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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「映画・DVD」の記事一覧

ル・アーヴルの靴みがき



マルセルが来るとシャッター下ろす八百屋さん、パンを勝手に持ち出されて苦い顔のパン屋さん、彼らを見てたら、マルセルは町の厄介者なのだと思った。
でも、そこにカフェの女主人も靴みがきの同僚も加わって、マルセルのピンチに一緒になって向かってくれるというしあわせなお話。
みんなの善意があふれていて、パンやら食べ物やらも心配いらず、移民センターの人まで収容されているアフリカ系の老人の弟だというマルセルの言葉を突き返さないのですから。
マルセル自身も、イドリッサをロンドンに送り届けようと懸命。
この人柄が、町の性格そのものなのだなあ、と。
アルレッティの病気がどこかへ行ってしまったのも、この町の力なのかも。
敵となるはずの警視までが、マルセルという人を聞き込みで知るうちに、そんなの無理だろっ!というつっこみの言葉を呑みこんでしまうくらいにマルセルの味方に。
夫を逮捕した警視にカフェの女主人が向ける表情が、町のみんなの心向きを物語っているようで、なんとも言えない気持ちになる。
涙が出てくる感動とは違うけれど、素直にほっとできる。

犬のライカもかわいすぎ。
監督はライカ犬を飼っていて映画に出していたのは本で読みましたが、この映画では名前そのものが「ライカ」とは。
やっぱり愛犬なのかしら?



そして、やっぱりBlu-rayのボックスセット、キートス!!が欲しくなってきた…。
DVDはボックスではなくてバラで出るみたいですけど、特典の短編も見たいじゃないですか。

 

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録りだめ映画鑑賞

今、週刊モノは「エレメンタリー」だけなので、モース、パーソン・オブ・インタレスト、L&O等の録りだめモノを見ています。
で、今回は映画をちょっと。

ファーザーズ・トラップ 禁断の家族
ミカのお兄さん、アキ・カウリスマキの。
「カラマーゾフの兄弟」をベースにしているとのことですが、読んでおりませんので…。
たいへんいブラックなコメディでありました。
「カラマーゾフの妹」が乱歩賞になった時の東野圭吾さんが言ったセリフを思い出してしまいました。
弟の映画の方はほとんど見ているけれど、お兄さんのは見たことないなあと思っていたら、一本見てました。

ほとんど記憶にないけれど、コレ、そうだったんだ。



Mr. BOO! 天才とおバカ


地上波でやってるとつい見てしまっていたMr. BOOシリーズ。
しかしこれだけは放送もされていなければ、DVDもなかったとか。
Mr. BOOのDVD-BOXにも入ってないよ、と姉も言ってたし。
今回、チャンネルnecoで放送されたのを機会に見てみたら…。
放送されなかった理由がわかったような気がしました。
精神病院が舞台で、患者の歯に金歯を認めるとニヤリとする清掃係をはじめ、患者や病気の扱いがちょっと不謹慎だぞ!ということでしょうか。
サミュエル・ホイの歌満載でも、補うのは無理だったのか?
「心臓が止まっても脳は生きている」と脳死とは逆の説にあわわ…となったものの、そのおかげで心臓は止まっても娘にメッセージを遺せたお父さん、これがテーマだったのだな、とホロリとさせる一面も。
原題「The Last Message」とはこのことだろうに、邦題に「天才とおバカ」とつける心意気も見逃せない。



やがて哀しき復讐者

アンソニー・ウォンでリッチー・レンだし、ジョニー・トーのプロデュースというから見たけれど、ちょっとなあ…でした。
会社社長の娘が誘拐されたというと、最近終わってしまった「キリング3」ですね。
ということは秘書が過去に起こした事件が原因で…(笑)。
悪徳不動産王だから敵は多かったとはいえ、犯人の動機をまったく教えてもらえないのはどうだろう?
買収しようとしていた村の出身とか、難題吹っかけられていた買収係の恨みとか、娘が叫んでいたように後妻の企みとか、いろいろ期待した私がいけなかったのでしょうか。
リッチー・レンがあそこまで忠実である理由も知りたかったかなあ。
誘拐の事実を信じてあげなかったばかりに金も娘も失ったアンソニー・ウォンが、仕事もどうでもよくなってるのに無精ヒゲがまったく見当たらないのもひきました(笑)。←結局喜んでる。


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ムーコとモンティ・パイソン



フジテレビの月曜ノンストップ、「ラブリームービー いとしのムーコ」のためにそこだけ録画して見ています。
昨日見ていたら「今回で一旦お休み」との悲しい情報…。
確かに、今回のはカバーを外したコミックス特典の連戦連勝ムーコがあったりと、何か違った感じでしたが最終回だったのか…。
が、落ち込む間もなく「3月にはDVDが発売されま~す」とのびっくり情報!
見逃したものもあったし、特典映像として未放送分もあるとか!
じゃあ、買いますよっ!
あ、でも未放送分って災害情報でノンストップの放送自体が休止になった時のものかしら…?
でもいいや、見ていないことには変わりないんだし。
発売予定は3月19日なので忘れてしまいそうなほど先ですが、予約しておけば大丈夫!

