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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「本&読書メーター」の記事一覧

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ムーコの9巻、出てますよっ!

 

「いとしのムーコ 9巻」発売になってますね。
意識しないと新刊情報が入ってこなくなってしまったので、うっかりしてました。
と言っても、発売日に買ったんですけどね。
通常版とおまけ付きの2種類ありますが、通常版を買いました。
カバーを外したお楽しみ、「VS.ムーコ」ですけど、今回も連戦連勝です。
が、加湿器と6時間近く闘ってたのか!
水がなくなるまでなのか?と、止めに入らなかったこまつさんが憎らしくなりました。

ムーコがかわいいのはかわいいのですけれども…焼き直し…?な感じが目立ちませんでしたか?
大きさが変わる夢、棒田さんの店からうしこうさんが勘違いデート、うしこうさんが撮るムーコが無表情、とか。
気にしすぎですか?
ムーコがかわいければOKと言ったほうがいいですか?(笑)

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確かによそゆき仕様。「お友だちからお願いします」三浦しをん



小説未読だし、エッセイも二冊しか読んでないのに何ですが、御本人がそう宣言しているように、確かに「よそゆき仕様」と思われます。
いや、やっぱりやってることは同じなのですが、どこか、ね。
今回驚いたのは、青森のキリストの墓の村にお出かけになっていることです、おひとりで。
「奇界遺産」でおなじみの佐藤健寿さんが、正月のラジオで紹介してたところじゃないですか。
三浦さんも興味をお持ちだったとは、また妙なループが広がってしまいましたよ。
そうやって、知ってるお話が出てきてたいへんにうれしかった反面、お母様のことは…正直気持ちが落ち着かなくなりました。
だって、うちと似てますよ、とにかく褒めないとか、床屋に行け!とか。
前に読んだ本「ビロウな話で恐縮です日記」に、
人間は相手に対して、心にもない「いい事」(つまりお世辞)を言うことはできるが、心にもない「悪い事」を言うことはほとんで不可能だ。悪口、ののしり等は、常日頃、心のなかで思っているから口から出るのである。
と、あったのを思い出して、お母様のこういうところを書かれているのだなとつながりましたけれどもね。
服や靴の話を読むと、三浦さんが旅費を出して、お母様と旅行に行けるのかわからないです。
自分だったら、できないです(つまり、やってない)。
それだけ三浦さんは大人だということなのでしょうか。
先に読んだエッセイのような世界を期待していただけに、お母様エピソードがきつくてこたえてしまいました。

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三浦しをんさんのエッセイ。

 
 
小説は読んだことないのにいきなりエッセイを読むというのもなんですが、読みました(そういえば角田光代さんもエッセイしかよんだことないなあ)。
すごいです、布教というか洗脳というか、そういった力が漲っています。
何故なら、読んでいる途中のある夜、夢にオダ〇ョーが出て来たくらいですから。
上着のかかっている洋服ダンスの前からオダ〇ョーがどいてくれなくて、「今日寒いの?寒くないの?」と私が言い続けているという、へんてこりんな夢です。
確かに日本の俳優さんでいえば好きな人でしたよ。
でも、仮面ライダーク〇ガまで見たくなっているというのは、影響を受けたといって間違いないでしょう。
オダ〇ョー関連に限らず、本といい、文楽といい、確実に興味を惹かれる書き方です。
「誘うのがうまいな、しをんさん」と思いましたよ。
本について確実に私よりも詳しい姉に
私「〇〇ってマンガ、知ってる?」
姉「知ってるよ」
私「じゃあ、〇〇は?」
姉「知ってるけど、どうした?BLばっかじゃないかっ!」
と、ふだんの趣味と違う分野の質問に、心配されるという事態まで起きてしまいました。

そういった誘惑力だけでなく、パーンっとした勢いのよいつっこみがとても気持ちいいです。
お父様が携帯電話に向かって「しをん!しをん!」と言っている(音声呼び出しらしい)のを後ろから聞き、返事をしたら電話をしまうお父様についての「召喚魔法かよ!」とかね。

そしてしをんさんのエッセイを気に入ったのは、「桃色トワイライト」の解説が岸本佐知子さんであるというのも理由のひとつかもしれません。
そして、昨日買ったジェーン・スーさんの文庫の解説は三浦しをんさん。
このループには何かあるのでしょうか。
いろんな意味で大丈夫なのでしょうか。

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ジョーカー・ゲームを見たから?「ペパミント・スパイ 1&2」佐々木倫子

