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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「WOWOW」の記事一覧

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ナース・ジャッキー #1「聖女と悪女」 Pilot

ジャッキーには「聖女と悪女」が同居しているというよりも、正義の悪(笑)。
「これが一番!」という信念が感じられて気持ちがいい。
媚びることも威張ることもなく貫く信念とはこういうことか!と少し感動(笑)。
ドナーカードに勝手にサインしたり、ちぎり取られた耳を捨てたり、半ばヤク中、とびっくりなことも多いですが、帰宅後の娘たちと夫を見つめるまなざしがあれば許してしまえるような気がする。
ほとんど予備知識なしで見たので、薬剤師とのやり取りから家庭があるとは意外だった。
あれではただのヤサグレなので、家庭があって正解なのだなあ。

ところでこの薬剤師 Paul Schulze は、「ザ・ソプラノズ」で食いしん坊のフィル神父だった人。
カーメラ(このドラマのジャッキーの人、Edie Falco)が、「神父は自分に好意を持っていてくれる」と手厚く食事でもてなして一晩泊めた(!)のに、他の家でも食事をたかっていたと知り怒りをあらわにしたエピソードを思い出した。
長年の想いがやっと実ったような不思議な感じ(笑)。

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犯罪捜査官 アナ・トラヴィス

「潜入指令 前後編」
女子学生の腐乱死体が発見される。首にまかれたタイツ等から、連続して起きている娼婦殺人と同一犯の可能性が浮上する。現場捜査刑事となったばかりのアナ・トラヴィスも、ラングトン刑事の指揮の元、捜査に加わる。

「模倣犯 1~3話」
口の両端を切り裂かれ、身体を真っ二つに切断された女性の死体が発見される。アメリカで未解決のままであるブラック・ダリア事件と手口が酷似しているため、模倣犯によるレッド・ダリア事件として捜査が始まる。


刑事アナ・トラヴィスのデビュー。
リンダ・ラ・プラントが脚本書いてると聞けば、「第一容疑者」ファンは期待しますねえ。
時代は現代だし、アナは下っ端なのでテニスンへのようにあからさまに敵対心を持たれるようなことはない。
むしろ、ラングトン警部の右腕ルイス刑事はみんなを気遣う好紳士(「みんな働きづめです、休ませましょう」とボスに耳打ちできる人。ちょっとファンになる・笑)、アナは環境に恵まれているといえるかも。
まだ続きもあるようなので、アナの成長を見せてくれるシリーズになることを期待したいです。
テニスンで、立派になることだけが主人公の成長ではないことを学習しているので、アナが随所で道を外してくれることも大歓迎だ(笑)。
でも警部とはねえ…。
「模倣犯」で新聞記者と親しくなるのなんて、先が見えた。
でも蹴り入れて「死ねっ!」までは想像しなかったのでOKか?

それにしても、どちらの話も陰惨極まりない。
後者は模倣したものとはいえ、検視の人の詳細報告にはまいった。
あ、ブラック・ダリア事件と聞いて警察が「何それ?」状態なのは意外。
事件そのものでなくてもエルロイの「ブラック・ダリア」って話題になったのに。私が悪趣味なの?(笑)
その「模倣犯」、前半は被害者ルイーズの、後半はウィッカーマン家のプロフィールをという見せ方は好きでした。
でも…想像だけでラストカットは見たくなかった。
警部もアナも心にしまっておくことに決めたのだから、家政婦さんは耳の聞こえが悪くなってきているから、「気付かなかった」でいいじゃない(笑)。
ヤツには当然の仕打ちだけどさ。

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刑事ヴァランダー 白夜の戦慄

#1「目くらましの道」 
「菜の花畑に知らない少女が」との農夫の通報で出向いたヴァランダー。「警察だから、安心して」の言葉をかけた途端、少女はガソリンをかぶって焼身自殺。ヴァランダーはショックを受けるが、元大臣が斧で頭を割られ頭皮をはがされる事件が発生。同じ手口の犯行が続き、捜査にあたるものの少女の自殺で受けた心痛は隠せない。

#2「混沌の引き金」 
18歳の少女ソニアがタクシー運転手を殺害。金目的と語るが、彼女の家は裕福で300クローネのためだけに運転手を刺したとは思えない。事件の意味が浮かばないまま、拘留中のソニアは脱走、後に変電所で死体となって発見される。一方、ATM前で死亡した健康な男性の心臓発作死にも事件性を感じ捜査にあたる。

#3「友の足跡」
部下スヴェートベリが自宅で銃で撃たれて死亡。前日、様子がおかしかったにも関わらず話を聴いてやらなかったことで自分を責めるヴァランダー。捜査にあたって、スヴェートベリのことを何も知らないことを思い知らされ、彼が単独で白夜祭のハイティーン失踪事件を調べていたことを知る。ヴァランダーは残されたものにメッセージを感じ、彼の遺志を継いでいく。

