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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「フランスドラマ」の記事一覧

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SPIRAL2 #7

ラルビ兄弟はスペインからの麻薬密輸計画を進行させているが、運転手として潜入捜査中のサミーが汚職警官として監察に捕まる。ロバン判事が、大掛かりな摘発を控えた潜入捜査中であることを説明しても聞き入れてもらえない。
クレマン検事が情報源となった政治家DV事件のもみ消し工作が新聞に載り、上層部の怒りを買う。

前回、カルテの書き換えを黙って聞いていたことがショックで「クレマン人でなし説」をとりましたがコメントで指摘を受けたとおり、今回真意が明らかになりました(atsumiさん、りり・かさん、ありがとう)。
ここで自分にできることはないから世間に知らしめることを選択したのですね。
悪事は悪事だったのだから気分はすっきりでしょうが、サミーの逮捕は早速の報復だろうからちょっと勇み足だったかも?
「私に話してくれれば…」というロバン判事はやっぱり大人ですね。自分でも情報源探り出してるし。
情報源に話を取り下げさせてサミー釈放、潜入捜査続行となるわけだけどここでも警察に不信感。
ベルト警部の拷問ですよ。ガソリンかけてライターを近付けて取り下げ強要ですよ。
「本当にガソリンかけるわけないでしょ」とジルたちに言うけど、彼ら眼を背けてましたよね。
臭いがわからないので私には判断できないけどジルたちの視線が正解に思えるなあ。
ああまでした行動に対してということかもしれないけど、それならジルやフロマンタンも暴行に参加してるし(警部がそのことで監察に目をつけられているのに学習しないね)。
だからこそ、そこにガソリン臭を感じてしまう(笑)。
この後、ワーグナー判事がベルト警部に停職を申し渡す。元々の申立てを受け付けたことには首を傾げたが、その後の警部を見てると停職已む無しかも。
無線信号や書類のチェックミス、部下と寝る、監察に睨まれているのに繰り返す暴行(これはワーグナー見てないけど)。好意的に言っても「休みなさい、あんた疲れてるよ」でしょうか(笑)。
現われない被害者を「具合が悪くて」と言うカールソンに「私をバカにしてるのか?」とお見通し発言をするワーグナーはそれほどバカではない。同時に、棄却できることで警部を責めているのだから…私憤の証拠?

ベルト警部抜きでスペインからの密輸に備える警察だが、カールソンにサミーの素性が知れてしまった!
即刻、ムスに報告とか思ったら「サミーは本当に警察に捕まってました」と証言。事実だけどさ(笑)。
彼女、何企んでいるのでしょうね。ラルビ兄弟が捕まる筋書きで、その前に貰えるモノは貰っておくつもりでしょうか。ツァボにも切られるしね。
でもカールソンが素性を明かさなくても、警部がサミーを留置所に迎えに行って、それを他の逮捕者に見られているからなあ。
だから潜入捜査中に警察と接触しすぎるのはよくないって言ってるのに。

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SPIRAL2 #6

バーベキュー事件の目撃者が現れ警察はアジズを拘束するが、カールソン弁護士から書類の不備を指摘され釈放せざるを得なくなりまたもやベルト警部の立場は危うくなる。
工作支援部から派遣されたサミーはラルビ兄弟の運転手として潜入することに成功し、アジズが兄弟に武器とクスリの売買を持ちかけている情報を得る。それを元に取引現場で待機するも相手側の武装にいち早く気付いたサミーがラルビを守り、ラルビはアジズを問い詰めバーベキュー事件にも関与していることを知り、従兄弟であるにも関わらず射殺…。

何もかもがキケンだ、フランス警察。
取調室らしきものが見当たらないのに加え、時空刑事1973くらい昔なら面通しの特殊ガラスがないこともわかるが、このドラマは2008年のもの。特殊ガラスがあっても見ている方と見られている方が簡単に行き来できては証人も恐くてたまらん。
さらに「フランスでは証人警護はない」と言い切ってるし。だからみんな証人になりたがらないのでは?ムラードが見たことを喋っているのに同席しているママは「子どもの言うことだ、暗かったから見えるはずない」とあくまでも関わりたくない様子だもの。

キケンなことその二。
ラルビ兄弟の組織潜入に成功したサミー、やたらと警察に顔を出さない方がいいのでは?
アジズが連行されたり、カールソンのお使いの運転したりするのを見てハラハラしましたよ。仕事終わって道一本過ぎただけで警察の車に乗ってしまうのも迂闊さんだ。
ラルビ側はそれどころではなくなり、アジズも死んでしまったので心配は一つ減ったが、カールソンは警察に出入りしてるぞ。ツァボがラルビの弁護士だと警察側は知っているとのことなのでカールソンとのつながりがわからないわけないし。ラシードにも前の運転手にもカールソンが国選弁護人であることを強調したのはつながりを隠すためだったのか?でも揃いも揃ってラルビ側に息のかかったヤツの弁護してたら疑わない警察もどうかしてるよね。
しかし、今の警察ならありえるかも。ベルト警部がピンチなんだから下がしっかりしないと。それとも警部が厄介だから士気が高まらないの?

