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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「ルイス警部」の記事一覧

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ルイス警部 #13「侯爵家の人々」 The Dead of Winter

ハサウェイは、モートメイン侯爵邸でバスツアー用の模擬戦争中の実弾事故、
ルイスはツアーバスで見つかったブラック教授の遺体の捜査にあたる。
ブラック教授の足取りを追うと、どうやらモートメイン邸の教会で殴られ、
ツアーバスに乗せられたらしいことがわかる。
翌日には邸宅管理人グレアムが遺体で見つかり、
妻リンダの家出の原因であるブラック教授を殺した後に自殺したとの線が浮かぶがルイスは納得いかない。

始まりました、新作が。
順番にうるさい質のくせに、録画できているかの確認の意味も兼ねて順番ぬかし視聴。
いや、確認は朝起きてすぐしましたけども…録画できていなかったとしてもリピートないから意味ないんですけども…。
不満ですよ、ハサウェイの髪型。
あの頭にはりついたようなギリギリの短髪が好きなのに。
骸骨っぽいといわれるからやめたのでしょうか。

裁判の証人になるハサウェイに付き添うルイスという早速コンビファンへのサービスシーンです。
そんなに仲良し?と思ったら、これは特別な事件で、変わり果てた少女の遺体の第一発見者であるハサウェイをルイスだけでなくみんなが気遣っているということがわかりました。
この事件でハサウェイは荒んでいるうえに、モートメイン邸敷地内で12歳まで両親と共に暮らしていたことが事件に影響してしまいました。
またハサウェイの謎がひとつ明らかになったわけですが、これを聞いた時のルイスの顔ったら…。

事件としては、グレアムの妻リンダの家出まで話は戻り。
実は家出ではなく、オーガスタス・モートメインの少女趣味を告発しようとしたため、
モートメイン家を守ることを使命とする執事に殺され銅像の下に埋められていたのでした。
描きかえられた絵画に何かしらの秘密を感じて調査し始めたブラック教授が邪魔な執事が、リンダ家出の噂を絡めてグレアムごと始末したのです。
当然のようにオーガスタスの娘スカーレットを「家を守るため」と脅して、教授とリンダに関係があったように細工をさせる執事は狂気でした。

この執事と、婚約パーティーを控えているスカーレット、ハサウェイはいわゆる幼馴染。
で、おそらくスカーレットはハサウェイの初恋の人。
これが捜査に多少の影響を及ぼすのですから、執事には嬉しい誤算だったでしょう。
しかし、ハサウェイはよろめいたものの、捜査は捜査と区別できる人でした。
スカーレットに「あなただって同じことをしたはず(捜査の進み具合を探るという意味)」と言われ「自分は違う」と断言して、煙草を吸う不良姿をご披露。
「人の不幸ばかり見ているのはイヤ」なんて聞いていたから
「書類を提出します」に「辞職?」と返すルイスの不安な感じもよかったですね。
情報漏洩の可能性の責任をとりたいハサウェイを思い止まらせるのが「私たちは結構いいコンビ♪」というのがかわいいです。
ホブソンの「言わなきゃわからないわよ」を素直にきいているところも。
「新しい相棒とやり直すのも面倒くさい」は「ハサウェイがいい」の照れ隠しだって見抜かれてるよっ!(確か顔かきながら言っていたような…?)

家を守るためアラブの石油王との望まない結婚、
妻死亡で後継ぎを産んでもらうために若い娘(17歳!)との結婚、
産んでもらえればあとは恋愛自由(リンリー警部は後妻の恋人なだけでした。実弾が当たったのも偶然)、使用人にまで気配りを怠らない当主の裏の顔、
守らなければならないと同時に煩わしくもある爵位というものを考えさせれれるエピソードでした。
考えてもわからないけれど。

英国ドラマを見ているとこのように時々重要なポイントとして爵位が出てきますよね。
不動産はあるけれど現金がない、土地建物を売ってしまえ!とトラブルになるとか。
使用人との関係も様々なようで、こんな本を読んでみたことがあります。
また読み返してみようかしら。


図説 英国貴族の暮らし (ふくろうの本/世界の文化)
田中 亮三
河出書房新社
売り上げランキング: 57339


で、「あの年代の〇%は遺書を残さない」って、
本当にシリアルの箱の裏にそんなこと書いてあるんですかっ?(笑)

 

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今夜、ルイス警部!

