忍者ブログ

ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「バーナビー警部」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

バーナビー警部 #29「森の聖者」

運河再開発へ向けての清掃活動中、古いトンネルが崩れる事故が発生。数人が閉じ込められるが(ジョイス含む)怪我人はなく安心したのも束の間、複数の人骨が見つかった。ほとんどは18~19世紀頃の工夫のようだが一体だけ20世紀の歯科技術を施されていた。
同じ地域では最近森で暮らすトムという男性が村の若者に襲われているとの通報があった。警部補への昇進通知をもらったトロイがトムに様子を聞きに出かける。

ようやく新シリーズ。
またまたカリーが謎。ウェブスターの運河開発の広報担当のような仕事をしている。確かこの前の話では旅行会社に勤めていたはずだが。
ウェブスターが「バスの運転手で成功」といわれていたのでその会社の広報部?と思えば「ボランティアの仕事をクビになった」と言い出す。
広報活動は地元のためのボランティアだったようだ。まだまだカリーの謎は続くのか…?

事件の切なさに声を荒げる警部というのも珍しい。
判事と当時の担当刑事がトムを糾弾しなかったことを責めているのではない、DVに耐えかねて母を守るために父を殺してしまったトムの心の傷を守っているつもりで放置していたこと。
警部と事件を思い返し解放されたことでようやくトムの人生が始まるのかも。
森に戻って横たわるトムの側で眠るキツネさんたちを見てたら思わず涙が…。
自分の手で家族を失くしてしまったけれどトムを迎えてくれる家族はいたんだな。

トンネル事件の真相は見えたものの、ウェブスター夫人&少年連続殺害は…。
息子の友だちと淫らな関係を続ける妻を元の生活に戻すためウェブスターが殺しました、で一旦は解決かと思われたが供述の不自然さからトロイ君は誰かを庇っていると推理。そう庇っていたのは息子のダニエル。
愛情のなくなった夫婦でも息子を思う気持ちは残っていました。
ダニエルが悪仲間の中でおとなしそうなのは、心の底でバカにしている、されている、の関係が滲み出ていたからか。
根は優しい子なのか自らお姉さん役カリーに犯行を告白して出頭するダニエル。
カリーの次の仕事はネゴシエーターか(笑)。

警部補になるなら独り立ちさせねば、とトロイ君に事件を任せてさりげなくアドバイスする警部の気配りが絶妙。
昇進祝いでも「君に助けられていた」とおだてながら「一人前にするのに時間がかかった」とつい本音も(笑)。
別れを前面に押し出した湿っぽさではなく、家族の新たなスタートを祝う雰囲気に溢れたいいシーン。
繰り返すけど、ホントに家族みたいだよね(笑)。

拍手

PR

バーナビー警部 #27「領主の資質」&#28「真実の鳥」

#27「領主の資質」
村の歴史を題材にした小説の映画化のアトラクションを作ったウェブスター家。そのお披露目会場で主演もした領主の甥っ子俳優ラリーが爆死。その捜査途中に今度はラリーの叔父である映画プロデューサーのフランクもトレーニング中に殺される。恨みを持つものが一族を順番に殺しているのかもしれないとの考えで捜査は進むが。

またもや恐るべき子どもたち。子どもって年でもないけど。
いい子の仮面をかぶった病んだ心というのはこのドラマに出てくる若者の定番か?
実行犯フィルは自分の生い立ちもわからずに身内を殺し続けさせられたなんて…身内でなかったら殺していいってことではないけども。
村における人間関係を全て承知で操っていたダニーが恐ろしいですわ。
それにしても領主ルパートは自分の交際していた女性が子どもを産んだとかの噂、気にしないんですかね?


#28「真実の鳥」
車ごと池に突っ込んだと思われるジュリアン・シェパードの遺体が発見される。彼は仕事に失敗したうえに妻にも逃げられているので自殺しても不思議ではないと家政婦が証言する。しかし彼の肺からは微生物が発見されず、他所で溺死させられたことと、エドモントンという発明家に投資していたのを配当直前に手を引こうとしていたことがわかる。

一番の悪人だったのは誰ですか。
エドモントンの奥さんは、旦那のアルツハイマーに心を痛め趣味の猛禽類飼育にのめり込んでいたということ?
発明できる状態でないのを知りながら投資を募った会計士を見抜けないほど他に熱中していたというのも問題では…しかも自分の妹にまで付け入る隙を与えてますよ。妹が恐すぎたのでしょうか。
今回はトロイ君が野生動物犯罪課(私の仮称・笑)の捜査に借り出されたことが事件解決のきっかけになった。貸し出しもしてみるものですね。
野鳥の卵収集家がなぜ老姉妹を家ごと支配していたのかがわからなかったなあ。
姉妹どちらかの身内かなあ?と思ってましたが、妙にバカ丁寧な敬語(字幕で)だったしなあ?
ところでカリー、旅行会社に勤めてるの?移動図書館はどうした?ボランティアだったの?
と「?」ばっかりですが、警部はトロイ君がカリーではない女性と親しくなるよう仕向けているのは確かだと思う(笑)。


