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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「The Wire」の記事一覧

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The Wire #10「代償」

エイヴォンはオマールに懸賞金をかけることは今は危険だと再度ストリンガーに諭される。休戦協定で安心させてから始末しようと計画。そこまで察したオマールはしばらくNYへ行くことにする。特捜班はフリーマンの指揮でバークスデールにクスリを卸していると思われる人物を突き止めるが、そこへ州警察の麻薬囮捜査でオーランドが捕まったとの情報が入る。彼を使っての囮捜査が決行されるが…。

痛い目を見たのに懲りないオーランド。
一旦収監したら誰が見てるかわからないから囮に使うのは危険だという見本のような出来事だ。
マクノルティがキーマ人工呼吸していたようでかなりの重傷か?
地道な盗聴を続けたいところに上との板ばさみで決行された囮捜査、オーランドという願ってもない人の登場だったから歩み寄ったとはいえ上えの不信感はさらにアップだ。
この特捜班の味方の判事もそのせいか自身の旗色が悪くなり今後の口利きも微妙だ。
特捜班とというかマクノルティと判事は一心同体になってしまったか。

「落ち込んでるらしいから様子見てくる」とマクノルティが出かけた先はウォレスの家。
部屋を借りた親がふらふら出て行ってしまったのかと思っていたが、親は元々行方がよくわからず、似た境遇の子どもたちと空き部屋に住み着いたというのが真相のようだ。電気も盗んでる。
インタビュー室で眠るウォレスを部屋の前で守るように座って眠るマクノルティにちょっぴり心が動きました(笑)。本人にそんな意識がなくただ寝てただけだとしても。ウォレスに必要なのはそういうさり気なさだと思うから。
でも、自分の子どもを危険な目に遭わせてるって元奥さんに訴えられてます(笑)。落ち着かせられそうだけど。
ウォレスはブランドン事件について、ストリンガーやウィーベイが関わったことには頷くが、ディアンジェロのことに及ぶと「彼はいい人」と言う。
売人を辞めたいことを伝えた時、何も言わずに受け止めてくれたことを大切に思ってるのだろうな。そうなんだよ、マクノルティ。
当のディアンジェロは離れていったシャーディーンのことで頭がいっぱいだ。理由を理解してのことだろうか。
シャーディーンはふんぎりつけてフリーマンに協力する気でいるみたいだけども。
身の危険の可能性のある証言をしてしまったウォレスなのに予算の関係で検事局は保護できないという。
何年も会ってないおばあちゃんを探し出してダニエルズは家に送り届けたが大丈夫なのだろうか。
そしてウォレスも自分が危険な状況にいるのに空き部屋の子どもたちが気になったりするのではないかとそれも心配。

歯がゆいバブルスはクスリを絶つ決心。行動を示せば妹さんも「上に来ないで」と言わなくなるかもよ。
一人で闘う心細さがバブルスの敵なのかもしれない。キーマに金の都合を要求したのも本心だけど宣言したかったのでは?と思ってあげたい。
でも、誘惑の多い夜の町のベンチに好んでいるからなあ…(苦笑)。
キーマの「クリーンな情報屋なんて」を「そうだな」と納得してしまう可能性もありか。

フリーマンに調査能力が素晴らしいと褒められたプレッツ、いい顔でした。他人からの評価と自分の満足感が一致した瞬間だ。
「明日は外だ」「でも警部補が…銃持てないし」「大丈夫、銃はいらない」そう、クスリの卸し元らしい家のゴミ収集。
銃を持てないのはダニエルズが下した罰ではなく、処分が下るまでの決まりごと。罰は「火事でも出さない」だから(笑)。まあ、プレッツの能力発揮に銃はないほうがいいようだし。
で、ハークは何の研修ですか。