どうしてムーコのDVDにこんなに夢中になったかといいますと、2月に買おうと思っていたモンティ・パイソンの「ある嘘つきの物語」がBlue-rayのみで、DVDの発売予定はないというニュースにショックを受けているところなので、何かで誤魔化さないと…という事情がありまして。
DVD、レンタルはされるみたいですけど、手元に置きたいじゃないですか。
モンティ・パイソンは手元に置きたいが、そのためにレコーダー買い替えるというのもできない、今外付け含めて中味ぎっしりだし。
いつかレコーダーに寿命がきてBlue-rayに買い替えた時のために今ディスクだけを買いますか?
それとも、ポータブルプレイヤーも買いますか?
そんな買い物、裕福ではない大人がしてもいいのですか?…といろんな想いが渦巻いているので、問題なく見られるムーコDVDに飛びついてしまったと、そういうわけです。
なんとも恨めしい…。
ホントに指を咥えちゃうものですね♪



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どっちも“お初”なの?

昨日発売の映画秘宝を見ていたら、気になる広告を発見しました。
「シリアル・ママ」と「秋菊の物語」のBlue-ray & DVDが発売されるとか。
驚いたことにどちらも初めてのディスク化らしいです。
これまでスルーされていたのに、何故今なのでしょう?
そんな疑問はともかく、どちらも好きな映画なので皆様の目に触れる機会が触れると思うと嬉しいですね。




ビデオ返却時に巻き戻してないとか、ゴミの分別を守らないとか、生活レベルでの無法者にふつうの主婦が制裁を加えるのです。
懲らしめるレベルではなく、殺戮です。
1994年の映画なので、扱っている事象は古く感じるかもしれないけれど、ママの行動は古いどころか時代の先取り。
私が特に好きなのは、9月になっても白い靴を履いている人に注意したら「今はふつうよ」みたいに言い返されて殺しちゃったヤツ。
衣替えの時期を超えて色が濃かったり薄かったりするものを身に着ける際、「シリアル・ママに見つかったら殺されちゃうかも…」と今でもつぶやくのをお約束としているくらいです。
背景の色使いのどうかしちゃってる感等を聞いたのはだいぶ後になってからだったので、映画系のチャンネルで放送されたらもう一度見たかったのですよ。
これでチャンスが増えそうです。
もうひとつ確認したいこともあるしね。
キャスリーン・ターナーの次にある名前がサム・ウォーターストーンなのですよ。
マッコイさん、シリアル・ママの夫だったんだ!





村長が夫の股間を蹴り上げた!
金で解決しようとする村長に怒りを覚えた秋菊(妊娠中)は、謝罪を求めて立ち上がる!
そんな、勇ましくもかわいらしいコン・リーが見られます。
化粧っ気がなくて地味な顔立ちですが、それ故に怒り、困惑、思案の表情がそのまま伝わってきてホントに人間臭い。
ラスト、思わぬ展開に決断を迫られた秋菊のアップで終わるのですが(うろおぼえだけど…)あの顔はよかった。
秋菊に協力する(っていうかさせられる)夫の妹の一生懸命さもかわいかった、そんな記憶アリ。


両方とも好きな映画なので、二本一緒に発売と知り、ちょっと思いを巡らせてしまいました。

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犬、自由すぎ(笑)「ロング・グッドバイ」




気になるお方、菊地成孔さんが「どうかしている映画」としておすすめしていたので。
一応、小説も読んでます。
けど、小説を思い浮かべながら見るものではないですね。
細部忘れているから問題ないですけど。

猫ちゃんに起こされて、深夜にも関わらずお気に入りの缶詰を買いに行ってあげるところ、本編の筋とは特に関連はないのにすごく印象的。
カレー印の缶詰が好きだけどそれがない。
違ったメーカーのを買って帰るが、マーロウは猫を遮断して缶詰と格闘。
何をしているのか?と思ったら、違うメーカーのだから家にあったカレー印の缶詰に詰め替えるという姑息なことをしてました。
案の定、食にうるさい猫ちゃんは騙されず、ぷいっと出て行ってしまいました。
あんなにくっついて歩いているのに、食べないなんて演技もすごいなあと変なところに感心してしまいました。
「留守にするから猫にエサをあげておいて」なんてお隣さんたちに頼んでいるので猫ちゃんとの再会があるのかと思えばそれもなし。
猫の行方に限らず、お隣の半裸の女性たち、間抜けなギャング(セリフもない下っ端役でシュワルツェネッガー発見)、ギャングボスの愛人への暴行等々、伏線か?後々もっと関わってくるのか?と思っていると痛い目みます。
いろんなことが出てくるけれど、それらの終着点がないという、菊地さんのお話を聞いていて本当によかったです。
音楽のことも、同じ曲がアレンジを変えて何度も流れるというのを知らなければ聞き流していたかも(音楽に疎いし、字幕読むのにエネルギー使ってるし)。
これもどうかしている感を大きく物語るひとつですよね。
当然のようにラストの違いに賛否両論のようですが、この全体の流れを見ればラストはあれしか有り得ないように思います。

タイトルにつけた「犬、自由すぎ」ですが。
ティファナの町で、自由に歩き回り道に寝そべる、車を止めるなんてお手の物です。
そんな自然なところを撮影したのでしょうが、ひとつ「それは?…」と思うようなシーンまで…。
焦点合わせて寄ったりして、必要なのか…?ラッキー!と思ったのか…?
これも「どうかしている」ところのひとつなのでしょうか。
最もお気に入りの自由な犬たちのシーンは、臭い嗅いでいて動かない犬にマーロウが「どけどけ~っ!」とばかりにクラクションを鳴らすのですがそれでも動かない。
その様子を見ながら、車と犬の前を横切るワンコ、最高です。
このワンコ、道を渡り切ると振り返って車と犬の様子をうかがっているのですよ。
すばらしい野次馬ぶりでした。

ネタバレじゃなくて、ポイントを教えてもらうという見方も、楽しいなあと実感いたしました。

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