政治家DV事件に手を加えようとするクレマン検事も変な感じ。政治家から聞かされたのと診断書の内容が違いすぎているのに政治家の肩を持つの?クレマンはそこまでしないと思ってたのに。診断書の内容を聞いて暗い顔したのでてっきり「自分には何もできない」と結論を出したと思ったんだけどなあ。カールソンといい、クレマンといい、表情だけでは真意がわからんです。
頼みの綱のロバン判事はベルト警部には「過大評価していたかも…」って言ってしまうし、クレマンの顔にも気付いたらどうなることやら。

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SPIRAL2 #4&#5

#4
刑務所へラシードの面会に行った弁護士のカールソンは彼の自殺を告げられ驚く。警察も手がかりを握るかもしれないラシードに死なれ、他の作戦を考えなければならない。
ジルとクレマン検事はアパートでの男性腐乱死体事件を担当。容疑者がすぐに見つかるが彼が空軍パイロットで上官の娘婿であるだけでなく、被害者との接点がゲイの集まるバーであったことから二重に慎重さが要求されるが…。

#5
ロバン判事はアジズの上にいる黒幕ラルビ兄弟の組織に工作支援部(?)のサミーを潜入させる。
一方で高校生による銃乱射事件が発生。現行犯逮捕時、幸いにも犠牲者はいなかったが少年の部屋を捜索すると三発弾が足りないことが判明。しかし少年は一切何も話そうとしない。自宅のパソコンで親しげなメールから一転して距離を置かれ始めた相手を突き止め自宅を訪ねると…。

HDDのタイトルリストを名前順に変更して見ていて、#4を見終えてうっかり続きの#5を選択してしまったので仕方なく連続視聴(笑)。
前回、盗み撮り映像がどうしてご近所のテレビに映ったのか?が疑問だったが、「暗号化をミスった」とさらっと説明アリ。
このミスはベルト警部を追い込んでいくという筋書きがあるから必要なのだろうな。
#5での容疑者少年の飛び降りも、ふつうなら不幸な防げなかった自殺なのだろうけれど、精神状態を疑われている今ではカールソンがベルトを追及する材料が増えたに過ぎない。
ベルト警部はクレマン検事に話を聞いてもらって安心を得たかったが彼もまた#4での空軍パイロットの自白を得てしまったことで引抜を反故にされ、今後の出世にも暗い影が降りそれどころではない。
上の「慎重に」という言葉は「もみ消し」を意味し、クレマンは「内密に」と受け止めたという食い違い。明らかに「もみ消せ」と言われてもクレマンは応じなかったかもしれないが。厳密に言えば褒められたことではないだろうが、容疑者への心遣いは本物だったのでは?だから容疑者も自白したんだろうし。

#4はゲイカップル殺人、#5ではメールで仲良くなった人に会ったら「子ども」と相手にされなくなり逆上、と今回もサブストーリーとなる事件は暗い。
社会の病巣を見せるだけでなくそれぞれが主要人物の今後の影という展開なので益々暗い(笑)。
正義の名の下にいるベルト、クレマンとは対極な弁護士のカールソンも例外ではない。
「金のため」にツァボの汚れ仕事を引き受けラシードの死に動揺するも、結局は金を選び自らラルビ兄弟へ接触を図る。
ツァボと一夜を共にしたのもラルビの電話番号を入手するためだったのかな?と考えるとラシードの死で見せた表情は動揺ではなかったのかも、と思えてくる。彼女のいつも迷っているような顔はまったく読めないものなあ。

バーベキュー事件を携帯で撮影する少年という衝撃の幕開けだったこのシーズン、次回ようやくその事実が表に出てくるようだ。
弟の撮った証拠映像を一旦はアジズのために破棄しようとした兄ちゃん、クスリの上がりが少ない!と痛めつけられたら弟連れて警察へGO!
動かしようのない証拠だけど今のベルト警部で大丈夫なのかな?と、次回への期待と不安が高まるのでした。