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The Wire #9「決戦の日」

フリーマンはシドナーとプレッツにバークスデールの資金の流れを書類からたどらせる。手広く広げた事業とそこからの政治献金が見つかるが「追うのは麻薬」とダニエルズは言う。
監視当番で屋上にいたハーク&カーヴァーは異変に気付く。誰もうろついていない。何があったのかとふらついていると界隈の東西対抗バスケットボールの真っ最中。エイヴォンの顔を見るチャンス!と出動命令が出るがマクノルティは行かない。シドナーがボクサー時代の写真から本人を突き止め尾行するがそこはエイヴォンも勘付かないわけがない。でも顔がわかっただけでも収穫。
ボス同士の初顔合わせはダニエルズに表情がなかったので勝敗わからず(笑)。

敷地内の公衆電話は使われないながらも盗聴は続き、ウィーベイが金を運ぶところを捕まえられた。
電話の内容から$220022000持っているはずなのにハーク&カーヴァーの報告書では$150015000。
乱暴に扱ってもろくなってた黒いゴミ袋の意味はこういうことだったのですね。「くすねられるかなあ?」なんて言うから疑った(笑)。
車のトランク奥からようやく見つけて「信じてくれるかなあ…」で単なる子どもの好奇心、悪事はできない人なのだとわかりましたよ。

フリーマンとダニエルズの捜査の方向性に違いが。
外から証拠を固めてきたフリーマンの作戦の方が素人目には有効に見えるが、ダニエルズは「ここは麻薬特捜班」と言いそう。上から睨まれてるというのもあるが、金の流れを追って政治献金に行き当たったのだからその行き先を考えれば、この前の上院議員の運転手逮捕騒ぎのようなことが起きるのは明らか。ダニエルズの心労は続く。

ディアンジェロとシャーディーンは一緒に住んでたのね。フリーマンとキーマの読み通り彼女はまっすぐな人だったようで、オーランドの店に出入りしているやつらの悪行を見せてあげるとディアンジェロの家を出る決意したが、目論見通り協力者となってくれるかどうかは不明。
ディアンジェロも組織に嫌気がさしてたんだからチャンスだったんじゃないの?辞めて学校に戻りたいというウォレスの希望を叶えてあげるから無理なのか。
しかしウォレスの家族はどうなるの? 抜け出させてあげたいと思ってたので喜ばしいことだけど、自分のためにクスリを買ってるのでかえってよくない。仲間にも見られちゃったし。

オマールの無気味な行動は続く。
ショットガン片手に団地に乗り込み、一人で無傷でバークスデールのクスリを手に入れ対抗組織に無料で卸す。見返りはエイヴォンのポケベル番号とウィーベイのコード。これでエイヴォンを消せばオマールの復讐完遂、対抗組織のシマ拡大、と利害は一致。誘き出されたエイヴォンが公衆電話に来て絶好の機会が出来上がるが運悪くストリンガー登場(←暗かったのでいまひとつ自信がない・笑。ウィーベイだったかも?)。この銃撃戦の顛末は?

ああ、どんどん長くなるけど(笑)バブルス…クスリを掠め取るのなんて見ていて楽しいけど、どうしたいの?臨時捜査官のプライドはなくなってしまったの?そんなもの最初からなかったのかもしれないけど。怒りながらも地下室を提供してくれた彼女は奥さん?身内のそばにいれば今度こそ止められますか。そしてお友だちはどうするの?

東西対抗バスケット大会、負けた方がパーティーの金を出すことになるらしいが…このために有望選手をスカウトしたりインチキエージェントに金を渡したりするくらいなら負けちゃった方が出費は少ないのでは?(笑)
問題は金じゃない、プライドなのですよね。

