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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「サード・ウォッチ」の記事一覧

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サード・ウォッチ6 #22(131)「リアル・ヒーローたちよ、永遠に…」 Goodbye to Camelot

とうとうTWも最終回。
手榴弾騒ぎは、やはりホリス救出作戦だった。手榴弾だけでなく、外へ避難しようとしたところに銃をぶっ放すというのは、救出以上の恨みを感じる。今頃になっての取り引きなど遅いというクルーズへの警告でもあったのだろうか。それにしては警察署全体をあんなことにする理由が…?やっぱりわからん。
自分に対して仕掛けられた報復と感じたクルーズは、表向きは捜査の指揮を他部署に譲るようなことを言うが、ボスコを伴ってホリスが署から電話した隠れ家へ向かう(いつ、どうやって通話先調べたのさ?)。自宅の武器庫から銃や手榴弾を持っていくのも忘れない(警察に長くいればこのくらい集まるって!・笑)。連れてきたボスコは連絡係に車中に残し、丸腰(見せ掛け)で一人ホリスと会談。決裂するや、「あんたの方法でけりをつける」と手榴弾のピンを抜くクルーズ…自爆ですよ。自宅武器庫からこっそり手榴弾持ち出した時にもう覚悟を決めていたのでしょう。…なら、ボスコにそんなところ見せないで!!(笑)

この自爆攻撃でギャング戦争と警察の争いはとりあえず終結。しかし55分署の被害は激しく、場所を移して立て替えられることになる。
1ヵ月後、それぞれに他分署への辞令が渡される。デイヴィスとブレンダンは防犯課、ボスコは犯罪多発分署でパトロール警官、フェイスは重大犯罪課へ。サリーは、これを機に引退。この分署しか知らないサリーにはそれがいいのかもしれない。
スワースキーの噛み締めるような「サードウォッチ、解散」を最後の言葉にしてもよかったくらいだ。

この辞令の日はカルロスとレヴィーンの結婚式。式前、カルロスは絶対に会っておきたい人ドクのところへ向かう。精神を病んでしまったとはいえ、カルロスにとってのドクは仕事上でも父親同然。治療の甲斐あって落ち着いてきたドクは、カルロスの言わんとしていることを受け止め「毎日愛すること」の一言と深いハグで応えました。どんな理由での退場だったにしろ、これはTWの最後には必要なこと。カルロスとデイヴィスが救急と警察のそれぞれ新人として着任して始まったのだから、どちらかのゴールも必要だったと思う。
結婚式に、ジミーとキムの姿もありましたね。キム退場の時にジミーが姿を見せないことを残念に思ったのでこれはよかった。

話は飛んで、サリーが語るそれぞれのその後。
スワースキーは市警副本部長まで勤めて引退、デイヴィスとブレンダンは最強のコンビで検挙率に貢献している、モンローは市議会議員に立候補、ボスコは犯罪多発地帯で相変わらず犯人を追いかけ、フェイスはミラー刑事と一緒に住む予定、カルロスとレヴィーンはスタテン島の大きな家で三人の子どもと暮らし(実は金持ち?)、グレイスはブレンダンとの結婚後妊娠をきっかけに救命士インストラクターに、クルーズの墓には毎日バラを供えに来るサンチャゴの姿が、そしてサリーは魚に逃げられながらも悠々自適な生活。こうして6シーズン続いたサード・ウォッチに幕が下りました。

途中から消防の出番ががくんと減って(最後のサリーのモノローグで、ウォルシュやD.K.の報告というのも…)、せっかくの新人君も見せ場がほとんどなかったのは残念。
それでも、ボスコという希望があったから見続けることができました。彼のまっすぐなところが大好きだったなあ。いつまでも新人よりも青臭いのは、警官として問題かもしれませんが(笑)。
どうよ?ということが多々ありながらも、人間ドラマとしてとても楽しめるものでありました。
さようなら、サード・ウォッチ!

