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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「サード・ウォッチ」の記事一覧

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サード・ウォッチ−31「聖なる誓い」

お洒落なホテルでジミーとブルックの結婚前のお祝いパーティー。
お仲間みんな参加してますが、テイラーがトイレに入ろうとすると中ではあるお二人がお楽しみ中。
女性はリンダ、ジミーの親友ロンバートの恋人。
当然この二人と思っていたが、出てきたのはなんと本日の主役ジミー。
結婚のパーティーでするかね?昔付き合ってたなんて言っても。
理性はないのかね、二人とも。
変なところに出くわしたテイラーは明らかに気分を害してる。
世話焼きボビーはそんなテイラーに「俺、何かした?」と聞く。
この二人、前回のことをきっかけに付き合いだしたのだろうか。
ボビーのせいじゃないなら何だってことで見たことを打ち明ける。
絶対秘密と言って。
しかしこういう時の絶対ほどあてにならないものはない。
ボビー→キム→ドク→カルロス…と伝言ゲームのように広まる。警察にまで。
伝言ゲームと違うところは内容が変わらないってことだ。みなさんの関心の高さがうかがえますね。
カルロスに至っては本人の肩叩いちゃってますから。
世話焼きボビーがキムに話した経緯はおしゃべりおばさんのそれだったぞ。

この伝言ゲームと平行してサリーが関わるのは昔からの知り合い、靴屋だったおじいさん。
卒中で倒れた奥さんと二人暮らし。息子は同居したがったが受け入れない。なら施設に入ってくれと勧めていた矢先の火事。
奥さん死亡、おじいさんも入院したが容態の改善は望めずに…
アルツハイマーのお母さんのいるサリーには他人事ではなかった。
このおじいさんも老化による記憶力の低下に苦しみだしていた。
施設に入るなら身動き取れない奥さんと同じところってわけにはいかないだろうから頑なに拒否していたのかな。
いよいよ二人ではどうしようもなくなったことを悟り、二人のこの家で人生の終わりを迎えようとしての火事。
本人から打ち明けられたサリーは誰にも話さず、彼の願いを受け止めてあげるのでした。

この靴屋のおじいさんのことや、いつも新聞を買う店が閉まったままなことで孤独に迎える死について考えさせられたサリーは外の世界とつながる第一歩として、引っ越して来たお隣さんタチアナにお近づきのご挨拶。
日本だと引っ越して来た人がご近所周りをするけれど米国は逆なのか。それともそんな風習ないけれど気配りサリーだからか。
このタチアナとの出来事、以前見た先の回にチラッとあったなあ。

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サード・ウォッチ−29「解き放つ心」 30「告白の波紋」

解き放つ心
炎上する車を目の前にしてなす術もない面々。
消火作業も間に合わず、車中の人は死亡した様子。
そんな悲惨な事故の処理をし、勤務時間を終える。
それぞれ連れ立ってコーヒーを飲みに行ったり、バーに行ったり。
これがいつもとは違ったグループ分け。
ジミー・ボスコ・キム・カルロス、
ドク・ヨーカス・サリー、
ボビー・デイヴィス・テイラー、そんな組み分け。
酒を飲んだりボーリングしたりコーヒー飲んだり、そこへそれぞれ若者が合流することに。

悲惨な事故車に書かれていたclass of 2001の文字。
それぞれがこの若者との出会いと結びつけずにはいられなかった。
だからヨーカスは送っていこうと言い出したんだろうし、
ジミーもボーリングをする気になった。
デイヴィスの粗相の片付けを手伝う青年を受け入れたボビーもしかり。
途中から別行動だったボスコは合流したボビー達の連れの青年に絡む。
これはボスコ流のあの事故のとらえ方。
命を粗末に突っ走る若者の事故に悲惨さを通り越して怒りを感じていたんだろうね。
深夜の公園でメリーゴーラウンドを動かして同業者に怒られてるのも楽しそうで良かった。
メリーゴーラウンドではしゃぐドク(笑)金の話をしてなければかなり良かったな。

原題after hoursそのままの勤務終了後の彼ら。
飲んだりはしゃいだりの後、
予定を立てたボビーの言った通り最後は全員でコニーアイランドで朝日を迎える。
おセンチだけれどかなりいいシーンだった。
彼らは嫌な気持ちにさせてゴメンネ、と気にかけてくれたことに対して少しでもお詫びをしたかったのかな。

デイヴィスが飲んだくれてたのはこういう時は逃げ出したいタイプってことか?
キムの男といたくなるのと同じか(笑)



