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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「本&読書メーター」の記事一覧

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驚愕の~とかつくのは好きじゃないけど。「偽りの楽園 上下」トム・ロブ・スミス

 

年末の各社ベストテンでもランクインしてましたね。
煽り文句に「驚愕の~」なんてあると敬遠してしまうのですが、やっぱり読んでみようかなと思いまして。

幸福な引退生活のためにスウェーデンに引っ越したと思っていた両親が、それぞれを否定するような電話をダニエルのもとにかけてくる…
一足早く行動に出たお母さんの方がロンドンにやって来て、お父さんがどうやって田舎の悪に染まって行ったのかを証拠を携えて語る…
聞き終えたダニエルの選択は?と、ここまで下巻の半分越え。
お父さんたちが追いかけてくるから時間がないというわりには回りくどいお母さんの語りは、確かに読ませます。
実際何があったのか、たいへんに気になりますから。
ただ、途中からお母さんの勝手というか、周囲に喧嘩売ってる感じが鼻について、証拠の意味さえもわからなくなっていきました。
そしたら…そういうことだったのね。
逃れて忘れてきたはずなのに、自らスウェーデンに戻ったことが引き金となり、ミアにかつての自分を見てしまったと…。
となると、確かにダニエルの選択が正しかったわけだし、お母さんの語りにイラつかされたのも意図的だったのだと思えます。
ダメ息子だったダニエルのスウェーデン行きは、お母さんどころか自分をも救う旅だったと、ハッピーエンドなのかもしれません。
でも、これ、お母さんの語りを「読ませる」と思ったけれど、「読みやすかった」勘違いだったかなあというのが正直なところです。

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「ねこたん。 1&2」大橋つよし

 
いつもお世話になっているにせみさんが紹介されていたのを見て、たいへんに興味を持ちました。
大橋ツヨシさんファンである姉へのクリスマスプレゼントを兼ねて買いましたよ(2巻のカバーを外すと「クリスマスプレゼントに~」と書かれていたのでびっくりです)。
読み終えたらしいので借りてきました。
いや~、ツボでした。
ふつうにかわいいのに、どこかへんてこりん、それでいてやっぱりかわいい♡、オカリナ吹いてる助手が特に(笑)。
そして、おじいさんの存在感といったら!
天国で困っている人がいないか探しに行ったおじいさんの留守を守るために助けてもらった猫たちが「ねこたん」になったとか、うるうるきちゃいますよ。
2巻の、おばあちゃんの引っ越し掃除のお手伝いの話なんか、おじいさん探偵がどんな人だったかが心に沁みてきました。
といっても泣けるマンガなわけではなく、くだらなかわいいのです。
年頃の娘を想っておばさんに変装したお父さんの話などかなりのお気に入りです(気付かない娘も含めて)。
これはきっと姉が買い続けると思うので、発売されたら借りるのを忘れないようにしようと思います。

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12月のまとめ&ご挨拶

年が明けました。
昨年末、急にお正月をしないことになったのでゆっくりしたものです。
と言いたかったのですが、かえってたいへんです、心理的に。
なんだかなあ…です。

そんな年明けですが、出かけた書店で「しろくまカフェ」の新刊を見つけました。

連載先でいろいろあって移籍した後の初コミックスです。
bisとして新しいところから以前のまとめコミックスが出たのと同じように、愛蔵版と書かれているので不安でした。
が、帯でパンダくんの弟が「2年ぶりの新作なんだってさ~」と言っているのを信じてみました。
そしたらその通りで、大感激です。
このゆるゆる感がこの時期にぴったりではないでしょうか。
登場人物ごとに、会話のスピードを変えて読んでる自分を発見しましたよ。
あと、しろくまさんのダジャレがないなあ…ひょっとして前の編集さんの趣味だったのか?…などと邪推していたら、最後にありました(笑)。

読書メーター、読んだ本のブログパーツが更新されなくなったので外していたのですが、ちょっと前に見たら更新されるようになっていたので復活させました。
しかし、大きい方はまたすぐに更新されなくなってしまいました。
なので、小さい方に貼り換えました、どうせそんなにさくさく読んでないし。
それにしても、マンガばっかりだったな…。
面白ければ何でも来い派なので問題ないですけど、根気がなくなってきたのかしら?と思ってみたり。
でも今読んでいるのは小説ですっ!威張ることじゃないけども。