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SPIRAL2 #3

バーベキュー事件とラッパーのアジズを結びつける手がかりは麻薬取引で逮捕したラシードの証言だが、口を閉ざす彼にロバン判事は審理を引き伸ばすことで挑発する。しかし面会に来た妻がアジズに酷い仕打ちを受けたと知ったラシードは判事にアジズの悪行を告白しようと決心する。カールソンからその報告を受けたアジズの弁護士ツァボは拘置所内のラシードのお目付け役にその旨を告げ判事との接触を暴力で思い止まらせようとする。思いつめたラシードは…。
一方ベルト警部は偽の目撃者の登場で暴行事件が不利な展開となるが、アジズのさらに上の黒幕を突き止めるため、電話の盗聴とアパートの向かいの空き部屋を使って監視作戦を開始する。

まだまだわからないフランス文化。
判事と警察と検事が一緒に現場へ出向くことが新鮮だったS1。
S2の第2話でもロバン判事が現場をくまなく調べて原告の言い分の裏づけを見つけたり、今回もサブストーリーとして登場した母親が父親に虐待されていた裁判での検事の立場がよくわからず(日本のシステムだってよくわかってないのに)。捜査側の代表としてなのだろうか?
それにしてはピエール、恥さらしもいいとこだ。
被害者のどこに傷があるかが新事実のように法廷に登場するなんて信じられないんだけど。
きっと担当した予審判事はロバンじゃなかったんだな(笑)。

今回特にびっくりだったのはアジズがママと暮らしているところ。しかも「おはようって言いなさい」とかお小言食らってるし。でも「海に行きたい」とか仲良しなのは確かだ。
車のトランクごと人を燃やしてしまうような男がママと仲良しなんてのを見せられても困惑する。別にママに乱暴にしなさいってことではないが、これがフランスの住宅事情なのかもしれない。

さらに警察の盗聴&盗撮もなんだかすごいことに。
フランスではワイヤー放送してないのかな?(笑)
いくら考えても向かいのアパートで撮影していた映像がアジズの下の階の男性のテレビに映ったのがよくわからんのですが。技術的な問題?
アジズにばれてしまった映像と音声は証拠となるのだろうか?これでまたベルト警部は窮地に立たされて益々老け込むのでした(多分)。

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SPIRAL2 #1

燃やされた盗難車のトランクの中から黒こげの死体が発見される。
車の持ち主をたどって捜査中のベルト警部は所有者の息子の捜査妨害に腹を立て警棒で殴る。そこに部下が応戦して押さえ込み青年は逮捕。
しかしこの青年に金のために手段を選ばないカールソン弁護士がすり寄り、逆にベルト警部は暴行で訴えられてしまう。
クレマン検事は、名門高校内での麻薬のオーバードース事件も担当。
容疑のかかった高校生は大物の息子で圧力がかかるがベルト警部は自供を得、麻薬販売網の摘発に乗り込む。

S2があることにかなり驚いた「SPIRAL」(笑)。
フランスドラマというとゾディアックの印象が強すぎなのですが、これは少し趣が違うのの、やっぱり見てしまう。
それにしても相変わらず病んだ社会を絡ませながら見せてくれますねえ。
バーベキュー事件、高校をターゲットにした麻薬売買、DV夫を無罪にして感謝される弁護士…これでまだ1話ですよ。
中でも最も病みを感じたのは捜査妨害青年をそそのかしたカールソンの強引な訴え返し。
今時あんな偽怪我が通用するのか?
ベルト警部に診断書を要求するなら、あなたの依頼人の診断書も是非提出していただきたい。診断書にいくらかかったのかの明細付きで(笑)。
これでベルト警部が窮地に追い込まれてしまうのならフランスの裁判も困ったさんだ。
それとも窮地に追い込まれるのは麻薬販売網摘発の囮捜査で部下の行方を見失ったことの方か?
他の人はたいして違いを感じないが(ジルはクスリが抜けてすっきりしてるけど。新人君は前もいましたっけ?)、ベルト警部役の女性がかなり老け込んだ印象なのは心配。窮地に陥る役作りなのかな?

人間関係にも多少の変化があったようでそれがどう関わってくるのか、続きが楽しみ。
そういえばロバン判事はピエールに告白したのはどうなったのかな?

S1の最終回、メインの姉妹殺人事件がなんとも歯切れ悪くやりっぱなし感が強かった。
続きの存在を知って「ああ、S2で解決っぽくなるのだな」と期待したがどうもあれはあれでおしまいのよう。つまりやりっぱなしだ。

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