本日3月28日深夜3時(日付的には29日)、チャンネル銀河で「ルイス警部」の新作が放送されます!
いきなりの深夜枠でリピートもなしなので、見逃していたのかとたいへんに焦っておりますが、この機会に巡り合えたことを有難く思うことにします。
J:COMの番組表には赤い星印がついているので、本当に初回放送かもしれません。

心残りなのは、新作放送までに「モース」を見終えておくつもりだったのにそれがかなわなかったこと(外付けHDDにお出かけ中・笑)。
モースの高尚な趣味は私にはよくわからないので、ルイス目線で見られるのがお気に入りの理由かも。
そしてルイス警部には無駄に博識な部下ハサウェイ、とパートナー運が良いのですね(笑)。
もう、ルイスとハサウェイの大股歩きの捜査会議が今から楽しみでなりません。

チャンネル銀河のHPにはとりあえず新作5話分しか紹介されておりませんが、
月が替われば残りの話数も紹介されると信じております。
そしてまだこれから新作が作られるのでそれも楽しみです。


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ルイス警部 #12「甦った伝説のロッカー」

35年前に自殺したバンドのメンバー、エスメが突然姿を見せる。
バンド活動再開の気持ちが高まる中、養護施設の少年ルーカス、バンドスタッフ、バンドのファンでもある音楽教授が相次いで殺されて…。


養護施設で「ルーカス、お前に家族がいるぞ!」って聞かされてるし、最近偽物だとかホンモノだとか、そういう話を続けて見てしまったのでなんとなく…ね(笑)。
それにさあ、見たままの人が犯人って!(笑)
ふつう(?)、ああいう人はミスリードのためにいるんじゃないのかな?
ああっ、そういうミスリードかっ!
35年の時を経て、自殺したとされていたエスメを入れてバンド復活となればそりゃたいそうな盛り上がりでしょう。
マネージャーは注目を集めるために妹をエスメに仕立て上げて、替え玉であることに気付いた人を次々に殺していった、という…。
最初から「エスメじゃないよ、妹だよ。それでももう一回だけ注目集めてみようよ!」って抱き込んだほうがよかったんじゃないの?
ルーカスという、妹も知らない身内だけはしょうがないとしても(殺していいという意味ではない)。
脅迫事件もどうでもいいし、最後猟銃でズドンというのも何か違う。
もっと解決しても苦渋感が漂うようなものを期待していたし、これまでもだいたいそんな感じだったのになあ。ちょっと残念。
バンドのファンであったルイスがまた屋敷に来られるように微罪を残すという気遣い、ルイスは天才という認識、そんなルイスとハサウェイの結婚生活(!)には問題なさそうなのでいいですけども(笑)。
質問責めのルイスにうんざりしたホブソンがハサウェイに「うっとうしくないの?」とか聞くと「結婚生活を続けるには忍耐が大切です」なんてするっと出てくるところ、いいですよね。
イノセントは「行き過ぎるルイスを止めるのがあなたの仕事よ!」と言いますが、私はハサウェイの方に暴走の匂いを感じておりますが(笑)。

これでとりあえず一区切り。
続きの放送があるかないかの心配はしてないですが(大丈夫でしょ、銀河さん!)、なるべく早くにお願いしたいです。
それまでの間、できる限り「モース警部」を楽しみたいけれど、最近ドラマ録画し過ぎだしなあ…。

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ルイス警部 #11「許されざる嘘」

スティーブン・マランが自宅で殺害された。
彼は3年前に、テレビで持論を語る無神論者トムに激高しトラックで彼の車に突っ込むという事件を起こしていた。
その時、車に乗っていたトムの娘ジェシカは脊髄を損傷し車椅子の生活となっていたためトムの家族は復讐の動機があると疑われるが、殺されていたのはマランではなく同居人のハドリーであったと判明。
後に本当のマランが殺されて…。