ハイペースで見た再放送もこれで終わり。
どの話も閉塞感が強くて好み(笑)。
狭い人間関係なのにそこまでこじれなくても…と思うがそれだからこそこじれるのだと言えますね。
かつての貴族が生活に困っているというのもイギリスドラマならではの話題でしょうか。
没落というのともちょっと違う、時代の流れを感じます。
さて、次回からは新シーズン。初回はまだトロイ君は登場するのですよね。
シリーズ後半、一人で捜査を任される部分が目に付いたのは昇進への布石だったのでしょうか。
今度の警部の部下は、車に頭をぶつけるという非常にベタなドジ振りをCMで見せてます。
そしてその時に顔をしかめている表情がまるでキャイーンのウドちゃん。
彼のことをウドちゃんと呼ぶことになるような気がする(笑)。

拍手

バーナビー警部 #26「強欲の色彩」

森の散歩道で女性がバイク少年からカメラや書類の入ったバッグをひったくられるが当人から被害届は出されず、目撃した少佐の情報のみという不可思議な事件が発生。
一方、ジョイスの参加した絵画教室で老婦人の遺体が発見される。しかも発見者はジョイス本人。「発見者が身内だから」という理由で警部は捜査を外されるが、捜査は杜撰でトロイにも知らされない情報があり、ひったくり事件との繋がりを見つけた警部は…。

カリーがいないと思ったらジョイスが第一発見者。事件を呼び寄せる家系?
殺された老婦人、実は三十代の巡査で証人保護で別人生を送っているトニー夫婦が刑務所にいる仲間の隠した大金を見つけ出すのを見張っていたのでした。
指揮を執っていた国家警察(FBIみたいなもの?)の警部がそれを横取りする算段、というわけ。
乗り込んできた国家警察捜査員の杜撰さは偽物臭がぷんぷんしていたので昔の泥棒仲間なのか?と思ったら、警部がわざとどうでもいい捜査に導いていたということ。
殺された女性巡査は現金を動かそうとしている不穏な空気を感じ取ってしまったから警部に殺されたのだった。
それを知った捜査員が警部に食って掛かるのを見て、彼らの純粋さを喜ぶと同時に警察官としてはどうだろうか?と心配になってみたり(笑)。
大金は押収されたが、しまっておいたタンスは銀行の金庫においたまま。
このタンスがまた年代物で非常に価値のあるものだと贋作で前科アリの絵画教師が語る。
騒動終了後、絵画教師ともうすぐ閉鎖される銀行支店長は…売りましたよね?これは警部の落ち度だ。それともわざと?

警部は捜査からはずされたがトロイ君は捜査員として活動。
国家警察は憧れらしく、浮かれてしまって警部への無礼にも気付いてませんよ。
しかし警部から彼らのインチキ捜査をほのめかされて「ここ数日の非礼をお詫びします」と即行謝罪できるのは彼のいいところ。
ジョイスが帰宅したところにトロイ君がいても別段「いらっしゃい」も「お邪魔してます」の言葉もない理由がわかるような気がする(笑)。

拍手

バーナビー警部 #25「背徳の絆」

事件の起きるところにカリーあり(笑)。
移動図書館係というところが微妙に村の情報収集の役割を担っているようだ。

毎回登場していた村内の恋愛相関はなかったといっていいのではないか?
それにしても苦い、恐すぎる事件。
パパの事故を目撃してから「姉弟妹でママを守らないと!」の気持ちが歪んで育ってしまったのだと思ったのに。
自分たちだけのママでいさせるために、ママに近づく男たちだけでなく、パパまでをも手にかけていたというのはショッキング。
妹は犯行現場で喜びすぎだし、姉と兄のパパ殺しを告白するのもにっこにこ、壊れてますよ完全に。
まだ問い詰められて「何のこと?」と言う姉の方が白を切ろうとするだけ救いがあるように見えてしまう。

