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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「サード・ウォッチ」の記事一覧

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サード・ウォッチ1−39「明日の自分を見つめて」 40「名誉を懸けて」

明日の自分を見つめて
ボビーの死、老夫婦の乗ったキャンピングカーの転落、と衝撃的な現場が相次いだためカウンセリングを受けさせられるドクとカルロス。
女性カウンセラーの気を引こうと適当なことを喋り続けるカルロスに下された診断は「感受性の欠落」。感受性トレーニングのセミナーへ参加させられる。そこにはボスコもいた。常連だそうだ(笑)

冒頭、ある事故現場でのみなさんの心の声。事故に関する声の多い中、カルロスはキレイな女の子のことばかり。怪我人の搬送した病院でもだし。うーん…カルロスは女の事しか頭にないのか?
待機中の消防隊のことを見下した脳内発言があったけど、あんたも変わりないよ。人を見下してる分程度が低いぞ。
セミナーで思いやりの心の大切さを説かれるが、カルロスは頭で理解しようとするからわからない。「どうすれば思いやりの心をもてるのか教えてくれ」と言い出す始末。教えてどうなるものでもないんだけど。「自分を二の次にすることだ」とドクはアドバイスするけれど、カルロスは自己満足の似非ボランティアでいい気分。
里親を転々として家族の愛情を知らずに育ったことに同情の余地はあるかも。でもそんな境遇で育った人が全員感情が欠落しているわけではない。このカルロスの設定は極端かな。
前回「1年経ってもまだ家族になれない」と言うカルロスに家族の愛を知らないことが無意識に仲間との親しさをシャットダウンしていると想像した。でもそれ以前に事故に対する考え方もボビーと対照的でなんだかがっかり。いつも悲惨な事故の最前線にいるから麻痺してしまった、とは違う。最初からないみたいだ。数回のセミナーでどうにかなるものには思えない。ここまで悲惨な設定にするのは後に何かを契機にして眠っている感情が目覚めるのだろうか。でないとカルロスって人が可哀想すぎる。
ぼんやりして人の話を聞いていない、なんだか夢見がちで恐いカルロスだった。



名誉を懸けて
分署対抗のフットボール。腰のバンダナ取りがタックルの代わりだったが、エキサイトした86分署ノーリンズのプレイから本気試合へ。ここで55分署が勝たないのがいいところ(笑)
古倉庫のボヤで出動する55と86。ボヤと決めてかかっていたが、火を発見しても無線の調子が悪く放水が遅れ大規模火災に。フットボールではライバルでも現場では命を預けあう仲間として団結して消火活動にあたるのでした。

消防隊の活躍が見られました。
消火活動、人命救助と並び、仲間を危険から救う責任感のある行動。友情以上のものを感じる。フットボールではいがみ合っていたノーリンズを救出するジミー。助からなかったけれど「助けてくれてありがとう」と言える奥さんも含めて消防士が職場の仲間を家族と思っている、というのはこういうことなんだな、と。
ロンバードとジミーの関係も。リンダとジミーの出来事に怒りながらもジミーは親友、リンダのことも愛している。そのリンダが妊娠した。みんながジミーの子だと想像する中、ロンバードは自分の子だと言う。リンダだってジミーの子かもしれないと思ってるのに。疑惑がないわけじゃないんだろうけれど、結婚したい愛する女性の子なら自分の子ってことだろうね。このことが脳裏から離れないだろうに、倉庫火災の現場から戻らないジミーを探しに行けるロンバードの男気。仕事とプライベートは完全に別なまさにプロだ。
火傷や怪我を負ったが命に別状はないようだ。なのに早急にリンダと神父に会いたがる。こんな体験をした今だからこそ、リンダの夫になり子供の父親になりたかった。
そんな二人とは反対にジミーはブルックから許してもらえず、離婚をせまられる。なんとか修復したかったけれど、ロンバードとリンダを見ているうちに離婚届にサインする決心を。相手側の関係は壊れず、自分のところはダメだったと。自分が蒔いた種の責任を取ったってとこかな。

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サード・ウォッチ−37「夢へのレクイエム」 38「かけがえのない時」

