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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「バーナビー警部」の記事一覧

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バーナビー警部 #39「闇に下る鉄槌」 Bantling Boy

競馬で勝利した地元の人気馬バントリングボーイを高値で買いたいという男が現れるが、バントリングボーイは、先代ハトリー家家長が、息子ブルース、庭師トレバー、主治医オズウッド、訪問看護師ジョアンナの4人を共同馬主として託したもの。売る売らないで4人の意見が分かれた翌日、売らない派のブルースが何者かにハンマーで頭を殴られ遺体として発見される。続いてオズウッドも殺され、馬の売買をめぐっての意見の対立が殺人に発展したのか?と推理されるが、引き続きトレバー、ジョアンナと馬主全員が殺されて…。

今回、何故か2回も録画を失敗し見られないかと焦りましたよ。やっと見られると安堵したら、#25「背徳の絆」を思い起こさせるほどの子どもの犯行という後味の悪さ。しかも悪いことに、少年ピーターが実行犯ではなくて、知能が少し弱いおばあちゃんの弟(ピーターと仲良しだけど初老)を脅迫して操っていたのですよ。
事件の発端、ブルースが殺されたのは大好きなお姉さんアンジェラを泣かせたから、弟が仕返しをしたというもの。その告白を聞いたピーターは、前後して自分の本当の生い立ちを知ってしまったことで(4人が共同馬主である理由は、ピーターの本当の父親を知る者への口封じだと!)、脳内ゲームに火がついたのか、ハトリー家を守るという使命を勝手に作ってしまったのでした。最後の使命がハトリー家に最後に残るアンジェラを殺すこと。しかし、大好きなお姉さんを殺すことなんてできないのでピーターに襲い掛かったところで警部たちがかけつけ、これ以上の惨劇はストップ。
同じゲーム、チャンバラごっこで遊びながら、人らしい心のあるなしがこんな形で現れるなんて…と苦々しいお話。
自分がハトリー家を継ぐ存在とかピーターには本当の意味はわかっていないので、これはまったくゲームの世界ですよね。お母さんも殺させるところに壊れ加減を強く感じます。そのくせ、悪夢を見るのですよ。不健康な生い立ちがピーターを精神的に追い詰めたということなのでしょうか。

ピーターが生まれた経緯が一番の謎。先代が訪問看護師ジョアンナをレイプした、カトリックだから産む、アンジェラも夫と離婚しない、となったことはそういう教義だから、とわかる。わからないのは、ジョアンナをレイプするような男に訪問看護が必要だったのか?ということ(笑)。先々代の看護で来てたとでも言っていたのを聞き逃したかしら?

今回のスコットは、また張り込み。バントリングボーイを不審者から守るために寝ずの番。だけどさあ…ネズミを叩き殺すか?警部、スコットの精神状態も心配ですよ!

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バーナビー警部 #38「死を招く魔性の花」 Orchis Fatalis

蘭の品評会の後、会場に来ていたマデリン・ビリアーズが自宅で殺された。彼女は世界中から希少な蘭を集めることで有名で、密輸も疑われていた。間をおかず品評会で銅賞だったプラマー、銀賞で蘭協会の会長、と相次いで殺され、蘭をめぐっての事件と推測される。

やっぱり前回は死体が少なすぎたんだ(笑)。
蘭をめぐって潜入捜査、密輸、転売(蘭転がし・笑)、と一つのことを極めた人々の想いの深さを感じました。
マデリンに密輸の疑いを持った教授が、教え子をマデリンの元へ送り込み、誘惑させて密輸の事実をつかもうとしたが、教え子は希少蘭を転売するほうに魅力を感じてしまった。しかし、マデリンに拒否され、蘭を売った相手を無理矢理聞き出して凶行を重ねたというもの。

夢中になっている人とそうでない人の温度差がすごくて、プラマーのコレクションを滅茶苦茶にして、蘭を会長に売ったのがプラマーの奥さん。会長の奥さんは「代々続いている蘭好き」と諦めているようですが、プラマーの奥さんは夫の趣味が理解できなかったみたい。
プラマーの首吊り死体、靴下に穴が空いてるのが蘭への金銭に糸目をつけない具合が感じられて、面白いやら憐れやら。

