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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「ER」の記事一覧

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ER11−4「恐れ」

幼い女の子二人の飛び降り事故は、痛ましい結末。
ERではなく、捜査ドラマのようだった。
たとえ暴力夫でも夫であり、子供達の父親であった。
強盗に入って撃ち殺されたどうしようもない男だったが、
妻であり母親である彼女には相当応えたようだ。
解放と喪失とを同時に受け止めることができず、精神のバランスを欠く。
医者にかかるも、貧しさゆえ処方薬を続けられず、幻覚を見てしまった。
暴力夫が責めてきた。子供を逃がさなければならない。逃げるにはあの窓しかない。
突き飛ばしてはいないけれど、あの形相で飛び降りろと言われたら。
処置を受けながら
「私、悪いことしてないよね」と言っていたのにはこんな真相が隠れていたのですね。

そしてなんとも哀しい、エリザベスのお別れ。
手術が成功すればいいってものじゃない、手続きってものだってあるのはわかるけれど。
免許の剥奪、解雇といったことは免れる。
倫理委員会が下した決断は患者との接点と終身雇用を取り上げるものだった。
エリザベスはそのどちらでもなく、カウンティを去ることを選ぶ。
手術に踏み切る勇気を讃えると言った口で、治療の古さをチクリと指摘する、
新しい外科医のドゥベンコのステキなイヤミも影響してるのだろうか。
辞め時を探っていたとカーターに告白していたけれど、そんなエピソード仄めかしてなかったじゃない。
この降板は哀しい。死亡して去るのもそうだけれど、はじかれた感じがするだけに。
中途半端な扱いだったのに、中心に据えられたと思ったらそれでサヨナラ。
それも唐突な感じ。
カーターの心理状態の追い討ちにならないことを願います。

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ER11−3「カーターに頼もう」

相変わらず眠れない様子のカーター。心の穴を埋めるかのように早朝出勤、さらにフル回転。
怪我から早々に職場復帰したプラットに新人のまとめ役を命じつつも、彼の具合も気遣う。自身それどころではないだろうに。
そんなカーターをルカは気にかける。それも今までのように相手の気持ちも考えずに入り込んでしまうのではなく、適度に。
今回の痛みが身をもって理解できるからなのかも。

HIVポジティブ同士の臓器移植ってどうなのだろう。生前本人が同意していたとしても。望むならしてあげたい、でも立ちはだかるのは医師としての倫理。
ウィーバーとのやりとりで自棄になったエリザベスは移植手術に同意してしまうが、これがきっとお別れエピソード。
ウィーバーへのアテツケが優先で自分のキャリアを後回しにした感が強いけど。
もう一度カーターと話した時、落ち着いてきたにも関わらず移植手術の意志を変えなかったことから、救える患者を救いたいだけ、アテツケではない、と思いたい。
ウィーバーはカーターには優しいけれど、他の人には意外と厳しいからなあ。

ルイス先生、登場。赤ちゃんの診察で来院。
チャックがママ役らしい。予告から察すると、チャックが主夫に納まってスーザンが仕事に復帰。収入の面から臨時に勤めたER部長に正式に立候補するのかな。
視聴者としても、その方が登場回数が減らないので良いと思います。
一見、チャックの俳優が変わったような気がしたが、髪型と服装のせいですよね。

ニーラはなんでああなのだろう。
居候は牛乳を空にしてはいけないことくらい、わからないのか!
職安みたいなところでも「あなたには何ができるのかしら?」の質問に、
「胸を開いたり…」と医療技術を披露する。
じゃ、病院に行けよ!
面談していた人は絶対そう思ったはず。
病院は嫌だというのなら、そこでひけらかすんじゃない!「何もできません」と言え!