これは前後編みたいなので二つまとめて。
人物関係がわからないうちに見た最初の感想もあります。37話38話

どうしてポーリーに怒りながらも面倒を見ずにはいられなかったのか、そこらへんの状況はシリーズ通してみてこないとね。
ポーリーの登場はこれが初めてなので二人の友情はここでしかわからないけれど、ボビーが世話焼きである理由、兄マティとの関わり、恩師の最期の頼みに悩む姿などを見ていないと厚みがない。
少年の頃のボクシングの試合に負けた翌日、お父さんは家出。家出は負けた自分に絶望したため、と思い今日まできてしまった。それがボビーをずっと縛り付けていた。この胸のうちを明かしたのはポーリーにだけ。ボビーにとってポーリーが、ポーリーにとってボビーがどんなに大切な存在だったのか、頭の中でどんどん肉付けされていく。
「お前のせいじゃない」とお父さんの口から聞けて「会いたかった」「一緒にいたい」と言えたボビーは一番の心のつかえが取れたんだよね。


カルロスの挙動不審は一目で助からないとわかってしまったからだと思っていたけれど、ちょっと違ったかな。助からないとわかってしまった自分が仲間じゃないのかも、といった気持ちの揺れもあるのかな。
新入り時代、ジェリーが撃たれ大騒ぎする仲間が家族みたいでうらやましかった。1年以上経ったのに今も家族になれない自分を見てしまったのかも。カルロスの気持ちを察したドクはいい上司だった。この人は相変わらず自分がメインでない時はいい役だよね。

電話を待つテイラーの複雑な表情も、「解き放つ心」でのキスや付き合いだしそうでいて踏み切れないでいたところを見てないと。ジミーが病院へ行けば、と気遣うのもわかるというもの。

前は全然わからなかったサリーとタチアナの関係。
「愛してる」から困った時は援助してあげたいサリーと「愛してない」けど何かと便利だから結婚したいタチアナ。「今は愛していないけど後でそうなるかもしれない」ってはっきり言いすぎだよ、タチアナ。彼女にすれば誰でもいいわけではない、サリーだからってことだろうが愛していないと言われたサリーの気持ちはどうするんだよ。

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サード・ウォッチ−35「誇りを胸に」 36「絶望の銃弾」

誇りを胸に
タチアナとのデートの翌日、出勤途中に内務監査に連行されるサリー。昔のパートナーがクスリで捕まり、司法取引で以前の仲間を売っているらしい。サリーの罪状は少年レイプ殺人事件の証拠捏造。処分が決まるまで停職。
ボビーは救急車要請のあった家で末期癌に苦しむかつての恩師と再会。彼女はボビーを生まれ変わらせてくれた恩人。その彼女がボビーに人生最期の頼み事をする。


幸せな一夜の翌日に最低の出来事。証拠捏造で停職処分をくらい、家に帰れば捜査という名の自宅荒らしの後。くさるサリーは電話にも出ない。心配したデイヴィスは「100%信じているから」と励ます。
起訴されるところまでいくが、司法取引を持ちかけられた当人が「嘘の証言でした」の遺書を残して自殺。なのでこれ以上の追及なし。お祝いに駆けつけたデイヴィスだが「アイツが犯人なのは事実だから証拠を6m動かした」と聞かされ複雑な表情。厳密に言えばこれは証拠捏造。でもその6mに犯人の起訴がかかっていると上から言われると…見逃したっていいじゃないと思うが例外を認めれば歯止めが利かなくなるのも事実だからなあ。
酷いのはタチアナの表情だ。内務監査に疑われていると知った途端「警察は辞めないんでしょ?」。「辞めたっていい」と答えるサリーは頭の中がいっぱいいっぱいで彼女の表情を読む暇なかったんだろうね。顔にはせっかく警察官をつかまえたと思ったのに、と書いてあった。それなのに「ここ数日冷たい態度をとってしまったから」と彼女を気遣うんだよね。なんてことだ。

ボビーの恩師の頼み事は眠るようにこの世を去りたいということ。医者には断られ、偶然再会したボビーにその願いを託す。断るものの病院へ患者を運んで終わりの救命士の仕事の無念さを感じ、モルヒネをくすねる。命の尊厳を考えてくすねたのに中毒を疑われ更にイラつくボビー。
この恩師がボビーを救ってくれたらしい。マティより悪かったってどんな子よ。お父さんが出て行った後荒れて先生と出会いそれ以降家族のために第二ママになった、のかな。

サリーもボビーも法的には職務の逸脱。でも人情としては裁きたくはない。職務に忠実であるか人情が優先するかの板ばさみな二人でした。
カルロスってモラレスの時もそうだったけれど、女性に対して思い込みの激しい設定なんだ。キムもびっくりですよ。そういえば妊娠させた人はどうしたんだろ。