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サード・ウォッチ6 #21(130)「最後の抗争」 End of Tour

前回から引き続いていた、宗教団体のテレビ局立て籠もり事件はフェイスの「力になるから」の説得が効きとりあえず現場は解決。子どもたちへの虐待を謝罪しろと詰め寄られていたのは、実の父親だったのですね。それなのに「彼には妄想癖がある」で片付けようとしている。息子が逮捕され、自分に残された仕事はいい弁護士をつけてやることだと思っているのがまた憎たらしい。フェイスが力になっても裁判は泥仕合になりそう。次回が最終回なので先行きは見ることができそうもないのがいいんだか悪いんだか。

警察署へ宗教団体の長を連れてきたフェイスに、自宅でボスコが絡んだ発砲事件ありとの連絡。吸血族ダンテがエミリーにバカにされたと、仲間を連れて部屋に押しかけるが、暴れたいだけの仲間は殺してやりたいというダンテとの温度差に逃げ出す。そこへフェイスに射撃テストに不正はなかったとの証拠を見せに現れたボスコが、エミリーに危害を加えようとしていたダンテを射殺。ボスコ視点のぼやけたエミリーとダンテ、そして銃声というのは心配させる。
これでフェイスがボスコに感謝するのは当たり前のことだけども、釈然としないものもある。ボスコが言っていたように、人を信じようとしない心が先にあるような気がして。こんな時でも「(俺を信じられないなんて)俺が入院している間に何があったんだ?」と言えるボスコ、やっぱり大好きだ(笑)。

クルーズを家に送り届ける途中に立ち寄った店でサンチャゴがギャングに撃たれる。命に別状はなかったが重傷のサンチャゴは、街の治安安定のためにホリスと取り引きするべき、とクルーズに言い渡す。しぶしぶだが最もかもしれないと拘置所からホリスを連れて来て交渉中、何者かが署に爆薬を投げ込む…!ここで次回の本当の最終回へ続く。
ホリスが取り引きによって、ギャングの攻撃を緩めさせると思ったのだが。この爆薬騒動は取り引き交渉前から計画されていたもので、ホリスが署内にいることは知らされていなかったのか、どさくさでホリスを救出する作戦(…最近どこかで見たぞ。PBだ・笑)だったのか、それとも承知でホリスを狙ったものなのか、何通りも理由が浮かんでくる。

レギュラー陣では、ブレンダンの意識が戻りグレイスと気持ちを確認し合え、カルロスはレヴィーンへのプロポーズを雰囲気にこだわってまだできず。しかし、大切なのは言葉だと消防の新人君に影響されとうとう決心した様子。殺伐とした終局へ向けて、この二つだけはあたたかい話題となってくれそう。

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サード・ウォッチ6 #20(129)「信じるということ」 How Do You Spell Belief?

いやな事故です。ただの渋滞いやがらせかと思ったらターゲットだったのですね。そのせいでデイヴィスとブレンダンが怪我したかと思うとやりきれない。
自由教会という団体が、子どもたちに「愛」は小さい子でもしていいこと、と性的虐待に理由をつけていたらしい。被害にあった一人が決断して、知りながらも見ない振りしてきた大人信者(もしかすると加害者かも)にショットガンで制裁を加えているようだ。教団代表をテレビ局に連れ、何やらテレビを通じてメッセージを送ろうとしている。何やらって宗教の名を借りた性的虐待組織の告発に決まってるけど。次回に続く。

交通事故に、射殺事件、デイヴィスたちが駆けつけようとしていた窃盗事件と人手が足りないのに、フェイスの告げ口(笑)でボスコは留置所当番で現場に出られない。苛立つボスコの上をいく苛立ちのスワースキー。「お前が必要なのに使えないなんて!」と。ボスコを評価している、愛ある怒りだと感じるけど。

休暇を取って化学療法を受けることにしたクルーズ。しかし、ホリス逮捕後の荒れる街で追跡中の少年が銃を向けてきたために撃ってしまい、少年死亡。少年が殺されたことに怒り、銃を向けたとはいえ少年を殺してしまったクルーズの胸中は複雑。化学療法休暇がいいインターバルかもしれない。と思ったけれど、休暇返上する可能性も高いよね。

吸血族のダンテのこと忘れてましたが、まだエミリーを利用しての復讐を企んでたのですね。正体を明かしたら背を向けたエミリーが導火線に火をつけることとなったらしく、フェイスのいないアパートへ仲間を連れてやってきました、あのメイクで。反抗心いっぱいの頃のエミリーだったらダンテの仲間になったかもしれない。でも今のエミリーは、両親の離婚を経験し、何もかもわかったうえで自分からフェイスと一緒に住むと決めた娘だものね。
自由教会の虐待事件を捜査中のフェイスは駆けつけることができるのか?、事故に遭ったブレンダンの意識は戻るのか、カルロスのレヴィーンへのプロポーズは成功するのか、も含め、クライマックスが近いこともあり全てが次回へ続く。

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サード・ウォッチ6 #19(128)「それぞれの転機」 Welcome Home