こんな感じですが、今年もぼちぼちやってますので、何卒よろしくお願いいたします。


2015年12月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1585ページ
ナイス数:28ナイス

プ~ねこ(3) (アフタヌーンKC)プ~ねこ(3) (アフタヌーンKC)
読了日:12月31日 著者:北道正幸
プ~ねこ(2) (アフタヌーンKC)プ~ねこ(2) (アフタヌーンKC)
読了日:12月29日 著者:北道正幸
プ~ねこ (アフタヌーンKC)プ~ねこ (アフタヌーンKC)
読了日:12月27日 著者:北道正幸
ホリー絵日記inスコットランドホリー絵日記inスコットランド感想
おもしろいけど、うすら恐ろしくもある(笑)。
読了日:12月19日 著者:ホリー
惑星カロン惑星カロン感想
前にある短編が集約されていくかのような最終話の「惑星カノン」。この構成も、まっすぐなチカちゃんにも満足です。
読了日:12月19日 著者:初野晴
木曜日のフルット(5)(少年チャンピオン・コミックス)木曜日のフルット(5)(少年チャンピオン・コミックス)感想
ジョセフィーヌいたよね?(笑)
読了日:12月12日 著者:石黒正数
「芸」と「能」「芸」と「能」
読了日:12月7日 著者:清水ミチコ,酒井順子
波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンKC)波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンKC)
読了日:12月3日 著者:沙村広明

読書メーター

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やはり、好きなシリーズです。「惑星カロン」初野晴



ハルチカシリーズの5作め。
ずいぶん間が空いたようですけど、年明けのアニメ放送に合わせたかったとか?
最終話は描き下ろしだし。
でも!大人の事情があったとしても関係ありません。
短編集でありながら、タイトルにもなっている最終話で前の話が集約されていく感じがとても好きでした。
さらに最終話、ハルチカパートと草壁先生パートがちょっとずつちょっとずつ近づいていくのも、たいへんに好みでした。
デジタルツインはついていけない感じもしますが、「みんなどこにいるのだろう」とか、ネットを介しての自分は本当の自分ではないとか、やっぱり高校生に背負わせるには重い気がしないでもないことを投げかけるあたりが、青春モノの枠だけでは括り切れない魅力なのだろうなと思えました。
このシリーズは、話が進むごとに仲間が増えていくところが魅力でもあります。
この人がどうやって加わったのか思い出すためにも、また以前の本を読めばいいのです。
文庫もあるんだから。
待たされたから☆ひとつとか、そんなレビューはおかしいです。
読んだうえでそんなことが言えるとは…と思いますよ。

   

アニメ版の表紙もあるのですね。



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11月のまとめ

「スピンクの壺」を読んでいて、昔、町田康さんがダンボールの日陰を売っていたという話を思い出して、にやついてました。


2015年11月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1318ページ
ナイス数:68ナイス

よつばと! (13) (電撃コミックス)よつばと! (13) (電撃コミックス)感想
ばあちゃん登場で、とうちゃんの息子の顔が見られます。いや、いつも子どもの心は持ってるけど。そういえばジャンボがいなかった。読みえ終えるまで気付かなかったけれど、気付くとさみしいものです。
読了日:11月29日 著者:あずまきよひこ
ステキな奥さん ぶはっステキな奥さん ぶはっ
読了日:11月23日 著者:伊藤理佐
いとしのムーコ(8) (イブニングKC)いとしのムーコ(8) (イブニングKC)感想
とうがらしにまで勝って、引き分けを挟んで連勝街道まっしぐらだけど、こまつさんの鬼度がさらにアップで、ムーコ受難の第8巻。
読了日:11月20日 著者:みずしな孝之
スピンクの壺スピンクの壺感想
スピンク、店、初めてたのかっ!相変わらず、肉食ってきました♪という感じのお顔がかわいらしいです。
読了日:11月18日 著者:町田康
真白、はじめてのお伊勢参り (メディアワークス文庫)真白、はじめてのお伊勢参り (メディアワークス文庫)感想
「犬の伊勢参り」を読み、頭の中で妄想した犬の旅が小説になりましたっ!(笑)お参りしたことだけでなく、行く先々での人々との出会い全てが真白の祈りをかなえたという、ほんわかするしかないじゃないですか。
読了日:11月14日 著者:行田尚希
終わりは始まり終わりは始まり
読了日:11月3日 著者:中村航,フジモトマサル
いきもののすべていきもののすべて
読了日:11月1日 著者:フジモトマサル

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