告白の波紋
またヨーカス。
パトロール中にフレッドの通っているはずの断酒会の場所が閉鎖されていることを偶然見つける。
そこの断酒会に行っていると言い張るフレッドを嘘つき呼ばわりして険悪ムード。
フレッドの「行ってないけど大丈夫」と根拠のない自信も問題だが、
確かこの前もめた時「私も一緒に断酒会に行く、一緒に頑張ろう」ってフェイス言ってたよね。
それを放り出しておいてこの言い草、フレッドでなくても追い出したくなるよ。
まあ追い出したのは嘘つき告白のせいだけどね。
何もこんな時に仕返しみたいに中絶の告白しなくても。
全部自分がやらなければいられないってわりには断酒会のことはフレッドにまかせっきり。ああ、嫌だ。
子供のために飲んだくれの親はダメだって言うけど、あんたの家捜しに子供達本気で怯えてますから。
家庭の揉め事が仕事にも影響。
フレッドに告白したついでにボスコにも中絶だった事実を告げる。
ボスコは常に一本気。本気で心配していたことが怒りに変わる。
でもぷいっとしているあたり、表現はお子様。うるしにかぶれてるし。
臨時パートナーのサリーにも絡む始末。
サリーは大人だからぷいっとはしないけどね。
サリーの「ボスコを養子にしたらどうだ」ってのは笑えないぞ。

実家に身を寄せてもいらぬトラブルを招いて居場所をなくすフェイス。
お母さん(ミア・ファーロー?)も彼女の性格に手を焼いてたのね。
それにも気付かず人を責めることしかしてこなかったフェイス。
フレッドに謝った時の「結婚した時、これで助かったと思った」ってのは実家に帰って思い出したんだろうね。
というと反省もこの場だけかも。

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サード・ウォッチ−28「秘密」

街中でブロックを投げつける事件が頻発。この日も運転席に投げ込まれ、怪我人が。
その取材中のヘリが川へ墜落。現場にいたデイヴィスは飛び込み、パイロットは救えなかったがリポーターの救出には成功。
その様子がニュースで流れ、ヒーローに。
気分のいいところに若い女性が訪れる。ニュースで自分のファンになったのかと益々上機嫌。
しかし一緒にコーヒーを飲みに行った店で見せられたのは、自分の父親と仲よさそうに写る彼女の写真だった。
彼女は腹違いの妹、デイヴィスのパパは家庭を二つもっていた…

冒頭これで、後は捻くれ墓荒らしデイヴィス。
彼女が名乗るのを聞き、真意を悟ったサリーはなんとか会わせないよう画策するが及ばす。
デイヴィスが何を気に入らなかったのは、自分一人だけがこのことを知らなかったということ。
お母さんもお姉さんも、サリーまで知っているのに。
デイヴィスが11歳の頃のことで、深刻な家族会議が開かれていたらしい。その間、お子様だったのでお祖母さんのところに預けられ蚊帳の外。
家を出て行くのは勝手だけれど、サリーへの八つ当たりはどうかなあ。
妹もお姉さんとランチを何度かって、それでデイヴィスには会ったこともない。
このへん、デイヴィス家は話すタイミングを見計らっていたのか、そのつもりがなかったのか不明。
妹は会いたかったのならお姉さんなりお母さんなりに仲立ちを頼んだらいかがかな。警察の周りをうろつくんじゃなくてさ。

ブロック投げつけ犯人を捕まえるものの、荒れてるから過重暴行寸前。
お仕事的にはお手柄続きでも荒みきってる。
ヘリの事故や、元彼女を訪ねた時、ブロック事件の現場、墓地、とチラチラしてた男性は犯人ではなく、デイヴィスのパパだったのね。
墓を倒して気持ちの整理がついてるといいけど。

お父さん、賄賂受け取り警官だったんじゃないだろうか?
家庭が二つあったらそりゃ経済的にたいへんでしょ。
疑われたことはあっても証拠はなかった、サリーはそう言ってたけれど状況証拠が見つかっちゃったぞ。

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サード・ウォッチ−26「復活の道」 27「希望を抱いて」

「復活の道」
撃たれて3ヵ月半程休んでいたジミーが十分回復したとはいえない状態で復帰。
それなのに「自分はやれる!」とことごとく無理をする。
意地張ってるだけならまだしも、仲間の命を危険に晒す状況になってもまだ回復しきっていない身体を認められない。
何をそんなに焦る?
無理な復帰と重ねられるプロ野球の入団テストシーン。
あの時の掴んだと思ったものが逃げていってしまった感覚が今のジミーによみがえってきたのかな。
野球選手を断念して選んだ消防士。それが天職だと感じた矢先に怪我で離れることに。
それがあの空振りに重なって耐えられなかった。
でもこのまま無理復帰を続けるとまた空振りすることになると気付いたジミーは「無理でした」と認めて休職を延長するのでした。
命を預けあっている仲間を危険に晒したことで、仲間のジミーを見る目は冷たかった。
軽蔑してるんじゃなく「俺達の仕事をわかってるのか?」っていう表情。

