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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「The Wire」の記事一覧

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The Wire3 #30「表と裏」

コルヴィンのハムステルダム計画は、下っ端にいくら言い聞かせても埒が明かないので中間管理職ランクに持ちかける。
なんとなく納得した様子だが「買う人は?」と。なるほど。誰もいないから選んだこのエリア、宣伝も何もなければ誰も来ないので売れない。
そしてこの相談に警察が応じて、町でクスリを買ってる人を警察車両に詰め込んでハムステルダムで降ろしてやる。
本来の仕事をし、後に一網打尽にするつもりとはいえやはり違和感あり。
コルヴィンを応援はするけど、というこの矛盾。
目の前のひとつひとつではなく、結果を待てば納得できるものであって欲しいなあ。

ディーラーリストを求めて特捜班へ来たコルヴィンはマクノルティのお師匠さんのようだ。
「いい警官だろ」の言葉にはなんと返答していいやら(笑)。
コルヴィン計画と特捜班につながりが見えたことは楽しみな広がり。
「現場とデータは一緒じゃない」というカーヴァーにコルヴィンは何を思ったか気になる。何か思ったから自分でリスト探しに行ったわけでしょ?考えすぎか。

そしてとうとうエイヴォン仮出所。
その前にストリンガーはプロップ・ジョー他ディーラーのトップを集めて協定を結ぶ会議を開く。
いいブツをNYから仕入れてみんなで売ろう、ということらしい。
これ、エイヴォンがこだわってたシマの確保と反対のことですよね?
いい部屋を用意してもらい、出所祝いにも鼻の下を伸ばし、今のところ「たくさん稼いだ」ことしか見えてないエイヴォンがどうやってストリンガーがたくさん稼いだのかを知るのが楽しみ。
で、ストリンガーはマルロにも協定のお誘いをかけてましたが返事は?「武器の用意」がお返事ということですか?
オマールも武器の用意してるけど…。

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The Wire3 #29「ハムステルダム」

原題「Hamsterdam」:ドラッグディーラーの聞き間違えた「(Hつき)アムステルダム」をあえてタイトルにしている。(スパドラのエピガイより)。
なるほど。それでコルヴィン計画はハムステルダム計画と呼ばれるわけだ。
字幕追うのにいっぱいいっぱいでハムステルダムって間違えてるの聞き逃しちゃったよ。後で聞きなおそう。
で、ハムステルダム計画は案の定売人たちが決められた区画になんて移動せず、スクールバスに詰め込んで説明会を開こうにも一行に聞く姿勢なし。
この時、コルヴィン警視の話には耳を貸さないヤツらが先生が出てきた途端シーンとなるのが(笑)。子どもの世界を見たような気がした。
先生が恐い世代にふつうのこととなっているのがまさにコルヴィンの気掛かりなことであるわけですね。

特捜班の任務はキンテルを追うこと。
しかしマクノルティとキーマはバークスデール組周辺にこだわり続ける。
バブルスからの情報でマルロの危険さと売人のシマが入り組んでいるのを不思議に思う。
一方でマクノルティはフリーマンの忠告も聞かずストリンガー周辺捜査。
大学の記録で携帯番号がわかったものの、それを使っては合法的に何も問題のないことしか行われない。本当の仕事はすべて使い捨て電話。
マクノルティが二日間張り付いて見つけたことはすでにプレッツさんが調査済み。
この少し前のフリーマンとマクノルティの言い合いは、言い聞かせてわかる男じゃないと把握済みのフリーマン作戦ですか?
先に情報にたどり着いて軽くへこませ、猶予を与えての条件提示と見ましたが。
今日のダニエルズは何もしてないように見えたのでフリーマンの掌握術を讃えずにはいられない(笑)。

ダニエルズも捜査では見るところはなかったけどマクノルティにロンダとのことを知られたのは察してます。「君からロンダを取るつもりではなかった」って(笑)。
嫁にもロンダにも背を向けられたマクノルティはやっぱりバンクと飲むしかないのか。
ところでマクノルティの息子の化学実験発表会、火山ってよく見ますよね。それほど定番だと優勝は難しいだろうな。

どうやらエイヴォンは近々仮釈放になりそう。縄張りの実体を知ってストリンガーに何を言うかみものだ。
そのストリンガーがドネットからの電話に出ることにしたのは警察がディアンジェロの自殺を疑っていると知ったから、でよろしいでしょうか?

