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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「The Wire」の記事一覧

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The Wire5 #5(55)「取材」 React Quotes

マクノルティは「性的要素のあるホームレス連続殺人事件」のシナリオをサン紙の記者に吹き込む。
サン紙は、これまでの事件の確認とホームレスへのインタビューに手を回す。
ホームレスへのインタビューを担当したのがスコット。
彼は物語を作るのが大好きで大得意なので、いもしないホームレス一家のかなしい話を作り出す。
でも結局連続殺人とは関連がないので担当を外されそうになると、自分の携帯に犯人からの連絡があったと言い出す。
それを知らされてでたらめだとわかっているマクノルティもサン紙に呼ばれてウソの情報を負けずに披露。
でも、ガスさんはスコットもマクノルティも信じてないよね(笑)。
ここ、とってもルイス刑事を想わせるものでときめいてました(=大バカ)。

「ホームレスにインタビューしてこい」に「どこへ行けば?」と返すルイス、見込みないよね。
自分のレベル以外のことにまったく想像が及ばなくて、取材が下手なわけだよ。
創作を生かす道に早く行ってくれないかな?(笑)
でもこれでマクノルティの言っていた「事件の捜査ができる」わけですよ(あの嬉しそうな顔といったら)。
良し悪しはおいておいて、ばりばり仕事をしている姿は生き生きしているけれど泣いてる人、心配している人がいると思うと微妙。
ビーディのやつれっぷり、止めることができないバンクのイライラ感、かつての同じ状況を思い出して憂える元妻、見えていないはずはないのに。
フリーマンも罪だ。
しかし、ハーク→カーヴァー→フリーマンという経路でマルロの携帯番号が手に入ってしまったので仕方ない(笑)。
別の盗聴許可をとって配線変えて実際はマルロを盗聴という悪巧みのフリーマン。
手順が複雑らしく、さらなるおさらいを求めるマクノルティはちょっとかわいかった(笑)。
真実でないところからつかもとしている真実は、本当に真実といえるのでしょうか…とわけがわからなくなってきました。

バブルスもその迷路に迷い込んでいるようで、勇気を出して受けたHIV検査の「陰性」の判定を受け入れられない。
陽性だった友だちと注射器を使いまわしていたのでそんなはずはない、と。
陰性を喜べないところが悲しい。
もし妹が地下へと続く階段に鍵をつけなければ(っていうかバブルスがそうさせるようなことをしなければ)、一緒に陰性を喜んでくれる人が後見人以外にもいたならば…。
ふつうの生活に踏み出さなければならないことが今のバブルスにはつらいのだろうな。

オマーの、手薄になるのを見張っていたつもり作戦、失敗。
待たれていたのはオマーの方だったとは。
唯一の見方も撃たれ、とりあえず退散するしかなかったとはいえ、あそこから飛び降りて無事だったのか?

ところでマクノルティの息子たち、横にでかくなってませんでした?(笑)

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The Wire5 #4(54)「移行」 Transitions

バレルからロールズ(ダニエルズ)、ジョーからマルロ、リストラされる古参記者から若手記者、まさに移り変わりの回。
マルロ、もう全部学んだからいいってことですか?
最近の、教わるものの低姿勢はこの時を待っていたからですか?
オマーが戻ってきたから早まったかもしれないけれど、戻るように仕掛けたのはマルロなのだからやはり計画的か。
この恩知らず!これこれここまでというマニュアルのある世界ではないから、後悔すればいい。
これでもうジョーはいないので、グリークも自分と取引するしかないってことですか。
潤えばいい。その間がないくらいにオマーが迫ってきてるけど。

新聞社は気の毒。
人減らしで担当がいないからクレイ・デイヴィスの大陪審が聞こえてこなかったし、警察に強力なラインをもつ人も今日が最後(置き土産って…・泣)。
文章は書けても取材が苦手でラインを持たないテンプルトンには無理。
彼らを任されるガスさんがたいへんだ。
面接したところに居座っちゃえばいいのに。
この面接前の「編集会議を見学しても?」が帰りには見学を許されても帰ってしまうこの変化がまたいい(笑)。