ヘニング・マンケルのヴァランダーシリーズ3作(WOWOWで放送)をようやく視聴。イギリス製作だけど全編スウェーデンロケだとか。
原作は「目くらましの道」を読んだだけ(#2と#3は翻訳もまだなのかな?)、しかも非常に体調の悪い時期だったため、ヴァランダーという刑事に生身の人間を感じはしても事件の展開になかなかついていけず、私には合わないのだなと諦めかけていた。
しかし、読んで合わないと感じたはずの「目くらましの道」のオープニングの菜の花畑にやられた。
農夫の「菜の花を傷めないでね」の言葉そのままに見事、でもあんなに鮮やかなのに、不安な気持ちでいっぱいにさせる黄色というのも見たことがない。
最近AXNで放送が始まった「プッシング・デイジー」のデイジー畑と同じ色なのに、どうしてこうも違うのだろう。
これはもう一度読まねばならない。シリーズ一作めから読めばまた違うかも。私、順番にうるさい病だものね。

事件はどれも暗く、切なく、無理矢理似たものを探せば「心理探偵フィッツ」かな。解決しても爽快感がないところなど通じるものがあるかもしれない。
ヴァランダーの事件は最後まで事件の全容が見えないというのが最大の相違点ですが。
そういう事件に触れてヴァランダーは泣く。
少女が焼身自殺した理由、死んでいると思った自分に生を感じさせてくれた女性の「顔」を思って、慕ってくれた同僚の本心、どれもがヴァランダーの深くに入り込んで離さない。ショックの涙とでもいうのだろうか、それは同僚が心配するくらいだ。
ヴァランダーもいいけれど、出番は少ないながらも署長にも男気を感じた。女性だけど。
8月からミステリチャンネルで本家スウェーデン製作のヴァランダーが放送されるのでこれもまた楽しみ。HPやCM見ると、さらに暗さが期待できそう。

余談
リ・ジェネシスのサンドストロム博士もスウェーデンでしたよね?
パパは絵を描く、あまり関係はよろしくない、認知症の兆候が出始めた、でも海外に行きたい、頑固…とサンドストロム博士とヴァランダーの父子関係がよく似てました。

目くらましの道 上 (創元推理文庫)
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ジキル #1「覚醒」

「ジキルとハイド」が現実のもので作者のスティーブンソンがジキル博士と友人だったという設定らしい。
ジキル博士は子孫を残さずに43歳で死亡したがその容貌は半年前から別人物の出現に悩んでいるジャックマン博士とそっくり。しかしジャックマン博士は孤児。
「様子が変」との奥さんからの素行調査を請け負った探偵社は依頼以上の興味をジャックマン博士に持つ。
調査をすれば謎の人物から調査中止を言い渡され、同じ人物であるはずなのに様変わりするジャックマン博士、本人と接触し過去を見つけようと持ちかけたその時、ハイド氏が現れる…。
このハイド氏が現れる前兆の「目」がコワイ!
凶暴だと聞かせておきながら最初は変身後を見せないのでなおさらコワイ!
街で学生カップルにからんだのもそれまでを見せないから本当に首をへし折ったのかと思った。
凶暴なハイド氏も人殺しまではしないようだが(探偵も地下室に閉じ込めただけだったし)、もう一人の自分=ジャックマン博士の生活を知ってしまい変化がおきるのかがみどころ。
二人と直接関わる女性看護師もその任務(?)の重要さ故に気になる。
そして、黒いバンの謎の組織はジャックマン博士も知らない彼の秘密を知っているのだろうな。
今後を決めるためにまず見てみたが、これは見てしまうだろうな。
主演の方、両極端だから演じ分けやすいのかとも思うが、それにしてもハイド氏になった時の謳歌してる感じは気持ち悪くも爽やかだ(笑)。

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リ・ジェネシス3 #1「爆発事故」

ノーバックでの自爆テロで8人が死亡し15人が怪我を負った。8人の死亡者の中にはキャロラインも含まれていた。あれから半年、ウェスを暫定所長に仕事が再開。デビッドとボブはユタ州の研究所で起きた爆発の調査を担当。外部からの力が関係しているのでは…?とノーバックの事件と重ねてしまう部分もあったが地元警察の見逃していた燃焼促進剤を特定。しかし体内で生き残れるバクテリアであることが判明し、事件現場で調査に当たった者の健康が心配されることに。もちろんデビッドとボブも。

キャロラインはテロの犠牲になってしまったようだ。
あの時、デビッドと並んでいたような気がしたんだけど運が悪かったのかな。
そして特に紹介もなく新人(年齢は多い)レイチェルが加入。
ジルは?死亡とは伝えられていないので入院中?もしくは辞めるきっかけにされたのかな。
そんなことより、たとえ暫定でもウェスが所長ってどうだろう。私は嬉しいが(笑)。
キャロラインはその理由を理解していたようだけれど仮にもスパイ行為を認めた人なのに…と思っていたらスパイなんてした人だから罰として厄介任務を押し付けられた、と見るのが正解のようだ。
今シーズンは出番も多くなりそうなのでマイケル声(「プリズン・ブレイク」、東地宏樹さん)に期待大だけれど、暫定でも所長という立場のせいか妙に自信に満ちた声で囁き声ファンとしては寂しい。
でも立場上困ることも多くなりそうなのでやっぱり期待大(笑)。そして髪型とシャツの胸をはだけすぎなのはいただけない。

キャロラインの葬儀に出られなかったボブは何の手術だったのか、メイコは葬儀にどうしていなかったのか、デビッドのお父さんのプリオン治療は本当に成功したのか、みんな仕事に復帰はしたもののこの半年にあったことは今後引きずりそう。
そこへきて今度のバクテリア事故と平行してレイチェルの甥っ子事件。
また未知の世界をこれでもかと見せてもらえそうです。

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