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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「バーナビー警部」の記事一覧

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バーナビー警部 #22「死を告げる鐘」

鐘つきの場が殺人現場でも一番の気掛かりは練習再開できる日だし、続けてメンバーが殺されても「弔い合戦だ!」と参加の意志の揺るがないチームリーダーによる「下手なメンバーにはいなくなってもらう作戦」だと思った。
異常すぎたでしょ、本番中の目つきとか。
代々伝わる鐘つき一族で自分の代で惨敗は許せないという眼でしたよね。
それはそれで私の推理も間違ってはいなかったようだが(笑)、殺人だけは無関係。
大昔に牧師さんが井戸へ投げ捨てられた事件が発端。
牧師さんの家系は望みどおりにならない、または虐げられていると感じると「鐘つきチームのせいで!」と世代を跨いで聞かされてきたのでしょうね。
当時のチームとは全くつながりのないメンバーなのに、何故今?という疑問は、甥っ子夫婦に新しい命が誕生するのがきっかけだったようだ。
甥っ子は牧師の姓を受け継いでいるので誕生する赤ちゃんにまで災厄が及ぶのは忍びない…ということだったのかもしれないけど…甥っ子の立場は?彼、幸せそうだったじゃないの。
「もう大丈夫よ」と連行されながら言ってたけど、こんな事実突きつけられたら大丈夫なものも大丈夫でなくなりそうだ。

元空軍大佐のレジー叔父さんと甥っ子の話はお互いの精一杯の思いやりがよかった。
偏屈ジジイと見ていたのがそうでなかったからなのかもしれないけど。
遺言書き換えたなんて言ったら、普通のドラマなら甥っ子は叔父さん殺しに行くでしょ。
それはないと踏んだレジーの心意気とそのとおりというか想像以上の弱虫でしかなかった甥っ子。
叔父さんの死後に本心を聞かされ、立ち直ろうとの決心と支えとなる女性を見つけたようで…スーはダメ男が好みなんだな。

そして女地主に魂抜かれたトロイ君。
鐘の紐が顔を打ったところは「小ネタが聞いてるな」と笑ったが、ネタの行き先はそっちでしたか。
「女地主のところには警部が行って下さい」との警戒線も無駄でしたね、なにせネクタイ外しちゃってましたから。

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バーナビー警部 #21「セトウェル森の魔」

いちだんと入り組んでいて、人物関係を把握できなくて少しもどったりした。
森の所有者ジェームズの元恋人スーザンが、裁判で敵対関係にあるサイモンの妻で、サイモンは裁判で世話になってる弁護士と不倫関係、
別裁判に証人として出廷していた警部とトロイ君が、ジェームズとサイモンの殴り合いの場に居合わせた、でいいのかな?

またもや狭いコミュニティでの不倫関係の清算が根底にあるかと匂わせて、犯人の動機は不倫推進だった。
子どもを産めない嫁に用はなく、息子の不倫の相手が子どもを産めるならそれもよしとする母親はやっぱり壊れてるのかな?
邪魔な嫁を始末したと思ったら逆効果、息子は不倫相手のやり手弁護士を疑い、妻への愛情を再確認してしまったからさあたいへん。
犯行を嗅ぎつけた者が脅迫してくるわ、勝手に仲間になる者は現れるわ…。
500年も続く農場を守りたい気持ちはわかるが他に手段があっただろうに。
邪魔者は殺せばいいという時点でどうかしてる人ということか。
しかしみんな脅迫よくするよね(笑)。

今回、バーナビー警部には珍しくお子様が登場、ちびっ子姉弟探偵として活躍してました。お姉ちゃんが弟を引き連れてるだけなんだけど。
倒れてる人を発見した時に見かけた犬を求めて村中のテリアをスケッチするのが犬好きにはたまりません。
弟くんが名前を読んでいたボスコが特にかわいかった!名前のせいか(笑)。
警部が「子どもの記憶ですからね」みたいなことを言うと、それまで殺人事件に首を突っ込むな!と厳しい態度だったのに「娘の犬を見分ける力はすごいんだぞ」と自慢するお父さんもなかなかよかったです。
気になったのは弟くんが警部の家でケーキをおかわりしたこと。
よほどお腹が空いていたのかな?それとも買ったケーキだったのかな?
だってジョイスは…(笑)。