自主的特捜班(マクノルティ&フリーマン)は、新しい浮浪者の死体を物色中。
事故死や自然死を争ったように見せかけるため、刃物や入れ歯って(笑)。
マクノルティは味方ができたことで服装も少ししゃんとして、とりあえず家にも帰ったので上向きってことですか。
しかしビーティは追い出しにかかってるように見える。
一番落ち着いてるマクノルティしか知らないから今の彼はたいへんにショックと思われる。
それなのにマクノルティは軌道に乗ってきた仕事が優先。
どうなるのやら。

本日愉快だったのは、
警察人事の会見を吹き替えて楽しむ新聞社、
弁護士事務所で再会したハークに「カメラあったか?」と声をかけるマルロ、
そのハークが憎まれ役になろうとしているカーヴァーにもっともなことを言い、
そんなつもりはないと言いながらも副警察長のデスクでにんまりするダニエルズ。
キーマもお子様に嫌われてなくてよかったです。

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The Wire5 #3(53)「匿名」 Not For Attribution

マクノルティのでっち上げは止まらない。
過去のホームレス死亡事件を徹底的に調べて、今回と関連付けられそうなものを見つけ出す。
手首に赤いリボンが巻かれている死体にこれだ!とひらめき(担当刑事が死亡しているのも理由?)、同じようなリボンを買ってきて結び目を作っている姿に、「これ、鑑識がやるようなことを真似てるんだよね」と信じようとしましたがダメでした。
くしゃくしゃにした時点でいくらなんでも無理。
さすがにバンクは、捏造がばれたら刑務所行き、と関わらないうえにマクノルティを諭すけど、聞く耳ない。
事件に関心のない刑事たちのいったい誰が俺を逮捕できるのか?と。
確かに(笑)。
マクノルティは事件の捜査がしたいだけ、警察本来の仕事ができない今、それを訴えるたくて起こした行動であるのだろうけれど極端だ。
自分が言ってもダメ、「2~3日捜査して気を済ませろ」とランズマンに言われても平気、見かねたバンクはフリーマンにマクノルティの悪さを告白して助言を求めるが…なんと、フリーマンは「もっときちんとでっち上げろ」と肯定派!
特捜班で長期間かけて追うことを一緒にやってきたからこその反応かも。
味方を得たマクノルティ、これで少しは落ち着いてくれるといいのだけど。
ビーディーとはどうしたのさ、彼女の何がいけないのさ、っていうか、バンクやらの会話から二人は結婚したということなの?

新聞社のでっち上げさん、またもややってしまったようです。
支社閉鎖でも早期退職のターゲットにならなかったから(上を味方につけたから)安心しているのでしょうか。
我らのガスさんは、記事にする前からどこかおかしいと感じているようでしたよね、車椅子の少年の件があるから。
ダニエルズに「バレルを非難などしていない、ネタ元を出せ」と詰め寄られるかもよ。
この記事を見てのダニエルズとロンダの「オーマイゴッド!」の意味の違いがおかしい。
「こんなこと言ってないのに書かれちゃった」のダニエルズ、しかしロンダは「あなた、半年後には警察長なのね♪」。
この二人の仲は順調ということで(笑)。

ジョーをすっ飛ばしてグリークと取引したかったマルロは、「ストリートの金は汚い、ジョーにキレイにしてもらえ」と突き返されて、結局ジョーに手数料を払う羽目に。
あの地区で、ジョー抜きでは何もできないのだと思い知っただろうか。
ジョーを抜かすつもりでいたのに、資金洗浄の相談は別口でしてるのもねえ。
全てを見習う気はないようで、オマーへの復讐心も止まらず、居所を吐かせようとブッチーを殺してしまいましたよ。
大損させられたジョーでさえ「オマーは放っておく」と言ってるのだから、その判断がこの業界での常識だろうに。
どこかの島で寛いでいるところにブッチーの死の知らせを受け、オマーは絶対ボルチモアに戻る。
そして報復が始まるのだろう。
今はそこにマイケルがいると思うと…ね。