助手は、殺人を犯してまでやっと蘭を手に入れたのに、真面目な便利屋ハリー・ローズの自転車目撃証言で、事件は終わりとなりました。
このローズが仮釈放中という微妙な人で、警部が事件関係者を訪ねるたびにそこにいる(笑)。普通だったら犯人だけど、ローズは本当にこの村で公私にわたる便利屋さん。倫理的には問題なくもないけど、真っ正直に使われて、代金分の仕事は死後でも完遂するという真面目な人でありました。

今回のスコットは、密輸犯としてマークされているフォンとマデリンの口座を、コネを使って凍結させるという新技を披露。恩を売ってあるのでたまたま顔が利いたということでしょうが、根拠はいいのかな?(笑)警部は、スコットの想像できない一面を見られて驚いてましたけど。金庫の開け方も斬新だったし、カリー(旅行会社にまだ勤めていたのだ!)も「個人情報保護が~」と言っておきながらマデリンの情報一緒に見てましたね。毒されちゃったの?

冒頭、ボルネオで蘭を探しているシーン、大好きな映画「アナコンダ2」が始まったのかと思いましたよ(笑)。

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バーナビー警部 #37「愛憎の終幕」 Dead in the Water

ボート大会でレース中、選手のオールが何かに引っ掛かりボートがバランスを崩す。引っ掛かったのはボートクラブ会長のガイ・スイートマンの死体だった。ボートクラブ仲間は、ショックよりもレースの続行を打診するし、バーテンからは「彼らは、金に困っていたし、もめていた」との証言を得る。モテモテ人生を歩んでいたガイ殺害の理由は、愛憎なのか金銭ガラミなのか?

またもや、狭いグループ内でのくっついたり離れたり。今の時代、どこにでも気軽に出かけられるのだから、他所にいい人いるかも♪と思ってもいいのに。
しかし、犯行動機が色恋、嫉妬、金銭、とわかりやすかったのは、このドラマでは珍しいかも。
クラブの会計係クレアの「私たちにはお金が必要!」と計画した偽強盗事件を、ガイは自分だけ一抜け。 理由は実家が金持ちのサンドラを見つけたから(本当の愛にめぐり会ったからではないと思う)。そこできぃーっ!となってガイを殺し、騒動中留守にしていたサンドラが戻ると強盗計画を警察に話さないよう襲う。「バーナビー警部」としては、珍しく正しい犯人の行動だ。
一度の失敗後、病室にまで来たのは、レースで優勝したヘンリーが他のコーチの元へ行くと悪びれもせずに言ったことも背中を押してるよね。

驚いたのは、ジョイスが「またよ、一緒に出かけると10分で事件」と言ったこと!私にはジョイスがいつも事件に出くわしているような気がするのだが。でもそう言えば警部が一緒のことも多いか。スコット、そこらへんを追及すると早くに都会に戻れるかもよ!(笑)

本日のスコットは、パークウェイを強請っていた男につかみかかり、「暴力はいかん」と叱られ、「違法な捜査とは」ということを学習。令状なしでトレントのボート家捜し、クレア家への侵入は捜査に必要なこと、強請り男へは私情が入っていた、とその違いを説かれてましたけど…大丈夫かな?
ガイのオフィスを調べて「机のキレイなやつは信用できない」と言ってましたね。なら、デントンへ行け(笑)。あそこは常に部下募集中だぞ。

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バーナビー警部 #36「止まらない凶行」 Things that go bump in the Night

先立った愛する人からのメッセージを聞きたい、とフレッチャーズ・クロスでは霊媒師ロゼッタの降霊会が大人気。最近引っ越してきたエリザベスと親しくなったジョイスは、一緒に降霊会へ行こうと誘われ、「復讐の天使がやってきた」等と不思議な警告を聞く。降霊会の夜に葬儀屋が殺され、次にはエリザベスが、降霊会を手伝う男ジョンが、次々に同じ方法で殺される。果たして復讐の天使とは…?