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The Wire #8「直感」

マクノルティが息子に探偵ごっこ(これも奥さんにバレたらたいへんでは?マクノルティを睨んでいた奥さんの気持ちがわかるような気がしてきた)をさせてストリンガーの車のナンバーの入手に成功しても、取引の情報を掴み団地から現金を持ち出した高級車の男(前回のパーティーでのダニエルズの運転手仲間、こういう役回りだったのね)を逮捕しても、上司の判断には逆らえない警察組織。
ダニエルズは真面目に経過報告しただけなのに上司からは「上院議員の運転手に何をするか」と叱られ特捜班解散を命じられるし、部下からは言いなりの使えない警部補の目で見られるし散々だ。
上院議員から苦情がきたわけではなさそうなので上司が警察組織を守るために先回りしたってことですね。
そんな言いつけを持ち帰ってきたダニエルズを罵るマクノルティだって、スティンカム殺しについては殺人課刑事にやんわり「待て」を強いるし。順番というものは時に厳しい。
何だかんだでバークスデール捜査はお終いかと思われたが、ここで登場したのが判事。
「盗聴許可は2ヶ月間、その期間を使い切らないなら法廷侮辱罪」と解散を命じた上司に脅しをかける。とりあえずあと20日は捜査できる。判事は味方だと信じて大丈夫なのだろうか。
そのスティンカム殺し、協力してるもの警察の邪魔なんてしないとオマールは言ってますが…やりましたよね?
証人殺し事件に、協力する→目撃者が必要→自分が目撃者、となったオマールの言動に今さらながらの不信感。フリーマンのいうように犯人は犯人だったのだから、では割り切れないものをキーマは感じてる。
この先もオマールの協力はちょっとばかり疑問が付きまといそう。

ディアンジェロの甘々なところがまたもや鼻につく。
オーランドとの秘密の仕事をウィーベイに話せばどうなるかくらい想像つかないのか。やりたくなかったから告げ口するような真似をしたのか。それなら最初から引き受けたらいかん。
パーティーでの仲間の乱れ具合にも眉を顰める。クスリを使うのはルール違反、酒を調達してきたのにお開きかよ、おまけに死体が転がってる…あの場でそんなこと言うから酒の調達係にされたとは思わないんだなあ。
そんな仲間に「馴染めない」とダンサーのオネエチャンにこぼす。
面倒臭くなって人を撃って殺してしまった人の言うことだろうか。
どっぷりつかって恩恵受けてる時にはニコニコで、ちょっと仲間ハズレ感がしたら馴染めないって言ってるだけのお子様に見える。ウォレスの苦しみとは別次元だ。
叔父さんの仕事を理解できないなら早く他の道を考えるべき。ディアンジェロなら痛い目見ないで足を洗わせてもらえるでしょ、そこは利用しなきゃ。何でもできるはずなのに何にもしないでいるディアンジェロは見ていて歯がゆい。
折り合いつけて経済学を勉強しているストリンガーが目の前にいるのに。
しかし、尾行して講義受けてるストリンガーを見つけたマクノルティはまたもや悪くていい顔だ(笑)。

さて、カーヴァー&ハークの昇進試験、結果はどうでしょうね?(笑)

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The Wire #7「逮捕」

5時間かけての暗号解読にご満悦のプリツビルスキー。いつ誰が団地に品物を届けるのか、が読み取れたので「誰を捕まえ誰を泳がせるか」の作戦まで立てられた。証人見せしめ殺人事件もオマールの証言とバブルスの帽子作戦でバードを特定し逮捕。ついでに殺人課はオマールの優秀な記憶力を頼りに数件の未解決事件の解決に成功。順調な特捜班と思えたが、裏切り者がいないのなら、と連絡方法に疑念を感じたストリンガーは敷地内の公衆電話の線を切断し、違う公衆電話の利用と続けて使うな、との指示を出す。盗聴作戦は暗礁に乗り上げたか?

プリツビルスキー、お手柄でニコニコだったのに捕まえてきた運び屋を見てびっくり、自分が失明させてしまった少年だった。とたんに表情が曇ってダニエルズに報告。そりゃ目を合わせられないだろう。暗号部門での活躍を鑑みて部屋を逃げ出さずダニエルズに報告できたことを褒めてあげたい。
前回、私的な生理的休憩でエイヴォンの写真を撮り損ねたサンタンジェロはスパイとして特捜班に送り込まれたのにスパイの仕事に嫌悪を示す。
ロールズの提示した「マクノルティを潰す情報をもってくるか未解決事件を解決するか」の選択に事件の解決の方を選んでます。
イタズラ心で紹介された占い師を信じて、朗報が来た時の顔は刑事としての質は疑問だけど人柄がアップした瞬間か(笑)。
オマールの記憶力で事件を解決してもらったお礼にロールズの企みをマクノルティに教えてますからね。
特捜班はいつの間にかチームワークができていたということか。
チームにまとまりが見えてきたところで、順調な盗聴&暗号解読に暗雲が。次の手は誰が出してくるのか?