ダニエルズ嫁に近づいたカルケティの市長立候補、ハムステルダム計画の行方、ストリンガーの合法的な土地開発参戦、足跡を残さないマルロ、バークスデール組にこだわるマクノルティとオマー、バークスデール組に戻ってしまったカティの役どころ、キンテル捜査、とばらばらに見えるこれらが今後絡んでくるんですよね?

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The Wire3 #28「デッド・ソルジャーズ」

前回、ハーク並みにわかってなかったコルヴィン警視のお言葉の姿が見えてきました。
心にひっかかることは必ず後でまた出てくる、そういうドラマなので答えを焦ってはいかんですね。
売人を空き団地エリアに集め、外で何事も起こさなければエリア内での売買には口出ししない、というのがコルヴィン案。
酒とドラッグが同等であることに抵抗あるせいか?と自分を見ていたまさにそのとおり。
「目をつぶるんすかっ?」と巡査部長カーヴァーも反論するくらいなので私が違和感持ってもしょうがない。
署長会議後のエレベーター内で「犯罪減らすために何する?」と聞かれて「ドラッグ合法化」とニヤっとしたのはふざけてみたのではなく、本気の発言。
「警察本来の仕事をする」ためにとる作戦、どうなりますやら。
画期的で的を射ているけどバレルやロールズ、きっと怒るよね。バレルは市長に汚れ役押し付けられて荒れてるし。
でも彼らは犯罪件数を減らせ、減らせ、とそればかりなので結果が出ればいいのかな。
それよりも売人が決まりを守るのか?という疑問が一番大きいか。

チーズ事件の勇み足でジョー&バークスデール組への捜査が暗礁に乗り上げた特捜班に命ぜられた次なるターゲットはキンテル・ウィリアムソンという男。
「今までやってきたことが無駄になる」とキーマはミーティングで反発するがダニエルズは聞き入れない。
プレッツさんが「マクノルティに似てきた」とみんなを笑わせていたが、ホントに似てきたよね、私生活も(笑)。
私生活の不満を話すキーマ、それを聞くマクノルティ。彼、先輩面してませんでしたか(笑)。

オマールの寸劇強奪は続く(続けて引っ掛かるのもね…笑)。
しかし今回は失敗、仲間を一人失うことに。
異常を察知するのは誰よりも早かったが自分の責任と戒める。「だから?」って言える彼女も強いな。
「何故バークスデール組ばかりを狙う?」の質問にまた一つ理由が加わったようだ。
自らを戒める姿といい、葬儀場を見守る姿といい、オマールは語るよね。
葬儀場のところは見守ってるだけでなく波乱も感じさせますからね。

警官仲間がジムでトレーニング中に死亡。本式の御通夜の前に警察通夜がバーで行われる。ビリヤード台に寝かせて、という儀式が本当に存在するのだろうか。
現場の警察官であるということがどんな絆を生むのかが伝わってくるランズマンの言葉。でも…外で葬儀屋が機嫌悪そうに待ってるよ!(笑)。

ところで市会議員のカルケティ、「ブラザーフッド」のトミーとかぶるんですけど(笑)。

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The Wire3 #27「思い違い」

本日一番の見所は取調室内での会話が聞こえない状態でご満悦の面々。
部屋の外からだと、遺体の写真を見せ付けられて刑事二人に問い詰められれば慎重だったチーズもとうとう落ちたか!と見えないこともない。
しかし真相は闘犬で不正行為に気付けず、自分の犬を弱虫と決め付けて射殺したことを悔やんでいるのでした。
「殺してから眠れない」を人殺しと判断して「盗聴でこう言ってるのを聞いたんだ!」とまで言ってしまい捜査は大失敗、チーズ釈放どころか何の情報もないうちに盗聴を告白した正直警察になってしまった。
特捜班はどこへ行く?

