忍者ブログ

ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「映画・DVD」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

最近見た映画

HDDに長居座りしている方々にそろそろお暇願おうと(笑)。

シャッフル [DVD]
「シャッフル [DVD]」
 [DVD]
 レーベル:クロックワークス
 発売日:2009-05-29
 by ええもん屋.com

邦題「シャッフル」なのに、途中まで曜日が入れ替わって進行していることに気づかず、やり直しの一日を送っているのだとばかり…。
「デイブレイク」のせいだな(笑)。
私が想像つかないのはともかく、何かがおかしいと思っている主人公が目覚めても日付や時間を確認しないのはちょっと解せないなあ。
このシャッフル・ウィークのおかげで、疑心暗鬼からは解放されたアンを見守ってあげる映画なのかもしれない。
「プリズン・ブレイク」のアブルッチさんが、精神科医として登場。
妖しさを期待したけれど、いたって普通の人で拍子抜け(笑)。



ファニーゲームU.S.A. [DVD]
「ファニーゲームU.S.A. [DVD]」
 [DVD]
 レーベル:アミューズソフトエンタテインメント
 発売日:2009-06-26
 by ええもん屋.com

不快。
視聴後、冷蔵庫を開けて目に入ったタマゴにまで不快(笑)。
後調べで、監督が自身の「ファニーゲーム」をアメリカを舞台にリメイクしたものだと知る。
どんな仕打ちを受けても最終的に主人公側は困難を乗り越える、というイメージが強いアメリカ映画(監督がオリジナルに忠実に作ったのだから、アメリカ映画とするのは違うか)だが、ここで繰り広げられるのはとことん救いのない世界。
でも、アンが犯人にぶっ放すシーンには違和感があったので、巻き戻し後のほうが納得いくものだったのは確か。
でも不快。
何回か見ているこちらに向けられる、作りモノであるとアピールするような視線が救いなのか、神経逆撫でされているのか、わからなくなる。
とりあえず、親しい家族の様子がへんだったら何かしらのアクションが必要かもな。
タイトルから楽しいゲームを想像して録画しちゃったのかな?(笑)
不快、不快と言いながら、映画チャンネルのどこかでオリジナルの放送を見つけたら、見るのだろうな…。



トランスアメリカ [DVD]
「トランスアメリカ [DVD]」
 [DVD]
 レーベル:松竹
 発売日:2007-01-27
 by ええもん屋.com

「見に来ただけだ、許してないからなっ!」と言うトビーに、ブリーには家族としての再生を感じただろうな。
性別も流れる血も覆され、さらにはそれとは知らずに肉親と成り行きとはいえ行動していたなんて、17歳の青年には時間が必要で当たり前。
車泥棒にあってホルモン薬を飲めなくなってからのほうがブリーは女らしかった。
トビーに振り回されながらも親としての血が反応した影響かもしれない。
トビーに会うことも、手術を受けることも、ブリーには必要なことだったのだ。
息子の帰還に嘆くブリーのママが、孫の存在を聞いて歓喜する変わりようがすごい。
何もかもを超える孫の存在に驚きを感じる(ここでトビーも薄々気づくべきだな・笑)。
この我の強いママ、ブラザーフッドのカフィーママじゃないですか。
何となく似た印象でちょっと笑う。

拍手

PR

ファーストフード・ネイション

ファーストフード・ネイション デラックス版 [DVD]
「ファーストフード・ネイション デラックス版 [DVD]」
 [DVD]
 レーベル:ジェネオン エンタテインメント
 発売日:2008-09-05
 by ええもん屋.com