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バーナビー警部 #20「殺人市況」

イギリスでも素人さんが株に手を出す時代に突入した頃なのかと思わせる邦題。
そして、あのトロイ君が株に興味を持つなんて!とひどくびっくり(=がっくり)していたら、長期連載マンガ「ホーク」のカムフラージュに株新聞を買っただけというオチに安堵。
高所恐怖症で高いところから見た地面がぐわんぐわんしてるのも、このつかみがあるからこそ引き立ってました。

邦題から推測したのは株で儲けて独り占めを企んだ、または損した責任を取らせた殺人。
見事に裏切られましたが、2話前の「時代遅れの殺意」と犯人が重なるような…?トロイ君効果で全て許せますけどね。
きっとジェームズは10年前診療所に始めてきた時、「奥さん若くてキレイでうらやましい、私に妻がいなかったら声かけたいくらい」のことを診察室で言ったのかもしれない。
それが盗み聞きなのに自分への告白と受け取った彼女はもうこの時点でおかしかったのか。
妻のやらかしたことが明らかになった後、ドクターが引き出しから取り出したパーティーの招待状、冒頭で病的にこだわっていたのに「届いてないよ」とウソついてたものですよね。
届かない招待状と「予想屋の娘」が合わさって引きがねになったとはいえ、悔やむに悔やまれないという表情…でいいですよね?それ以上の意味はないですよね?
ラストは希望の持てるカップルが登場するというちょっと珍しい展開+株以上の投資(ホーク)が実ったトロイ君のニコニコよそ見運転で幕。
売ったりしたらがっかりだよ(笑)。

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バーナビー警部 #15~19

NHKでの吹替え放送が#13まで、#14から録画するぞ!と鼻息荒くしていたのに早速失念、#15からは朝録画したものを夜見るという繰り返しで鼻息を維持(笑)。
そう、年末年始はバーナビー警部のベルト放送とデクスターS2を半分ほどしか見ていません(+アメトークの家電芸人スペシャル・笑)。

懐かしさのあまり卒倒しそうでしたよ。
運転下手だったはずのトロイ君に警部が普通に運転任せているのに違和感ありましたが#19でやっぱりの余所見運転で一安心(笑)。
そしてドラマの肝、これでもかというくらいの閉塞感がたまりません。
彼らには外の世界が存在していないかのように、喜び、哀しみ、怒り、恋愛、嫉妬といった感情が村というサークルの中でスパークしています。
そう、一見穏やかそうであっても感情は迸ってますよね。
どこか冷めた都会よりもリアルな人間像なのかもしれません。
連続視聴で特に印象に残ったのは、ジーン・ハントのお兄さん(笑)Robert Glenister登場の#18「時代遅れの殺意」。
子ども時代に死んでしまった母親を崇める心がそのまま女性に向き、お眼鏡にかなった女性が清楚でないと気に入らず、母との記憶を小説にしたのに目を向けない編集者を憎み、女性を蔑む郵便局員を憎み、幻の恋人と電話で会話…でも普段はごく普通のパブ店員、というバーナビー警部には珍しく精神の破綻した人が犯人というもの。
そこに、想像通りの苦い結末を迎えたトロイ君と村の女性巡査との恋愛話が絡んでいるところもお気に入り。
無記名の花束、終わった恋愛が辛すぎて…という彼女の言葉が事件に生きてました。
事実に思い至った警部がトロイ君にも女性巡査にも話さないという表情もよかったです。
来週からは他ドラマのレギュラー放送が復活するので、1月16日からの新作スタートまでに再放送分を見終えるのは不可能だろうなあ…。
でも新作は週1話なので終了までには追いつきたいです。

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