アニメ、「ジョーカー・ゲーム」第1話、見ました。
お話はほぼ原作のままのようでしたね。
ただ、それぞれに名前がついているのがどうも解せないですね、だって偽名なのに。
一話一話に中心となる者の名前があるけれど、彼は他の話では違う名前で出ているのかもしれないという期待を持って読んでいるこっちとしては、それがどうも…ですね。
映像になるっていうのはそういうことなんだよっ!と誰か私に言ってやってください。
ストーリーはともかく、アニメというものに疎いため、少々疲れました。
人物はあんなにアニメなのに、静物が妙に写実すぎて戸惑いますよ。
水差しとか、あんなにホンモノっぽく描く必要あるのか?と変なところに気を取られてしまいました。
なんか、写真の中に書き割りの絵が浮かんでいるような、変な感覚です。
逆「怪盗ブラック・タイガー」みたいな?

これは、私がアニメを見慣れていないせいなのだろうなと思いますが、アニメのファンではないなと自覚する要因でもあるように思いました。
でも、やっぱり気になるものはちょっとだけでも見ていこうかなと思います、そうすれば慣れてくるかもしれないしね。

というわけで、アニメを見ていたら、スパイ募集の貼り紙から始まるマンガ「ペパミント・スパイ」を思い出しました。
 
スパイになりたい青年が、お呼びでないのに熱意のみでプロを尾行し、たまたま試験に合格し、スパイ養成学校の生徒となるのです。
彼の名前は仮名で「ドナルド」。
校長と委員長を巻き込んで、ドナルドのスパイライフ(まだ生徒だけど)が楽しいです。
熱意しかないけれど、それが重要なヒントだったりするのはお決まりですが、それもまた楽しいです。
「ジョーカー・ゲーム」とは対極にあると思われますが、どちらも大好きです。
新型魚雷の設計図を入手するために送られた村が、実は引退したスパイの暮らす福祉村だった(任務は実はテストだった!)!とか、「プリズナー№6」みたいな話があったのは忘れてました。
シリアスっぽい話もありますが、ドナルドの活躍で面白くならないわけがないという、そんなステキなマンガでした。
そのせいで、一緒に出て来た佐々木倫子さんの初期マンガを読み返すことになりそうです。
もう変色しちゃって…全集にして出し直してくれないかしら?

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最後の最後で涙する。「人生パンク道場」町田康



町田さんが読者の相談にこたえる連載がまとまった本であるとか。
基本、回答は悪ふざけです。
あっちにこねくり、こっちにこねくり返し、と町田さんのエッセイ等に慣れているお方なら想像つくことと思います。
が、先ほど書いた悪ふざけとはいい意味でのことです。
これを仰ったときイエス様は昨日の酒が残っていたのではないかなあ、と思います
とか
銭金を背景としない人情はなんらの効力も発しない
とか、名言揃いで、私が大好きな感じの悪ふざけです。
そうやってこねくり返されるものの、ひとつひとつ順立てて思考を巡らし、たどりつくところは真面目な回答です。
そこには、今はたいへんかもしれないけれどいつか小さなことと思えるよ、というやさしささえ感じます。
そんな中で、書下ろしだという最後の相談、亡くした猫への想いのお話は、生き物と暮らしたことのある人ならば心を強く打たれ、なにかしらが絞り出されてくると思います。
帯のコピーのように号泣はありませんが、何かが出てくるのは確実です。
悲しいのは後悔であるとか、まさにそうです。
人間を忘れっぽく作ってくれたことこそが神の慈悲
昨日の酒が残っていることがあったとしても、こんな慈悲を与えて下さったのだと、ありがたい気持ちが芽生えます。
この項は特に、ひとつひとつが名言で一度読まれることをおすすめします。
他の相談はいまひとつ親身にはなれないけれど、これには自分自身に思い至る節があるからというのは間違いないです。
もう生き物と一緒に暮らすことはできないかもしれないけれど、もしそういうことができたら寂しい想いは絶対にさせたくないです。
そして、今後も遠慮なくまさ君のことを思い出していきます、と決意してしまうような、そういった偏った読み方だっていいんじゃないでしょうか、と自分をフォローしたくなります。

他の相談は自分のこととしてとらえられないというだけで、どれにも真面目に向き合っている姿が想像でき、パンク道場というタイトルとはかけ離れているような気もします。
私が特に好きだった回答は、親切な叔父さん、息子の進路かなあ?

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