ジョイスの行くところ事件アリ、という法則は新シリーズでも生きているようだ(笑)。
しかし、今回はまったく読めなかった。最初にジャネットが死体を発見するところから演技だったなんて。おまけに、霊媒師に死人の情報を流していたのもジャネットなのでしょ?「夫の仕事には関係していない」って全部嘘。これじゃ私たちに推理は無理ですな(笑)。
教会の合唱団の指揮者ロナルドとの愛人関係は、村というこのドラマならではの閉塞感が漂っていてよかったです。警部がちょっと問題ありといいながらも認めざるを得なかったスコットの自供引き出し作戦で、ジャネットとロナルドが責任のなすり合いをせずに正直に話したのは意外な感じもする。殺人に「笑み」がついてまわってたから、もっと狂気の存在を覚悟したのに。二人の間の愛情は本物だったということなのでしょうか。

葬儀屋を手伝っていた天然石ヒーリング店のトマス、降霊会通いも怪しすぎたのに、純粋にお母さんからのメッセージを期待していただけとは、やや期待はずれ(笑)。
この降霊会、ジャネットから情報を得た上でのロゼッタの完全な詐欺行為と思わせておいて、最後にロゼッタの伝道霊レイチェルが実在するかのような見せ方。ロゼッタが逮捕されたこともなく周辺がきれいというのはそういうことなのか…?

ところで、今まで犯行の回想シーンなんてありましたっけ?このドラマではあまりそういう印象なかったのですけど。私が忘れてしまっただけか?新シリーズで新手法なのかしら?

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バーナビー警部 #35「錯覚の証明」

人間関係を推理していたので疲れました(笑)。
新シリーズ最終回の今回、実に真っ当な復讐譚というのはバーナビー警部にしては珍しいのでは?
心を通わせた唯一の人クレアの過去の悪行を聞かされ絶望したファーディ、過去に過ちは犯したものの更生してファーディと恋に落ち、リィディアという友だちにも出会えたと思ったところにまさかの裏切りに命を絶ったクレア。
この二人の死にお屋敷住人たちが細工をしたのかと思いきや、言葉の意地悪だけだった。
最近になって真相を書きとめたリディアの日記を突き止めたカード仲間のドミニクが実はクレアのお兄さん。
ヌレギヌを着せたリディアと家主ジェニファーが許せなかったというお話。
ドミニクはすり替えたリモコンを置いて姿を消し、捕まることは覚悟のうえで妹の復讐だけが目的だったようだ。
「行く先は一つしか…」と妹クレアの墓を思い出すスコットはちょっぴり冴えていた。でもまだ早々に都会に戻るつもりらしく引っ越してない。

人間関係を推理しながら見たものの、フィービーだけどこに属するのかわからなかった。
最後に日本語でつけた役名/俳優名のところもフィービーとロスはカットされてるし。
IMDbを見てみると Phoebe Frears とあるのでハワードのお姉さんだったのか。そういえば車に一緒に乗ってましたね。

今回はクリスマスで警部の家にはジョイスのご両親が。
悪い人ではないけれどその遊び心が少し苦手と思われる警部は待機当番のスコットに「何かあったら遠慮なく呼べ」と何かなくても呼んで欲しそうだった。
まあ、金属探知機ではしゃいで庭を掘り返すような方々だしね(笑)。
その金属探知機でプディングのコインに仕返しをしてご満悦の警部も似たようなものだと思うけど。

CSI等アメリカドラマばっかり見ているせいか、検死医が鑑識も兼ねているのが気になる。地方の警察だからなのだろうか。そういえばREXもそうでしたね。あそこは…まあ…そうかもね(笑)。

再放送から新シリーズまで続けて見たが、この新シリーズは舞台となる村が今までよりも少し都会だったような気がする。
道路が舗装されていることも多かったし、何よりもふらふら歩いてるワンさんの少なさ!これが寂しかったところ。
今回登場のアルフィは敷地内とはいえ気ままに歩く姿を見せてくれたし、ステキな飾りつけもされていたので○。

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