絶望の銃弾
ドク、カルロス、ヨーカス、ボスコがクスリの保管場所に閉じ込められる。鍵を壊そうとヨーカスの撃った弾が跳ね返りドクが負傷。とりあえずの救命道具はあるものの、病院へ運ばないと危険な状態。無線も電話も通じない地下であるうえに、直前に居所の連絡もしていなかった。どんどん状態が悪化いていくドク。


これが初めて見たTW。その時感想書いたけれど人物関係がわかると効いてくることが。
「人のものだと欲しくなる」みたいな発言に「お前の言うことじゃないだろ」のロンバードとか。
連絡の取れないヨーカス&ボスコを探すのにサリー&デイヴィスを連れ出しても司令室に連絡しない上司は、ボスコに対して私憤ありとわかれば納得。
「連絡がなくなって3時間、ボスコはさぼってもヨーカスがそこまで付き合うかな」とデイヴィスが言い出すまで誰も気がつかないかね。それでも異常事態を察知した警察はまだいい。問題は消防だ。食事当番のカルロスが連絡もなしに戻って来ないのに誰も心配しないで、イタズラ合戦。出動要請がたくさんあって忙しかったのならわかる。しかしこの日は珍しいくらいに要請がない。そしたら食事当番が来ない、ドクがついているはずなのに変だって誰か言い出さないかな。

テイラーとボビーは付き合いだしたのかと思っていたけれどそうではなかったのかな。お食事お誘い事件があったからさよならボビーのエピソードでのテイラーの表情が深みを増すわけですね。
連続ドラマは最初から見るべきだ、と改めて感じた36話でした。

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サード・ウォッチ−34「野生の愛」

結婚前パーティーでのジミーの悪さがロンバードの知ることとなる。ロンバードから殴られ、消防士仲間の視線も冷たい。
ボスコが犯人を病院へ連れて行くとそこには恋人に殴られたママが。ママの制止も聞かずその恋人を叩きのめす。


テイラーの言うように、あの場で誘ってきたリンダの思惑に気付かなかったジミーがダメ。誘惑以上の目的があったんだろうね。自分からロンバードに告白するなんて。みんなの前で殴られて噂もあっという間なのはこの前のことで明らか。カルロス、またオバチャンになってたし。ジミーは自分で経緯をブルックに話す。結婚したばかりなのにどうなるかね。やり直しの心配ではなく「別れるんだったら自分から息子に話してよ」と言うキムは…内心喜んでるのか?
ジミーが迂闊の一言に尽きるが、ロンバードも殴っただけで済ませられないのか?ロッカーを荒らすのはやってる方が惨めな気がする。
みなさんの冷ややかな目、仲間の女に手を出すのは最低ってことですね。未亡人にもね(Rescue Me)。

ボスコのママのDV事件。ボスコの父親もその後の恋人もみんなママを殴っていたらしい。ママはそんなダメ男を引き寄せてしまうタイプなのだろうか。10歳ではママを守れなかったが今は力もある大人、何と言われようとママを殴るやつは殴る!と宣言するボスコ。
そう宣言したものの、これは父親から引き継いでしまった暴力性の表われなのではないかと悩む。今後結婚したら妻を殴るようになるのだろうか、と。そんなことないよ、今回の暴行はママを守りたい正義感。いざという時に歯止めが聞く男だというのは前回犯人を射殺しなかったことで証明済み。
「あなたの心の持ちようよ」と言葉をかけるヨーカス。今日は良し(笑)
「一緒にいてくれてありがとう」とヨーカスに言えるボスコも良し。
そしてボスコ告訴を恋人に取り下げさせ、親子の愛情を再確認できたボスコママも良し。
でも疑問も浮上。ヨーカスが離婚するのしないのの時、ボスコ家の夫婦喧嘩は子供に隠れてだったので離婚を切り出された時は驚いたって前に言ってたよね?でもお父さんに殴られるお母さんは見てたんだ。ちょっと矛盾かな?