パテから大腸菌が検出されたのは何かの間違いである、と安心を得るために、マネージメント部門のドンが提携している食肉加工工場に出向くところから始まる。
彼が見たのは肉を小分けにする、清潔感にあふれた場所。
しかし実体は他のところにあった。
コンベアーの速さ故に仕事が間に合わず傷つけた内臓が肉に触れる、言葉も不自由な密入国者が多数働いている事実…。
ドンは厄介なことを知り始めている自分に愕然とし、選んだのは…口をつぐんでの新商品開発。
密入国労働者、食の安全、環境汚染、どれもこれも本当の顔を見せるに留めたもの。
密入国者は安く雇えるから雇う会社、アメリカ的には低賃金でも故郷の価値に換算すると高収入だから働きたい密入国者、不法なのに働かせることに明確な罰則がないための輪をどうするとか、
「事故が起きるから車を売らないなんてことできるか?」に「そうではなくて、大手を振って欠陥車を売れるのか?」と真っ当に返したりしていては、逆に胡散臭くなっていたと思う。
そういう意味の提起映画だったのだと思うことにする。

他の映画と勘違いしていたらしく、ドキュメンタリーだと思って見始めた。
違うということには早々に気付いたけれど、無意識のフィルターは残ってしまったらしく、Bruce Willice、Ethan Hawke、Bobby Cannavale のそっくりさんが出ているなあと思ってたらどれも本人(笑)。
他にもPatricia Arquette、 Avril Lavigne もよく似てるなあと(笑)。
OZのヘルナンデスも密入国の手引き者役でいましたね。
まあ、Bobby Cannavale が「男」な役でよかったな、と(笑)。

拍手

罪とか罰とか

罪とか罰とか [DVD]
「罪とか罰とか [DVD]」
 [DVD]
 レーベル:メディアファクトリー
 発売日:2009-08-07
 by ええもん屋.com

主人公が不条理な世界に投げ込まれる、というような紹介を見た覚えがあるが、主人公よりも人気グラビアアイドルの方が不細工というのを含めて、まったく違った世界での日常といった感じ(笑)。
コンビニで買い物した男が店員から押し付けられた商品の理由、トラックに撥ねられて流れ出る血や生卵、トラックドライバーが鉛筆を拾わなかった理由等、ただ細かいネタを並べたのならうるさいだけだが後にどれもが回収されているし(たぶん)、時系もつながってくるので私は好きだ。
ただ一つ、春樹の殺人は「死体が見つかってない」とか言ってるのに、事件として新聞に載ってるのだけは疑問かな(笑)。
私は楽しかったけれど、映画館で公開したのかと思うと…いいのかな?という気もする。
ケラさんのCDを喜んで聞いていた私には、懐かしさが勝っていたのかもしれない。
このCD、バカみたいに繰り返して聞いてたなあ(笑)。
ヤマアラシとその他の変種
「ヤマアラシとその他の変種」
 [CD]
 アーティスト:オムニバス,ビシバシステム,ケラ他
 レーベル:ブリッジ
 発売日:2007-11-23
 by ええもん屋.com
TOKYO PORCUPUPINE SYNDICATE~LONG VACATION~INUYAMA IKUKO-VACATION POP MANIA-東京ポーキュパインコレクション Vol.1~3
「TOKYO PORCUPUPINE SYNDICATE~LONG VACATION~INUYAMA IKUKO-VACATION POP MANIA-東京ポーキュパインコレクション Vol.1~3」
 [CD]
 アーティスト:LONG VACATION,犬山犬子 TOKYO PORCUPINE SYNDICATE,TOKYO PORCUPINE SYNDICATE,犬山犬子他
 レーベル:インペリアルレコード
 発売日:2002-08-21

拍手

チェンジリング

チェンジリング 【VALUE PRICE 1800円】 [DVD]
「チェンジリング 【VALUE PRICE 1800円】 [DVD]」
 [DVD]
 レーベル:ジェネオン・ユニバーサル
 発売日:2010-01-22
 by ええもん屋.com