後輩を引き連れ、モリスは生き生きしていた。医者としての技術よりも得意みたいだ。
それとは対照的なのが新人ハワード。処置を急ぐ部署ERなのに、器具の点検を4回しないと行えない。
不慣れなせいでの緊張を超えている。真面目そうだからなあ。乗り越えて欲しいけど。
レイの強気と足して割れればいいのに。

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ER11−2「傷ついた者」

悪夢に悩まされるカーター。仕事は頼りにされていることもあり、なんとかこなしている様子。ふとした隙間に影がさすこともあるのだろうが。
そんなカーターを気にかけるウィーバー。反対に彼女と息子のことに気を配るカーター。
この二人の関係は付き合いが長いということを引いても、尊重し合っている感じが伝わってくる。なんといっても一時期大家さんと下宿人でしたからね。

そんなカーターの異変を瞬時に受け止める人がもう一人。最近安定した状態にあるルカ。
仕事上がって近くの店で一杯ひっかけて戻って来たカーターを即座にラウンジへ連れて行く。話を聞いてあげるのだ。
妻子を失った哀しみ(ケムとは離れているだけだけど)、喪失感はルカには酷な話題な気もするが、最近のルカはサムと新しく歩み出したいと思えるくらいの精神状態なので受け止められるのかも。

毎年のように看護師対ドクターのプチ冷戦がある。今回は看護師対新人Dr.アビー。
Dr.としては新人なのに現場でのキャリアが加味されてウィーバーからは医学生を任されるし、重症患者も一人で診なければならないし、心のやり場に困っていた様子。
同じように手が離せなかったルカへ八つ当たりをしかけるが、そこは最近のルカ。突き放すでもなく慰めるでもなく、アビーを医者として認める発言をするのでした。
今シーズンのルカは皆の潤滑剤として活躍する設定なのでしょうか。荒れている時期もあったので落ち着いてくれるのは嬉しいですが。

看護師ヘレエはやっぱり頼りになる存在。ただ怒って困らせるのではなく、気付くように仕向けてるのね。
でも看護師によっって輸液の濃度や点滴速度が違うのは、医療事故の元にならないかなあ、と心配でもある。
私も部屋に来る看護師さんごとに点滴の速度を変えられることに不安があったので。

チェンもギプスで動けそうだし、プラットも骨折のない分回復が早そうだし、医者不足ももう少しの辛抱です。ルイス先生のこと触れてなかったなあ。

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ER11−1「不本意な別れ」

うーん…と言いつつ見続ける横綱番組。
さすが救急医療現場がメインのドラマ。本当にそんなに忙しいのか、と思いながらもその展開のスピーディさに圧倒される。
11年目ともなると、新シーズンを迎えると自分が休暇明けで仕事に復帰するような錯覚を覚える。戻ってきたなあ、と。

結構な事故だったが、チェンは骨折等ですんだ様子。プラットのほうが見かけは軽症だが程度は重かったようだ。正常に復帰できるのだろうか。
受けた傷以外にも、今回の事故での彼の処遇も心配される。同乗していた同僚も負傷、さらに退院する患者エルシーは死亡。
プラット、ちょいとした問題児だったものなあ。

カーター君とケムのところは、子供を失ったショックから立ち直れていない。私達は半年待ったけれど、ドラマ上では日が経ってないから当然だ。
受けた悲しみは同じであろうに、必死なカーター君は痛々しい。頼られている仕事があるから持ちこたえられているのかも。ケムが「戻って仕事をしたい」というのもカーター君、止められないだろうな。

あちらこちらで悲惨なことが起こる中、ウィーバーには良い結果が待っていた。
裁判直前、相手側が「折れてくれ」みたいなことを言ってきたが、決定は双方にとって望ましいものだった。ヘンリーの監護権はウィーバーに、彼女の勤務中は義理の両親が世話をする。最初から話し合いでこうなればあんなに辛い思いをしなかったのにね。
向こうだってウィーバーだって最愛の人を亡くした直後、冷静じゃなかったんだね。

プラットとチェンは大怪我、カーター君は不安定、ルイス先生産休、ルカは家庭の問題(?)で遅刻早退が多い。
まともに患者を診られる医者が足りない。
アビーというインターンが増えたけれど、それにしても。

ニーラ、戻ってきちゃうのか。医者としての進路は保留状態みたいだ。
なんか彼女は好きになれないキャラクター。どちらかというと嫌い。他所でインターン研修すると聞いて喜んだのに。

私の中でERはグリーン先生が亡くなったお話で、事実上最終回を迎えている。あのお葬式にダグとキャロルが参列していなかったことが原因。
俳優の契約もあるのだろうけれど、あそこで二人が駆けつけなかったERはあれでお終い。今のは別のERとして見てますね。

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