マクノルティはディアンジェロの死にストリンガーの関与を感じたが州警察の怠慢でどこまで真相に近づけるやら。
そのストリンガー、エイヴォンに「タワーの代わりになる縄張り確保」を命じられるが表情見るとその気なし。
変な言い方だけど彼はお金が入れば通販でもかまわないと思っていそう。
エイヴォンは力を知らしめるために縄張りで売ることを重要としているけど、ストリンガーは質のいいものをたくさん売る、だもの歩みよりは難しそうだ。
どうしてもあの営業会議、だめですわ(笑)。ボーディのニューファッションの方が気になる。
耳の上から垂れ下がったモノは長いほどカッコイイのか?基本的にはみんなあの形なの?
会議中には後ろでまとめているのが会議の服装にストリンガーが目を光らせているようでまた…(笑)。
エイヴォンご指名の縄張りを仕切るマルロの無表情も無気味。銃をチラつかされたわけでもないのにボーディ引っ込みましたからね。

カーヴァー指揮の下で行われた一斉捜査でドーザーマン刑事が負傷、命は助かるがコルヴィン警視が潜入捜査を禁止する。
警視のお話「ドラッグへの紙袋は今まではなかった」というのはこれからの展開へのキーワードになるのだろうか。私、ハーク並みにわかってないかも。酒とドラッグを同等に見ることに違和感あるから?

ダニエルズが嫁と別居してもアパート借りないのは、別居の証拠が残ると選挙に響くからなのだと思っていたがまだ借りてないだけだった(笑)。
ダニエルズの新生活に幸あれ、って何かから目を背けていることが丸わかりですね。
多くは語りませんが…アレが新しいパジャマですか(笑)←私、最低…
キーマもキーマで育児疲れの嫁を置いてバーに女をひっかけに出向いた様子。ええ、キーマに八つ当たりですよ。

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The Wire3 #26「繰り返し」

バークスデール組が仕切っていたタワーが取り壊されるところからシーズン3はスタート。
ダニエルズの特捜チームは、ジョーとストリンガーの密会写真から、ジョーの部下チーズをターゲットに盗聴を続けるが6ヶ月経っても進展なし。とりあえずシドナーの囮捜査で小物を捕まえ、何かしら情報を吐いてくれることを期待する。

と、ワイヤーは1シーズンが1話なので今回はまだまだ導入部分。いろんなことが仄めかされたに過ぎない。
ダニエルズは奥さんと別居でオフィスで寝泊り(これではパジャマ姿なんて望めない…)、奥さんが仕事上の客を招く時だけ自宅に帰るらしい。
選挙が済むまでは円満家庭を演じなければならないようだが、二人の間にいがみ合ってる風はない。ダニエルズも「協力するのが恩返し」と言ってるし。でも自身の昇進に奥さんの派閥が影響を与えるかも知れず複雑。

マクノルティは家族との距離は変わらないが、嫁の隣に座る男が気になって仕方ない。バンクの性転換話にも気付かないくらいに。仕事ではジョンよりもそこからのストリンガー&エイヴォンのバークスデール組をなんとかしたい熱が燻っている様子。切り崩しやすそうなディアンジェロの消息を確認してたけど…。まだ警察記録は変更されてないの?

特捜チームはシドナーが復帰、常設部署となったことで事務をこなす女性が加わったようだが、ハーク&カーヴァーはいない。
どこにいるかというと、「ボルティモア市警の良心(スパドラの紹介より)」バニーの元。これが噂のバニーか!私は一目惚れしたぞ、もちろん仕事ぶりに(笑)。
定年間近の大ベテラン、なのに新入りに根気よく心構えを指導(北で上指すヤツ、バカすぎるよね。地図ではいつも上だからか)、そして重要ポイントは自ら夜回りに向かうところ。今までの制服上司には見られない姿。
町を犯罪件数でしか見ない連中とは違い、守るためにできることをするその姿勢がいいじゃないですか。
ハーク&カーヴァーは彼の元でお金をくすねるなんてことから卒業してることを望む。
あとは新登場の市会議員カルケティのクセモノ臭、特捜チームに入り浸ってる風のロンダ、市場理論に傾倒しているストリンガーあたりが気になるところか。

これからまた毎週たっぷり1時間楽しませていただきます。

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