警部が「多量の安定剤を飲まされていた」と医師から聞かされながら姉弟妹ではなく、ジェーン(姉弟妹のママで精神科医)の患者の身辺捜査をしたところに少し混乱。
トロイ君ならわかるけど、警部が直前に姉弟妹にすすめられたお茶に考えが及ばないわけないもの。
患者の部屋へは捜査ではなく、何か知っているはずと睨んで情報を得るためだったのですね。
しつこいけどトロイ君は捜査+取調べの気分だったと思う。
だって、「ジェーンと警部が…」って子どもたちと同じ発想ですよ(笑)。
この患者、先生(ジェーン)のために子どもたちの殺人をやめさせるには道具(ロープ)がなくなればいい→村中のロープを隠してしまえ、と今回の登場人物の中で一番思いやりにあふれていたかもしれない。
ジェーンはきっと精神科医のくせに自分の子どもたちは○○、とか後ろ指を差されるに違いない。
でも彼女を信頼して守ろうとしてくれた患者さんがいることを忘れないでね。

トロイ君はカリーに気があったけど、カリーは鼻にも引っ掛けてなかったと記憶してるのですが…。
再登場してから何やら急接近、進展するのかな?本当に警部と親子になっちゃえばいいのに。
カリー&トロイ、というッカップリングよりもそっちが楽しみか(笑)。

拍手

バーナビー警部 #23「デヴィントン学院の闇」&#24「黄昏の終末」

#23「デヴィントン学院の闇」
厳しい教育と規範で有名な学校の裏の顔、というのも取り上げられやすいお話。ゾディアックとか(笑)。
デヴィントン学院もプディング・クラブに関わらなければ問題なさそう、奨学金も得られないけど。
クラブを否定して高校生らしくわかりやすくヤサグレていたチャーリーが、口封じで奨学金をチラつかされたらクラブが望むとおりの学生に変身していたのが笑える。なんだ、ヤキモチも強かったのね。
コートを着てたと思ったら、女学生は薄着で寒そうだし、そうかと思うと男子学生は池で水泳、と季節感に混乱(笑)。
さらに、この時池で溺れかけた学生見ての体育教師の「まずい!」は生徒が溺れたからなのですか?あそこらへんに人を沈めたからなのですか?
オープニングの実行犯が体育教師だったのかしら?
学院を守ることを人の命を優先するという、やはりある意味壊れた人の犯罪が続くバーナビー警部。
でも、そういう区切られた空間だからこそ歪んだ独自の規範が出来てしまうというのが伝わってきます。
どのエピソードでも、外に出ようと思えば出られる、でも自分はそこを選んだ、それなら守るのが筋、と方向づいてしまう心がわかるような気がしてくる。


#24「黄昏の終末」
字幕版のみでの放送ではおそらく初登場の警部の娘カリー(録画し損ねた14話に出てたらごめんなさい)。
演劇か何かをやってませんでしたっけ?それはBFだったか?あれ、トロイ君にやさしいぞ?と、存在が薄くなった(いなかったから)ところへのいきなりの登場で何もかもが疑問。追々明らかになるかな?

ここも恋愛相関図の派手な村だったなあ…
ところで今回の事件、私には犯人の動機がよくわかりません。
自分に相談ないまま家や家具の契約がされていたこと?それとも自分に何も残されないこと?
イザベルの行動に傷ついたのだとは思うが…犯人はイザベルに愛情を感じていたので取り分がないことに腹を立てたのではないと思うのですが。
イザベルのどこにそんなに魅力があったのかわからなかったが、お別れの会でカキ屋さんの言っていた「不況で困っていたら注文を増やしてくれた」、これが彼女だったんだな。
助けられる立場にいるのなら助けて当然、それが自然なことだった生活から今さら庶民の生活なんてわからなかったというのがイザベルのいいところであり厄介なところ、甥っ子夫婦の苦労も想像できる。
最初の方で生活の派手さを甥っ子の嫁(嫁の方が身内なんだと思うほどの剣幕・笑)が責め立てるのを聞いて「この夫婦にイザベルは殺されるのだな」と思ったのは大きな間違い。
庶民として叔母さんが生活してくれれば目くじら立てなかったかも。
大きな間違いといえばトロイ君の推理。
私だって「電気は?冷凍室の中真っ暗だったよ」と思いついたぞ。本当に昇進できるのか?(笑)

カリーが来てるから、ということなのか警部家族は事件の合間にテーブル囲んでますよ(ランチ?お茶?)、四人で。そう、トロイ君付きで家族のようだ。
そういえば初期の頃、捜査に訪れる先で「親子で刑事?」と聞かれてお互いに苦い顔をする、というのがあったなあ。

拍手

最新コメント

カテゴリー

アーカイブ

プロフィール

メール

AdMax

カウンター

アクセス解析

ブログ内検索

Copyright ©  -- ささくれた日々 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]