タチアナがサリーの部屋に来て、広いのね、給料いいのね、とか言うのは値踏みしているとしか見えない自分が嫌いです。あんなに穏やかなデート風景だったのに、サリーの部屋へ行きたがるのも作戦なのかしらとサリーの心の春を祝福してあげられない。次回予告もあんなだし。

しかしトルケマーダを見た直後にボビーを見るのは変な気分だ。

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サード・ウォッチ−32「震える記憶」 33「街角の英雄」

震える記憶
クローズアップされる時のドクはすごくトゲトゲしくて嫌な感じ。
無謀なスケボー少年の事故に出くわし、それぞれ15歳位にどんな無茶なことをしていたかの話になる。でもドクは話に入れない。怒って席を立つのではなく冗談めかして。ここはいい。
しかし、カルロスの変わりにパートナーのテイラーに対しては攻撃か?と思われる態度。確かこの分署に馴染めないでいた彼女に話しかけてたの、ドクじゃなかったか?
カルロスになら黙っているだけの軽口も厳しく糾弾。
知恵遅れの夫婦がボヤ騒ぎを起こし病院へ連れて行こうとしたが「軽度だから」と止めたことも気に食わない様子。結果この夫婦が更に大きな火事を出し旦那は死亡、奥さんは危ない状態。
彼女への救命措置で「私がやる」と言ったテイラーが気に入らないのか一刻を争う状態になっても手を貸そうとしない。ついには突き飛ばして電気ショック。自分のやったことがわかってないドクは「人の命を懸けてまで自分の正当性を証明したいの?」とテイラーに意見される。ボビーもやりすぎだぞと意見。
これ、最初のボヤの時に病院へ連れて行ってソーシャルワーカーの手に委ねなかったせいだとでも思ってたんだろうか。

ドクがそんな不安定な状態なのには理由があったわけだけど。
高校時代の彼女ベヴァリーが姿を現し「一緒に行って本当のことを知らせてあげないと」と執拗に迫る。
高校時代、ベヴァリーをKCと取り合い誤って殺してしまった。殴ったのに彼が転んだと嘘をついた。ベヴァリーは事実をKCのお母さんに伝えたいらしい。
ベヴァリー、恐い。あんなうつろな表情で真実の告白を迫られたらドクでなくても落ち着かなくなる。
KCのお母さんには会いに行っても告白できなかったが、モラレスには過去の過ちを稽古(テコンドー?)に励んでも拭い去れない、と涙ながらに告白。
医学部に行けなくなるかも、と焦りクラスメートの女の子の実験レポートを盗もうとしたカルロスはドクを思い出して思いとどまった。いつも正直だから、と。
親友の死という大きな事件に嘘をつき、そんな自分を戒める正義感なのか?傷はわかるが、その尺度に他の人を巻き込んだらいけないぞ。いっそ罰してあげた方がドクのためなんじゃないのかな。

冒頭ボスコが得意そうに連行してきた男はブラス看守かな?



街角の英雄
果物泥棒ルディを逮捕し連行しようとしたらパトカーに銃弾が打ち込まれルディ死亡。彼が何の恨みを?と思うのも束の間、今度はパトロール中の警察官が撃たれ死亡。狙われていたのはルディではなく警察官、ボスコとヨーカスの方だった。
死亡した警官とデイヴィスはアカデミーで同期。デイヴィスは彼を覚えていないが彼は家族にも話すほどデイヴィスを認めていた。
アカデミー時代、ランニングテストにパスしそうにない彼を後ろから応援しながら走ったことを奥さんから聞かされ「自分が彼を応援しなければ死なずにすんだ」と彼を覚えていなかったことと合わせ責任を感じる。
ルディの死に対してボスコは「俺が逮捕しなければ、シートから起き上がらせなければ死ななかった」と。普段の勤務態度は正反対の二人が同じことを考えているのが印象的。
普段なら逮捕しなかった程度のお馴染みさんの軽犯罪。でも逮捕したのはヨーカス、あんたが勤務時間中に宝くじなんか買ってるからだよ!30分も待たされ、これ以上待たされるのは御免だと仕事を作ったのがこの結果。
ルディのお母さんにお悔やみを告げ、お葬式に参加するボスコは真直ぐな人だ。ヨーカスにも誰にも言わないの。

遅刻を上司に怒られているところをまたもや犯人に狙われ逃走劇になる。廃車場に追い詰め、ボスコが足を撃ち動けなくする。犯人の顔に銃を向け一瞬緊迫するが、逮捕。
ルディを逮捕し、犯人を追い詰めたのがヨーカスだったら最後、間違いなく射殺してたな。犯人が銃を持ってるなんて彼女には絶好の機会だ。以前言ってた「死刑は反対だけれど、その場で殺すならわかる」ってこういうことでしょ?

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