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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「AXNミステリー(ミステリチャンネル)」の記事一覧

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心理探偵フィッツ舞台裏に迫る/CRACKER Behind the Scenes

今月放送の新エピソードが本国で放送の頃(撮影中?)に作られた、過去の名場面、降板俳優も含めたインタビュー番組。
「真実の行方」で一段落した感じが強いのはそれまでの脚本家が降りてしまったからなのですね(気付くの遅っ!)。
あまりこういった舞台裏番組は見ないが俳優の降板理由も聞けるとあって見ないわけにはいかない。
見て正解、ビルボロー警部がドクターの格好でインタビューに応えてましたよ(笑)。
「番組はヒットしているのにその中にビルボローがいない」というのに耐えられず降板を願い出たらしい。
しかしそのまま消すにはもったいなく、「孤独な男」での殉職となったようだ。
そういった経緯で入れられたエピソードなのに後々までビルボローは「フィッツ」の中に生きているのだからすごい(私の中だけですか?・笑)。
同じようにジミーも降板を願い出たら「真実の行方」のラストが用意されたということらしい。しかしジミーの人、顔まん丸(笑)。
どこぞのドラマは降板になると突然殺されてさようならだけど(申し訳程度に言い訳っぽく語られることもあるけど)死んでも姿が見え続ける、そんなストーリーにひきつけられたっけ。
ところで、配役について他の人には特になかったのに「ビルボロー警部には無名のChristopher Eccleston」というのが気になった。無名なのに役に不満って言ったのか?(笑)。でもこうやってインタビューに登場するのだから円満ってことで(笑)。
そういえば「Doctor Who」もイメージの固定を嫌って1シーズンで降板したんだっけ…。
ひょっとしてChristopher Ecclestonが見られるかもとの期待が大きかったけど、取調室でのシーンの深さや現実に起きた事件を取り上げることへの考え等裏話がたくさん聞けて満足でした!

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心理探偵フィッツ #20&21「悲しい出会い」

時空刑事で私を夢中にさせたJohn Simmさん登場のエピソード。
初めて見た時の感想は覚えてないがこの日本語タイトルはぴったりですね。
17歳の少年ビルと退役軍人のグレイディ、自覚のないまま探し求めていた人に出会ってしまったことが悲劇の始まり。
今思うとビルが工場で女性工員に襲われた時に交わした視線が全てだったのだなあと納得。
無軌道なビルの行動は、決まったも同然だった養子をキャンセルされたことが原因かもと思えてくる。
だって7歳ですよ、気に入ってもらえるようにしたのはあの夫婦に今までの里親にはない愛情を感じたからだろうに。
「産まれてくる子と同じに接することはできない」というお母さんは正直すぎ。ビルに対して正直だった、でもそれを感じる相手は人間で子どもだった、とここにも悲しい出会いがあったのだな。
ビルは施設や里親の元を転々として育ち、生きることに対してタフだとグレイディは感じていたが、実際はその逆で自殺未遂を繰り返す傷つきやすい少年。
人質立て籠もりの説得にあたるグレイディの言葉はビルの心が欲していた「愛している」。自分を知った今、このまま会話もできなくなることがどんなに辛いことなのかを二人が共有した瞬間だったのに…とビル役のJohn Simmさんにかなり感情移入気味(笑)。
それにしても若くて小さい。小さいのはまわりが大きいからかもしれないが。
放送は1995年なので25歳くらいか。それなのに17歳役でそうそう違和感がないですよ。いつまでも学生服が似合う妻夫木君のようだ(笑)。
お若い時のお顔は子亀のよう(笑)。私はシムさん好きなんですよ、念のため。30代後半の今を見るといい年齢の重ね方をしたのだなと感じます。

犯人を道連れに飛び降りたジミーのお葬式、妹さんは報道陣を非難、ジェーンは荒れ放題。
飛び降りた真意は誰にもわからないと思っていたらどうめぐりめぐったのか、テンプルがジミーの日記を見つけて全てを知ってしまった。
脅迫するつもりはないがジェーンにはその事実だけで脅迫と同じ。テンプルのミスをもみ消し、入手した日記をシュレッダーに。これで昇進させてもらえればそれで片付くのか?少なくとも踏み出す一歩にしたいとは考えている様子。
それにしてもテンプル、ジミーの日記を読んでおきならが同じミス、さらには新人になすりつけようとまで。飛ばされてしまえ(笑)。

フィッツの家では「今度は自分が病気になる番」とジュディスが育児放棄。
赤ちゃん連れて現場へ行くフィッツや手伝うワイズ警部の姿はおかしいが、これが孕む問題はただごとではない。マークのいいお兄ちゃんぶりが救い。

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心理探偵フィッツ #17~19「真実の行方 前中後編」

前回のとんでもないシーンから数ヶ月(4ヶ月?)経っている様子。
ジミーは心の問題で入院&休職中、他のみなさんはいつもどおりに仕事。
ジェーンがジミーの口に銃口を突っ込んだ後どうなったかは後からわかる。
ジェーンは弾を入れなかった、しかしジミーは引きがねを自分で引いた、この行動に理由なんてなかったはず。それだけに危険な状態。
睨みの効く昔からのおまわりさんに憧れて警察官になったものの、捜査に学者が介入したり、煩雑な手続きを踏まないと犯人を有罪にできない、等の変革の時を迎えたり、ビルボローの死の責任から逃れられないジミー。
あの事件がなければジェーンを襲わなかっただろうし、思うようにならない捜査に自ら決着をつけることもなかっただろう。
決して好きなキャラクターではないけれど再見してジミーの心の流れの描かれ方にやられた感じ。
最期の時にかけつけたのがジェーンだったのは幸だったのか不幸だったのか。謝罪を受け入れるも何も…。
ジェーンはジミーを恨んで昇進してこき使う事を支えに歩き出そうとしていたのに。

