのさ、寂しかったのか?
とにかくこのシーズンのパスコーはキャラクターが変わったかのようでした。
ホワイトボードをきっちりまとめるような男に生活能力が欠けていたとは…。

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ダルジール警視 #31&32「帰ってきた死者 前後編」 A Sweeter Lazarus

ホームレス殺人事件の犯人が飛び降りた事件の目撃者が19年前に誘拐され殺されたとされる少女アビー・ハリングスワースと名乗ったことから過去の事件を辿りなおすというお話。

誘拐犯の投げてくるゲーム、有利な身売り目前のハリングスワース醸造所、突然現れたアビーになつく弟マーティン、アビーの語りたがらない元恋人、とあやしさも綾もてんこ盛り。
DNA検査のすり替えとか「無理だろっ!」とつっこまずにはいられないところもありましたが(だってさ、誰のをすり替えたのさ。女性、男性ってわかるだろうに。対象者分まで揃いで替えたのか?)、最後まで緊張感をもったままでした。
醸造所の権利が兄、妹、弟の三人に分けられていて、妹分をあてにしているのに今更戻られても…と身売りに積極的な兄の仕業かと匂わせて、実はDNA鑑定で血縁関係が認められたアビーは偽物。
彼女と恋人が仕組んで弟マーティンを巻き込んだ作り話でした。
マーティンがかわいそうでしたね。
ただのぼんやり弟かと思ったら、誘拐された時の「1000まで数えたらさがすのよ」というかくれんぼ(?)を気に病んでいたのですね。
自分がちゃんとさがさなかったから姉さんが…と。
アビーにどんどん懐いていく様子はホンモノの可能性の表現ではなく、マーティンの後悔の念というか姉への思慕というか、もっと切ないものでした。
そんなマーティンに気付いた偽アビーはこれ以上彼を傷つけられないから仕事を降りると告げたら殺されてしまったというのもマーティンには追い打ちだろうな。
病で死んでいく誘拐犯が最後の最後に本当のアビーを埋めた場所を知らせるのですが…散々ゲームを仕掛けてきたという犯人にしてはあっさりしすぎのメッセージでは?
もう聞きに来てもらうこともないからわかりやすくしてあげたとしか思えない(笑)。
あれこれ疑われはしたものの、ようやく再会できる妹を待つ兄さんの表情と、拘置されているのにかくれんぼの数を数え続ける弟というラストは印象的でした。

で、ホームレス殺人事件はどうなるのさ?
目撃者に信用性がないと犯人が自ら飛び降りたという証言の信憑性が疑われ、仕事を失う危機!とパスコーは殺気立ってましたよね。
「警部になっているはず」という警視の言葉も気になるし(自分が長期不在だったというジョークかもしれないけど)。
エリーとも何があったのさ。
「一時的なこと」と言っているので別居しているだけで離婚とはなっていないようですが。
禁酒禁煙を医者から命じられている警視に「お祝い」と酒瓶あげるなんて今度の副署長も問題ありだ。
それにしても警視、頑丈だよね(笑)。

偽アビーは、MI-5のルースでした。
最初にパスコーが「シェルターに警官を潜入させている」と言うものだから絶対彼女が潜入警官だと(笑)。

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ダルジール警視 #29&30「近衛歩兵の店 前後編」 The British Grenadier

非番の警視が昔の知人ステラから相談を持ちかけられ経営しているパブを訪ねると、相談の元、夫フランクが銃を振りかざして人質をとって立て籠もる事件に巻き込まれてしまう…というお話。
ヒドイ話盛り込みすぎ。
フランクは戦争で受けた心の傷から脱することができず、SWATを指揮する警部補は誤射から立ち直っていなくて、現場を取り仕切っている署長は無能、そのせいでSWATの人は警視を撃ってしまい新たな傷を抱えることに。
ストレスのせいか寝込んだおじいちゃんはそのまま起きず、それに腹を立てて歯向かった青年は撃たれ、新たに立て籠もった地下室では警視の機転で出火&フランク下敷き、友は彼を助けようと必死で巻き添え…この事件、誰か救われましたか?
ステラとフランクの息子フレディーの映し方見てると、これはホラーで全てがフレディーの筋書きのように見えてくるよ。
撃たれた警視と、署長に非難された警部補の心の傷が心配でありますが、どうもこの人もう出ないみたい…これが原因での退職か。

と、そんな中、フランクは「ニュー・トリックス」のジェリー、歯向かった青年キエロンは「ジョージ・ジェントリー」のバッカス、と別の楽しみはありました。
特にキエロン、フランクが外の警察と交渉しようって時にパブのテレビ点けましたよ。
「何してるっ!?」って言われて「テレビでも見ようかと」ってしれっとしてますよ。
バッカスってきっとこんな感じだったんだろうなと妙なところで納得。
バッカスの人(Lee Ingleby)は1976年生まれなのでこの時(1999年)23歳?とにかく若い。
でもバッカス(笑)。

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