忍者ブログ

ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「本&読書メーター」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

4月のまとめ

「怪盗ニック」2巻、読み終えた!と思ったら、もう4巻が発売となりました。
3巻読んでないけど買いましたよ。

そんな中、月末に読んだ「春にして君を離れ」はすごかったです。
人殺しなんてないけど、解説にあるように恐ろしくて哀しい話でした。
ちょっとまいりました。



4月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1587
ナイス数:22

春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
なんて鈍い人なんだと思ったが、すっごい壁を作っていたわけですね。それにしても「すごいものを読んだ」という気がしました。
読了日:04月30日 著者:アガサ・クリスティー
織田シナモン信長 3 (ゼノンコミックス)織田シナモン信長 3 (ゼノンコミックス)感想
この町に、まだまだピンポイントに転生してくるようだ。ブーちゃんがイチオシだな。
読了日:04月27日 著者:目黒川うな
芸人式新聞の読み方芸人式新聞の読み方感想
新聞を野次馬視点で平行に読む技術、とても愉快でした。
読了日:04月26日 著者:プチ鹿島
怪盗ニック全仕事(2) (創元推理文庫)怪盗ニック全仕事(2) (創元推理文庫)感想
価値のある者は盗まない、ニックの価値あるお仕事。一見なんともないものが、どんな価値を孕んでいるのか、毎話ワクワクします。
読了日:04月21日 著者:エドワード・D・ホック
文庫解説ワンダーランド (岩波新書)文庫解説ワンダーランド (岩波新書)感想
改訂されて解説も変わって、前任者の説と反対なものまで読み込まれている姿がすばらしいです。元本を読みこめていない私でも野次馬根性で楽しめました。
読了日:04月20日 著者:斎藤 美奈子
おかゆネコ 7 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)おかゆネコ 7 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
読了日:04月04日 著者:吉田 戦車
まんが親 5 (ビッグコミックススペシャル)まんが親 5 (ビッグコミックススペシャル)
読了日:04月01日 著者:吉田 戦車

読書メーター

拍手

PR

とにかく、すごかった。「春にして君を離れ」アガサ・クリスティー



ポアロ、ミス・マープルと、映像化されたものは見ているので、ノン・シリーズものもそろそろ触れてみようかなと手にしました(「そして誰もいなくなった」は読んだけど)。
別名義で書かれた、人殺しありきのミステリ小説ではないということで興味は高まりました。
読んでみたら予想を超えた引き寄せられ感でした。

ジョーンの回想で、子どもたちの様子や夫の言動が読んでいるこっちに知らされますが、「これで何とも思わないとか、ジョーン、あんた大丈夫か?」と思うことばかりでした。
お嬢様学校の純粋培養、恐るべしとも感じました。
が、ジョーンは本能で恐らく真実であろうことをわかっていながら、蓋を開けることなくしまいこんでしまっているのでした。
なんなら、蓋を開けないだけでなく、新たに鍵をつけるような勢いです。
もっとも、人生のすべてをお嬢様学校で学んだことの枠内に収めようとしているのですから、純粋培養恐るべし、で合っているのかもしれませんけど。
砂漠の出来事から、生まれ変わったジョーンを受け入れる夫というのも想像しましたけれど、そんな生易しい展開になるわけありませんね。
ジョーンはいつまでもジョーンその人で、夫ロドニーもロドニーなのでした。
ロドニー、いくら波風を立てるのがいやな性分だとしても、ジョーン本人を前に「望む仕事ができない男は男でない、身をもって知っている」とか言うんですよ。
本人目の前にしても、ジョーンは何も思うまいってわかってるんですよ。
そういうところから、この二人は夫婦になるべくしてなったと言えるのかもしれませんけれど。
思い遣りとは別の感情で成り立っているのですよ、この夫婦というか家庭は。
ひとりぼっちであることに気づきませんようにって、残酷すぎやしませんか。
でもその残酷さがスカダモア家の平穏なのですよ。
巻末の解説にもうならされました。

拍手

とりあえず、ゲンダイを読みたくなる。「芸人式新聞の読み方」 プチ鹿島



今一番好きなラジオ番組「東京ポッド許可局」の鹿島局員の本です。
新聞は一紙しか購読していないので、同じ事柄を読み比べる楽しみなんて気づきませんでしたよ。
社説によく出てくる言葉等で、新聞にキャラクターがついてくるのも楽しいです。
新聞に「どんなおっさんか?」と性格つけてるのって、同じく許可局員のサンキュータツオさんの「国語辞典の遊び方」(文庫になってるよ)の辞書のキャラクター付けと同じですよね。
ここもにんまりしてしまったところのひとつです。
オコエ選手の愛称の話はラジオでも聞いてましたが、こうやって改めて読むと、鹿島さん仰るように新聞は紙だけの時代ではなくなってきたのだなと感じられました。