なんとも後味の悪い話です。
トムは持論を変えず一見平静を装っているが、自分の主張が娘の人生を台無しにしたと深く傷ついていたのですね。
そこへきて今度は復讐殺人の犯人が息子であると聞かされてはたまりません。
自分が蒔いた種なのだから自分が完結させねば…と捜査の打ち切りを願っての自殺だったのですね。
母親の嘘は許せません。
「ジェシカのケガに誰よりも傷ついていた」とわかっているのなら「息子が犯人」との耳打ちがどういう結果をもたらすか予想できたはず。
自分に焦がれる教授を兵隊にしたり、ジェシカの言うように悪魔です。
仕事を辞め尽くしているのに、当の娘は犯人と気持ちを通じ合わせているなんて!という気持ちはわかりますが、スイミングを禁止すればいいじゃないのっ!
被害者と加害者が面談するという席にジェシカが出席しなかったことがポイントとなっていたわけですね。
立場を知らせずに近づいて、でもそれはマレンの悪意ではなく償いの気持ちでそれが愛情に発展し…という本当なら家族全ての心の成長が試されるようなもの。
無理で困難なのは仕方ないという気持ちもある。
だけど兵隊送ってケリをつけるのは…。
そこにさらに家族を傷つけるような嘘を紛れ込ませるなんて…。
とにかく後味悪い。
お兄ちゃんも結局破断だし。

それよりも(笑)唐突なハサウェイの恋愛話ですよ。
昇進するのが自分ではないからの不機嫌ではないとは思ってましたけど(だって犯人の手を離したことで格下げの危機だったもの・笑)。
気持ちにケリがつかないのはよくないと前回身をもって体感したルイスに諭されて昇進&転属のフィオナとの気持ちを整理するようです。
あれでは別れられなくなるような気もしないでもない(笑)。

人違い殺人の事実にもいつも通りのハサウェイに「深刻そうな顔をしなさい」とイノセントは言ってましたねえ。
確かに彼はいつもどこか面白がっているようなところがあるので、みんなも思っていることだとわかって安心しました。
ホブソンは「ウマのような」と表現していましたね。…まあ、そうだ(笑)。
事件の進展を話しながら大股でがっしがっし歩くルイスとハサウェイの姿が好きなのですが、今回付き合わされていたホブソンはちょっと辛そうでした。
ルイス、ちょっと手加減しようよ。

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ルイス警部 #10「シェークスピア殺人事件」

今回、メインの事件の方は「そうか~」程度。
ついにルイスの奥さんひき逃げ事件の犯人がわかったことの方が重要。
ホテルでの荷物盗難詐欺を働いていた兄妹、妹の「兄さんは交通事故を起こしてから苦しんでいる」の発言に何かを感じたハサウェイがモンクフォードの起こしたという事故を調べると、ルイス夫人の事故であることがわかる。
以前、結婚の話に立ち入るな!と言われたことを気に病みイノセントに相談すると「お互いの関係による」と返されました。
この時、イノセントの正面に座るよう椅子を動かし、帰る時にまた直すというのが私は好き。
その前に警部と二人でイノセントと話している時の自分の位置に椅子を持ってきたように思えて。
つまり、警部と一緒である自分の位置を主張したようで(深読みし過ぎ・笑)。
悩んだ末に警部に話すわけですがここの会話もまた好きだ。
「何故話さなかった?」
「話したら殴りにいくでしょう?」
「そんなことするわけない、何故ならお前が止めるからだ!私のことだけではなく自分のこともわからんのかっ!」
優秀な刑事として信頼しているのですね。
でも、ハサウェイは変に気を回すところがあるし、微妙な不良さ加減でガス抜きしてるところもあるから殴らせるんじゃないかな?(笑)
二人の今の状況として、ルイスはハサウェイを信頼しているが、ハサウェイは警部を敬いこそすれまだそれが信頼とはなっていないのかな。
信じてないという意味ではなく、まだ気付いていないというか。
とにかく、よきパートナーが正式に誕生したというわけですよ(笑)。
こんな二人の様子を偶然を装った小芝居でうかがうイノセントもよかったですね。
狙われたのではなく、たまたまそこにいたからの交通事故だったことに戸惑い気味というのは刑事の性とでもいうのでしょうか。
「落ち度も理由もなく妻は事故で死んだ」偶然にも誕生日近くに真相がわかったことも、二人の区切りになりそうです。

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