1928年、突然子どもが行方不明になり、5ヵ月後に引き合わされたのは別人だったという実話に基づいたお話。
これ、中盤でわかる連続殺人農場側というか犯人側の事件記録みたいなものを先に読んでいたので、映画を見るのが恐くてたまらなかった。
見てみたら、犯人側については必要なこと以外一切触れられず、わが子を愛し、信じて待ち続ける母親、腐敗警察に立ち向かいそれを支援する者、というあたたかいものになっていて一安心。早く見ればよかった(笑)。
クリスティンに近づいた牧師は、最初こそ対警察の自分のためという部分もあったかもしれないが、一人でも闘うという彼女を全面的にバックアップ、告白を99%は信じながらも「まさか(あってはいけないこと)」という想いのせいでサンフォードに死体のある場所を掘らせるが、わかっていたはずの最悪の事実に彼を抱きとめる刑事、受け止めてくれる人はいるのだと信じる気持ちが生まれてくるようなものでした。
これが、同じように誘拐され、なんとか脱出し恐さから隠れ続けていたが両親に会いたくて現れた少年の告白で、「ウォルターもどこかで生きている」と信じる心の支えを見つけたクリスティンの後姿を追う印象的なラストにつながるのだなと感じました。
そうですよね、凄惨な事件を前面に出すわけないですよね。本当は、農場に大人はゴードン一人ではなかったとか、サンフォードとゴードンにはもっと語られていない事実があるとか、サンフォードはウォルターに関してもっと重要な告白をしているとか、聞くと気分が悪くなることばかり。なので、映画の力を強く感じるものでありました。

拍手

ゴーン・ベイビー・ゴーン

ゴーン・ベイビー・ゴーン [DVD]
「ゴーン・ベイビー・ゴーン [DVD]」
 [DVD]
 レーベル:ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
 発売日:2009-12-16
 by ええもん屋.com

原作再読が追いついたので。
原作とほとんど変わりなく話が進み、救いのない静かなエンディングまで同じ。
みんなが大切なものを失くしていき、幸せな結末などひとつもない。
自分は幸せだと勘違いしているものが一人だけいるが。
エンディングシーンは本とは微妙に違うが、映画の方が好みであり、哀しみも強く感じる。
DVDが発売になった頃だったか、Casey Affleck に難ありというようなものを読んだ気がするがそんなことなかった。
だって、パトリックがああだもの、Casey Affleck は紛れることなくパトリックだった。
不満があるとすれば、アンジーかな。
法的に正しいことをしようとしているパトリックに反対しているが、あれでは気持ちが流されただけのようにも受け取れる。
こんな世の中で子どもが育っていかなければならないことを嘆きながらも、パトリックの子どもが欲しいと言っていたことを加味してあげないと。
それでもやはり「ここで見守ればいいじゃない」は、ヘリーンの元で暮らすアマンダを思い浮かべるべきだったと感じる。
もうひとつ言うと、レミー・ブレサントの元娼婦の妻とその似ても似つかない息子の話もあると死に際の「子どもが大好きだ」がもっと深かったのに、と思わないでもない。
そんなに詰め込んだら、何時間あっても足りないし、せっかくの雰囲気が壊れちゃいますね。
好きな話が映画になると期待値ばかり上がって、がっかりすることが多いですが、概ね満足でした。

おまけ
だめだめ母親ヘリーン役はAmy Ryan。
彼女、The Wireでは少々生活に疲れはしているものの、シングルマザーとして頑張っているので、「本当の君はそんなんじゃないだろ!」と(笑)。
もう一人、The Wire のストリートで生きる男オマーの Michael Kenneth Williams がパトリックの友人警官デヴィンとして登場。
オマーの人が出ていると聞いて「絶対、チーズ役だ」と信じていたので少しびっくり(笑)。
この映画ではちょい役のようだけど、デヴィンは身も心も傷ついたパトリックを気遣う、愛情に溢れた男、すっごくいい役なのです(笑)。

拍手

最新コメント

カテゴリー

アーカイブ

プロフィール

メール

AdMax

カウンター

アクセス解析

ブログ内検索

Copyright ©  -- ささくれた日々 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]