ボスコの誤射事件で、デイヴィスはモンローの大切さを痛感したとのことでに妊娠・流産とは関係なく再出発したいらしい。あとはモンローが受け入れるかどうかだ。
「話がしたいと思ってた」というデイヴィスに、不幸な事故だったと懸命に話すボスコ。しかしデイヴィスは、「ボスコがどんな警官かは知っている。信じてる」と。人種問題とか、モンローが内務だからとか、そんな心配ばっかりで、一番聞きたかったこれを誰も言ってくれなかったなあと思うと嬉しさと哀しさで泣けてくる。
元パートナーは、あくまでも射撃テストに不正があったという方向でしかボスコを見ないし。それは内務が調べることで、フェイスの仕事ではない!自分の意志での射殺は免責されればどうでもいいのか?同列には語れないことだし、パートナーと命を預け合う仕事だということを考えれば、必要なのは告発ではなく、パトロール警官の仕事と命の大切さを説くほうだと思う。フェイスは身を心配してのつもりだろうけれど、彼女の言動ってキツイから告発にしかみえない(笑)。

もうひとりのわがまま警官(笑)、クルーズは宗教用品を扱う店の事件で、不思議な男と出会う。白血病を告白すると「それは治せない、治すのは医者。でも立ち向かうための魂は治してあげられる」との助言で憑き物が落ちたような表情に。この男、絶対対抗店の彼女を殺した悪人と思っていたけれど、ウソの心霊治療を咎め、信仰で治る、と言わないところが信じられそう…おかしいな、彼はOZのクアーンズで悪人顔なのに(笑)。これは妹が引き合わせてくれたのだ、とようやくクルーズにも心にキャンドルを灯す日が訪れたのかもしれない。

休暇のカルロスはレヴィーンの企画したサプライズ旅行で、彼女の実家に連れて行かれる。両親共に一風変わった人で、ちょっと見彼女との関係はよくないみたい。でもそう言うと「愛情表現が下手なだけ」とムキになるのでお互いに愛がないわけではないらしい。実家行きに驚いたものの、カルロスはもう彼女から逃げ出すつもりはないようだ。この二人は始まりも、別れも、再出発も、不思議な感じだ。「二人がよければそれでいい」、カルロスの言葉どおりです。

で、気付いたけど、本当の終わりがあと数話に迫っているのですね。
クルーズとギャングの抗争がメインになるのかな。

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サード・ウォッチ6 #18(127)「連鎖する悲劇」 Too Little, Too Late

ボスコの怪我と目の後遺症、モンローの内緒の妊娠は、このためだったのか、と思えてくる悲劇。
モンローが内務監査の人間だったと知ってお決まりの反抗心を見せたボスコにはそれ以上の理由なんてない。まったくの誤射。復帰には程遠い身体条件だった、ということをボスコが一番思い知ったのですよ。パートナーに怪我をさせただけでなく、小さな命までもを犠牲にしたことを一番悔いているのはボスコ自身。警察官でない自分を想像できないからというだけで無理矢理復帰してはいけないのだ、と身にしみたはず。これ以上もう責めないで…。
ただですねえ、焦点が合わないことが理由なのだとしたら、ボスコは引き金をひかないはずだと私は思う。勝手な思い込みかなあ?社会福祉局の窓口で、生活保護もらえないお母さんと職員がもめているのも、お母さんがモンローに連れられて立ち去ってもまだ悪態吐いてる職員に「そういう態度も悪いんだろ!」と意見できる男なのですよ。
射撃テストには不正はなかった、罪を憎んで人を憎まないボスコはモンローを狙ったりしないと信じるけど、モンローの署内での立場や人種問題がそう簡単には許してくれなさそうだ。もう、ボスコをいじめないで(泣)。

この事件でモンローの妊娠と流産を同時に知ることになったデイヴィスは、ようやく彼女と向き合うことに。でもこの状況ではモンロー本人に対してだけの感情とは言えないから、彼女はデイヴィスのどんな言葉にも100%はうなずけないのだろうな。でも、デイヴィスが人を無視し続けるなんて柄ではないと思うのでいいきっかけであることは確かかな。

クルーズは白血病だったのですね。白血病なら治療を受けて欲しい。今なら治る可能性が期待できるものなのだから。でもそこはボスコと一緒で、警察官でない自分など想像できないから治療の期間が耐えられないのかな。あの部下は友人としても支えになってくれると思う。ヨシよりも信用できるのではないか(そういえば、ヨシはどこへ行った?)。

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