売春婦連続殺人事件は、収入を誤魔化してまで女を買っていた夫への恨みを家庭、子どもたちを守るとの理由から売春婦たちへと転嫁させた奥さんの凶行。収監中の夫が人を殺せるわけがない、と釈放されることを狙ったのでした。
収入誤魔化し、神父の兄さんの事件もみ消し工作支持、と明らかになっても釈放された夫を受け入れられたのだろうか。
結局は夫はジミーの道連れ、奥さんはやってもいない殺人を含めて逮捕、家庭は破壊されたも同じ。
この回はフィッツのお母さんの死が始まりだった。
葬儀を頼んだのが犯人のお兄さんの教会。
そのせいで事件に関わる前から犯人たちに会っていたという展開。
フィッツの家の愛憎入り組んだ兄弟関係もまたヘビー。
ジュディスのお産もあったし、前中後編と長時間なのにぎゅうぎゅう詰めだった。

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心理探偵フィッツ #14~16「傷ついた男たち 前中後編」

新作だけ見る予定だったフィッツ。
しかしJohn Simmさん登場が迫るのでおさらいもかねて途中からでも見ておくことに。
連続レイプ事件も哀しいが先を知って見る警察内部も哀しすぎる。
彼の表情、彼女の表情、どれもがあそこに通じているのだな、とどんどん切なくなってくる。
こう言っては何だが今回追ってるレイプ犯より警察内部の方が濃く見える。
当事者同士はもちろん、いたわりながらも告発に厳しい態度の警部もね。
もちろん初見の時は先のことなど知らないので犯人フロイドの境遇に十分翻弄されたんだけど。

記憶というのはいい加減なもので、ジュディスの妊娠なんて忘れてた(笑)。
マークがフィッツに「腰抜かさないで」と言っていたが、私にも言って欲しかったくらいだ。
もしペンハリガンがあんな目に遭っていなければ、もし犯人に気付かなければ、もしジュディスが妊娠していなかったら、もし、もし、が渦巻くエピソードだったのを思い出す。

連続レイプ事件の犯人は逮捕したものの、ペンハリガン事件はものすごいクリフハンガーだったのですね。
NHKでの放送は翌週か何かだったのだろうけど、本国放送はこの回が1994年11月21日、次が1995年10月22日、一年近く放って置かれたんだ。それはヒドイ。

以前見たものを見返すと思いもしなかった人にめぐり会える。
世間を騒がせているレイプ犯と同じ手口で2年前に襲われたという被害者がWATのヴィヴィアン(Marianne Jean-Baptiste)。「Secrets & Lies」の前に彼女とも会ってたんだ…。
黒人の訴えなんて耳も貸さない、金を取りはぐった娼婦にしか思われない、という彼女の傷も痛切。
フィッツの息子(Kieran O'Brien)、いたねぇ~と思いながら出演作を見ていたらLife on MarsのS2#7に出ていたらしい。日本放送時の15話にあたるから、あのボクサーか?全く気付かなかった。

ああ、やっぱりこの再放送は最初から見るべきだった、とちょっぴり後悔。

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タッチング・イーブル #4「裁きの日」

売春婦連続殺人事件が起きる。その姿は連続客引き殺しで服役中のジャスティーンに似せられていた。ジャスティーンへ執着した男の犯行と睨み、クリーガンたちは手紙から相手を絞りジャスティーンにコンタクトを取らせ囮捜査を開始する。

なんとなく見方がわかってきたような気がする。
度毎変わって登場する事件よりもクリーガンの見ている事の方が重要なのかな。
今回も売春婦殺害事件より、初回の犯人ヒンクスを自殺に見せかけて処刑してしまったクロカワー(黒川に聞こえた)の方が見せ場。
やはり自殺者が銃を持ったままのはずがないというのは正しかったわけだ。
奥さんが産気づいたってのが彼の犯行に結びつける状況証拠でもあったのかな。
愛おしくて待ち遠しいわが子がヒンクスみたいなヤツの犠牲になるのは耐えられないと処刑したものの、生まれた子どもは脳死状態、子どもへの愛情と処刑への後悔が綯い交ぜになったようなクロカワー。これが見ものだった。
自分が処刑したことが因果応報となって子どもの病気に…と苦悩したのではないかとうかがえる。でも彼が選んだ答えはまたもや法では裁けない犯罪者を処刑すること。
ヒンクスのことはクロカワーが殺さなくてもクリーガンもそのつもりだったと告白してるけれど、今回は止めに入ったクリーガン。法的に裁けないのは捜査方法にも問題があるように感じるのですが、クリーガンさん。
クロカワーの心の闇を知ったら関わりたくないとこっそり異動願いを出すパートナーよりはいいけどさ。
事件そのものよりも周辺人物の闇に触れ自身に重ねて苦悩するクリーガン、そこを見るドラマなんだな。
あとはヒンクス事件がクロカワーに結びついた理由かな。それがクリーガンが一旦死んだことで得た能力なのかしら。

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