今回から女性消防士アレックスの登場。他の分署からの転属のようだ。
どうもセクハラで男性隊員を訴えた様子。それでいずらくなり転属か?
ここの分署でもその噂は伝わっているらしく、アレックスは仲間を刺したヤツと見られている。
元救命士でドクと一緒に仕事をしていたらしい。
訴えられた男を知るジミーも信じられない、君の勘違いだと言ってしまう。
でも本当のことらしい。
その訴えられた男、OZの良心マーフィー看守じゃないですか。
そりゃ、私にも信じられないな(笑)

復帰を急いで失敗し孤立するジミー、
仲間を訴えて孤立するアレックス。
ジミーのことなので婚約者とキムがいながら同士を感じてフラフラするかと思ったがそこまで酷くはなかったね。
仲間の男だからと一方的に肩を持つわけではなく、きちんと謝罪できたジミーは少し大人になりました。



「希望を抱いて」
金がないっていつも言ってるのに、ジョーイはいい学校に行ってるなと疑問だったが、ジミーの親の希望なのね、学費まで出して。
キムの息子ジョーイの放火騒動。
以前も友達を突き落として親が呼び出されてたな。
他にもあるのか、学校から児童セラピストを紹介するといわれる。
あっちいったりこっちきたりの不安定な生活のせいだ、父親が必要だ、と早合点したキムはジミーとよりを戻すことに懸命になる。
でもジミー、S1の終わりのほうでやり直したがっていたのに一転して婚約者ブルックより。
怪我している間に心境の変化があったのか。
ジョーイに父親が必要というよりも、自分に男が必要な感じ。
なんだろうね、あれは。
自身の複雑な家庭環境とあいまってるんだろうけれど、
お母さんの「父親はいなかったけど、子供達は育った」って言葉、
あまり説得力ないかも。
でもその言葉に目を覚ましたキムはジミーとブルックの仲を受け止める。
冒頭、キムが自分のことをコレクターって言ってたけれど男も?って言いたくなるエピソードだったな。

交通事故で心停止の妊婦の足を切断して赤さんをとりあげるのは…
助かるものは助けたい、でも手順というものもあるし。
今回のドクの言い分は真っ当なものだと思う。保身だけじゃないでしょ。

1話で一人ずつにスポットをあてる方法はわかりやすいし掘り下げ感も好きだが、
ターゲットの周辺にいない人がお話に登場しなくなるのはちょいと寂しいかな。
それにこの前のドクと今回のドク、別人みたい。
反省して改心したってことかな。

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サード・ウォッチ−25「灰色の4日間」

レストラン銃撃事件で5人の死傷者。犯人は黒人少年2人との目撃情報。
マスコミは死亡した白人教師のことばかり報道し、
警察は黒人少年への過剰捜査。
犯人が潜んでいると思われるアパートへの一斉検挙では、4人いたうちの3人が射殺される。1人逃亡。
現場にいたドクは理不尽さを感じる。

というわけで黒人のドクが過剰に反応してしまったエピソード。
警察は被害者が白人だと懸命な捜査をするけれど黒人だとそこまでしない、
犯人が黒人だとしらみつぶしの捜査をする、
警察ドラマを見ているとしばしば取り上げられる問題。
これもその傾向は多少あり。
でも一番強いのはドクの被害妄想。
何故黒人の被害者のことを報道しないのか、
犯人達を最初から射殺するつもりだったのではないか、
もう一人の怪我した少年も殺してしまうのではないか、
妄想はどんどん拡大。
ついにはボスコの「ジャンキーの手当て」といった言葉を「モンキー」と聞き違え殴りかかる始末。
ボスコの口が悪いのはいつものこと。
口にするだけで深い意味はゼロなのに。
怪我人の手当てにかかっていたカルロスにまで取り押さえられ
「モンキーなんて言ってない!」と窘められる。
呆然としたドクは間抜けにも見えた。

間抜けを通り越して過剰反応する人権主義者に見えた。
黒人警官であるデイヴィスにまで嫌味を言う必要ないし、
自分を頼ってきた逃亡犯(と見られている)の搬送にマスコミを呼ぶのもどっちつかずの判断に思える。
結果としてドクは警察も黒人も敵にしてしまった。
腕は最高!と尊敬しているはずのボビーにもどうかしていると指摘される。
救命士チームでなければ警察と同じ目で見ていたかもしれない。

一番身近だからどうかしているドクにいち早く気付いたカルロスの気遣いは泣かせる。
医学部の試験のおかしな出来事をがんばって話してたのに、ドクは上の空。
パートナーの一大事には大人になれるカルロスを見直しました!

ドクが救命士を志すきっかけとなった出来事がモノクロシーンで挿入されていた。
これもなんだかアンバランスにしか見えなかった。
幼い頃見た頼もしい救命士の姿。それに憧れて同じ道を歩む。
命を救う仕事の大切さ、幼心に感動したんだろうね。
今もその想いは変わらないのはわかるけれど、違う想いが入ってきているのも確か。
今回の行動を完全に否定することはできないけれど、
まあこれでドクは仕事の腕はいいけれど頑固者って決めていいのかな?

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