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The Wire5 #2(52)「未確認情報」 Unconfirmed Reports

夜遊び、でっちあげ…マクノルティ、どうしちゃったのさ。
自棄になってるのでしょうか。
仕事はともかく、ビーディーとの関係はいいものだと思ってたのに。
モルグで死亡直後の傷の区別できなさをいやに詳細に説明してくれると思ったら、こういうことでしたか。
連続殺人にしないと動かせてもらえない、捜査をしたい刑事魂はわかるけど、でっちあげは何も生まないどころか他のことまでなかったことにされてしまうのに。
マルロの監視をストップさせたことで連続殺人が始まったとアピールしたいのはわかるけど。
自分の首を絞めていることをわかってないはずないので、まだ何かがあるのだと信じることにしようかな。

そして同じくでっちあげが新聞社にも。
何故あの上司はテンプルトンを買ってるの?会議で賛成したからか?
才能を認めているのだとしても、新聞と小説は違うのに。
ガスさんも苦境に立たされないといいのだけど(心配そこ?・笑)。

監視がなくなったマルロは、プロップ・ジョーを出し抜いて“グリーク”から直接クスリを手に入れようと動き出しました。
でも刑務所内のエイヴォンに読まれてるという…。
出し抜いて仕切ってるつもりでも、長年やってるジョーとは器が違い、刑務所内のエイヴォンにも見透かされ、オマーに対しても復讐とは言っているものの脅威も強いだろうし、と兵力の強さとアンバランスなマルロの若さを感じた(大袈裟だけど)。
FBIへの相談が叶っていたら、検挙に持ち込めたかもしれないのに。
このFBIの人、本当にいい人だよね。
車を並べるシーンは懐かしさとばかばかしさが混在して好きだ(笑)。
そして教会で食器洗いを黙々とこなすバブルスの背中に少し泣く。

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The Wire 5 #1(51)「削減と効率」 More With Less

あれから1年という設定で最終シーズンが始まりました。
理想に燃えていた市長は現実とぶつかって、教育対策に予算を回したため、昇給を約束した警察の待遇を凍結。
それどころか、残業代も支払われず、車両整備もされず、警察の不満はいつ決壊してもおかしくない状態。
空き家でミイラ化した死体が続々発見されて首謀者だと思われるマルロへの監視も予算削減の名のもとに再開の見込みが全く立たない中止。
制服組で落ち着いていたはずのマクノルティも、夜な夜な飲み歩いている。
ビーディーに捨てられたのかと思ったが、まだ続いてはいるよう。
でもビーディーの苛立ちを見ると、また同じ轍を踏んでるような…。
制服警官だった頃はあんなに落ち着いてたのに。
刑事の仕事がそうさせるのか、元々そういう人なのか。
制服着てるマクノルティ好きなんだけどな。

特捜班の一時的な解散による行先と、シーズン初めということでそれぞれの今も紹介。
大きく変わったことは、カーヴァーの出世(囃し立てられ方からすると初日?)。
上からは命令を出され、下からは突き上げられ一番ツライポジション。
ハークは警察を辞めて探偵業?調査員?。
仕事の引きが多く忙しいらしい。
バブルスは妹宅の地下に住みながら地道に渋滞での新聞売り(ああいう家の造りなら、妹が家にいないからってバブルスを外に出す必要なく見えるけど)。

みんなの今をさりげなくお知らせして、新聞社ボルチモア・サンの記者たちを新しく迎え、市の不正を見つけ出して…というスタート。
予算にきりきり舞いしているところに不明金を暴かれた市長の心労と、予算削られたところの荒れようが目に浮かびます。
が、想像通りに事が運ばないのがThe Wire 。
前シーズンの最終回からすると、空き家での死体発見はすぐにでも進展がありそうだったのに、結果は捜査凍結だものね。
私の想像が当てにならないとも言うけど。

今シーズンの楽しみは、ボルチモア・サンの記者、ガス・ヘインズさん(Clark Johnson)。
すっかりおっさんになりましたが、海外ドラマでの初恋(ホミサイドのルイス刑事)を思い出し、冷静ではいられません(笑)。

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