拍手

3月のまとめ

読みたい欲はあるのですけどね。
「怪盗ニック」2巻も、ぼちぼち読んでます。
もうすぐ4巻出ちゃうのに。

「夜廻り猫」、これはみなさまにおすすめしたいです。
目の奥がつんと来るような、ほんわかするような、そんな話満載です。
1巻では、いろんな境遇にさらされた人間に寄り添う遠藤平蔵という趣きが強かったですが、2巻は様々です。
頼りがいのある永沢さん家が大好きだし、お父さんお母さんを意識して困らせるモネもかわいいし、というのは変わりませんが、2巻で大躍進したのはワカルだと思います。
ホントに茶飲み話程度の会話が上手で、勝手に上り込んでごはん炊いてるのに嫌味が感じられないのも才能ですよね。
そんなワカルですが、雨の日に道路を拭いてる姿にまいりました。
みなさまもどう感じられるかお話をうかがいたいです。
そんな中、この前Eテレでやってた「猫メンタリー」、トトと角田光代さんを見ました。
語りであった「寿命十八年」は、ちょっとやられました。
モネの気持ちもそういうことなのだろうなとか、もしかしたらうちのまさくんも一日だけ、よその毛皮を着てやってきていたかもしれないなとか。

まだまだスランプは続きそうですが、北大路公子さんの本をうまく合間に挟んでいこうと思います。



3月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:384
ナイス数:27

木曜日のフルット 6 (少年チャンピオン・コミックス)木曜日のフルット 6 (少年チャンピオン・コミックス)感想
縄張り争いしていても、人(猫)情あるよね。デン様、かっこいいよ。
読了日:03月27日 著者:石黒正数
夜廻り猫(2) (ワイドKC モーニング)夜廻り猫(2) (ワイドKC モーニング)感想
せっせとご飯を炊くワカルが馴染んできた(笑)。やっぱり永沢さん家はいいなあ。お母さんの洋服センスも含めて。
読了日:03月24日 著者:深谷 かほる
生きていてもいいかしら日記 (PHP文芸文庫)生きていてもいいかしら日記 (PHP文芸文庫)
読了日:03月13日 著者:北大路 公子

読書メーター

拍手

近況(~3月12日)。

夜寝る時、鼻が詰まってました(花粉症ではありません)。
でももう鼻腔拡張テープを取るために布団から出るのがいやだったので、詰まっている方の鼻の穴に指をひっかけて広げてみました。
そしたら、結構鼻通りがよくなりました。
そう思っているうちに眠ってしまい、夜中に目が覚めたら指がまだ鼻の穴を広げてました。
…そんな毎日です。


「本の雑誌」で、読書スランプ特集がありましたよね。
そんなものを目にしたせいか(笑)、そうなってしまったような気がします。
「怪盗ニック」を一日一話ずつしか読めないです。
いや、一日一話どころか、それさえも危うかったりしてます。
それでも面白いのが、ホックのいいところだと認識できたのは収穫なのだと思いますが。
でも、病院の待ち時間のために持っていく気にはなれず、だけど何か持っていきたい!と選んだのがキミコの本です。

これはよかった。
番号が変わるポーンという合図で目を上げて中断しても話がわかるじゃないですか(既読本だからか?)。
それに、何よりも愉快です。
「馬っ鹿だな~」と心の底から言える、この清々しさ。
待ち時間のためというよりも、読書スランプ克服のためにも最適のチョイスだったと自画自賛いたしました。
…が、「怪盗ニック」に戻ったら、やっぱり読めないですねえ…。
ということで、このまま今月はキミコ再読月間にしようかなと思います。

半分くらいまで読んでるんだけど。



そんな状態ですが、新作海外ドラマも見ました。
「クリミナル・マインド 国際捜査班」です。
本家もリタイアしてしまったのに見始めたのは、4話では日本が舞台だからです。
そうです、ヘンテコ日本を期待しました。
で、感想ですが、期待に違いませんでした(笑)。
現地に来ているわけではないので、偽物感漂うのはいいですが、築地、屋台村みたいでした。
「犯人は長年ひきこもりだから、動きが不自然なはず」ってところも、乱暴だな!と思いました。
が、偶然にもキミコの本に「ひきこもってたから、外を歩くのにおどおどしちゃう」みたいなことが書いてあってびっくりです。
アメリカのスタッフはキミコの本を参考にしたのかな?と思ってしまいました。
それはいいですが、犯人、長年のひきこもりなのにすさまじい行動力の持ち主です。
築地から樹海まで、車とかどうしてたのかな?といろいろ考えることができてよかったです(笑)。
あとは、日本人であることを表現するのに「マスク」が大活躍していたのは新鮮でした。
昔は、メガネで首からカメラを提げていて歯が出気味、+名刺交換でしたが、もうマスクだけで日本人が表現しきれているような気がしました。
でも、マスク、大事だよ。
でも、リョウ・ミランテって…小澤さんっ!!!
というわけで、4話まで見たのでもういいかな?という結論に至りました。

拍手

最新コメント

カテゴリー

アーカイブ

プロフィール

メール

AdMax

カウンター

アクセス解析

ブログ内検索

Copyright ©  -- ささくれた日々 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]