ところでスパドラのエピガイ、ダニエルズ家は盗む物もあって侵入しやすいと誰かの運転手がダニエルズを運転手と間違えて喋った、というところに触れてますがこれって後々重要なの?
ハーク&カーヴァーがバットマン&ロビンとか、ウォレスが落ち込んでクスリに手を出してしまったとか、バブルスはクスリをやりたいのか止めたいのか難しいところとか、盗聴作戦の今後とか、マクノルティとバンクの出会い(笑)とか、何もなくて運転手に間違われたことだけしか書いてないのですよ。

そして、それほど間をおかずシーズン2は9月からとか。
スパドラさん、ありがとう。

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The Wire #6「盗聴/ワイヤー」

公衆電話盗聴の許可が出たようで、盗聴開始。しかし、マクノルティの書いた報告書から殺人課の上司ロールズがバークスデール絡みと思われる事件の立件を急ごうとする。今バークスデールを突かれたらこれまでの地道な捜査が台無しになる。マクノルティとキーマはダニエルズにロールズを止めるよう進言するが、返ってきた言葉は「彼は上司だ」。落胆するマクノルティだったが…。

ダニエルズは捜査の方向ではマクノルティを認めていると見ていいのかしら?あ、キーマか。キーマが賛成なら大丈夫ということか。
それでも全てが後手後手だからマクノルティはダニエルズにイラついている。
でも、今回は男になりましたね。さらに上と掛け合って、殺人課での捜査を1ヶ月待ってもらうことに成功。
マクノルティも「やればできるじゃん」とでもいうような顔だった。
フリーマンの尋ねた「代償は?」あったのだろうか、気になる。
確かに後手後手。
公衆電話の盗聴が、ポケベルと一緒に許可されていたらブランドンは死なずにすんだかもしれない。
そしてあの日、特捜班の夜勤がいれば何か違ったかもしれない。
仲間を二人も失ったオマールは共闘とはいかないが証言者殺しの役にはたってくれそうだ。

ブランドンをゲームセンターで発見したウォレス、その結果に戸惑いを隠せない。
で、彼はあんなにたくさんの子どもたちを養っているの?全部が兄弟?親はいないのか?
今まではディアンジェロの子分の一人でしかなかったのに一気に背景が見えて、前回の「給料が入らないと困る」の意味に深みを感じる。
報奨金で「女を買え」ってディアンジェロはウォレスの境遇を知らないの?生活に困るなんてわからないのか?
給料遅滞炙り出し作戦で「裏切り者ではない、誤魔化していただけ」と見極められたのは褒めてあげるけど。上司(?)にも報告せず自分で策を講じたしね。

その報奨金をに渡しにエイヴォンが直々に団地に出向いたのに、この時の特捜班撮影係は生理的な自主休憩。一人だからしょうがないともいえるけど、この間の悪さは才能かもしれない。

パズルの才能を発揮し、ポケベル&電話を聞く度に「なるほどね、思ったとおり」としたり顔のプリツビルスキー。
しかしパズル以外はまだまだ素人。麻薬の話をしてないからって無関係事項にしてはいけない、捜査はまだ始まったばかり、無関係のことなんてない、とフリーマンにお叱りを受ける。素直に聞けるところは見込みありか。

ぶち込み直したはずなのにまた外にいるボーディが気に入らないカーヴァー&ハーク。
見つけてとっちめると正当な手続きで出てきたと書類まで見せられる。
「車で家まで送ってくれたら許してやる」と言うボーディに即「乗れ」。
この三人はグループということでいいのでしょうか(笑)。
住む世界が同じだったら間違いなく仲間だ。違ってたってこんなに近いのだもの。

階段から落ちようかどうしようか迷っていたポークは痛いのがイヤで酒に逃げていたようだ。
医局か屋上かの選択で屋上は選べなかった。しかし、出勤表に代筆するみなさんってどうなのよ(笑)。

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