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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「REX~ウィーン警察シェパード犬刑事~」の記事一覧

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REX5 #10「小さな逃亡者」

上司からアルコールを抜いてくるよう早退を命じられた警備員ホルスト・バッハーは、息子クラウスが寄り道をして帰宅していないことに腹を立て、家に酒がないことを知ってさらに暴れる。
カティが弟クラウスを捜しに家を抜け出した後、ホルストは逃げ出そうとした妻を射殺してしまい、娘と息子も道連れにしようと行方を追う。

自分だってまだ小学生のお姉ちゃんカティが、無邪気な弟にママの死を知らせまいと頑張る姿がいじらしかったです。
レックスも、オープニングコントでのベックを門扉で締め出すイタズラが、ラストの門を開けて車をぶつけないとう技につながるという活躍。
窓を乗り越えて行ったり来たりしてアレックスをからかっている方が伏線かと思ったのですが(笑)。
どうでもいいけど、いつもレックスのごはんとして見かけるこのドッグフードの箱、あの体格の犬には一日分くらいじゃないのかな?
うちだって体重15キロくらいで5~6キロの袋を買ってたのに(笑)。

事件は、子ども部屋から見つかった猫の毛、
ヤク中がクラウスから横取りしたリュック、
ホルストが盗んだライトバンをヘリコプターで追跡、等々で
犯人捕獲、子どもたちも無事救出で、めでたしめでたしなのですが。
アレックス、大問題です!
子ども部屋で手がかり物色中もレックスのこと撫でまわしてるし、
カティのお友だちに話を聞いてる時も自分がレックス撫でてるんですよ。
ふつう、お子様をリラックスさせるために
「これはレックス。警察の仕事を一緒にしているエライ犬なんだよ。撫でてみる?」なんて言うんじゃないのかな?
この姿は「女の子にレックスを触らせてあげない!」といった決意が伝わってくるようで恐ろしいやら気の毒やら(笑)。
そういえばモーザーは、若い女性にはお近づきになるために利用していたのかもしれませんが、小さな子には安心させるためにレックスを近づけてあげていたような気がします。
モーザーとアレックス、健全なのはどちらなのかわからなくなってきました(笑)。

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REX5 #9「アリバイ崩し」

金貸しをしているバウマンが殺され、返済トラブルによる殺人の線で捜査は進む。

カート場経営を隠れ蓑にした偽札製造者が、そこにつけ込んで取引金額を釣り上げてきたバウマンを殺したという、東欧で偽札を作らせるような国際的な偽札組織にしては規模も理由も地味な事件でした。

バウマンのパソコンのパスワードには「これだよっ!」と犬の写真に注意を促し、
遊ぼうと思った砂山付近で助けを求める声を聴きつければ、キライな音(耳に蓋する姿、かわいかったよ~!)のするカート場に飛び込んでアレックスを呼び、とレックスは犬刑事でした。
それに比べると、犯人は、自殺に見せかけるのに利き手にライター握らせちゃってるし(これは特殊な例で弾のあたりどころのせいで急速に硬直が起きたから仕方なかったみたいだけど)、
カートを買いたくて一瞬ヨコシマな考え起こした青年も、そこで殴られて縛られたくせに彼女がやって来たらそこでちょっといいムードになってみたり、
「子どもができるからカートが欲しいんだ」なんてお願いをアレックスにしちゃうし、
アレックスもそれを叶えてあげちゃうし、なんかみんな緊張感ないよね。
そういうレックスも砂遊びのせいでお風呂に入れられたのに、また砂山に向かうというお茶目さんでしたけど。

そしてまたまた心配なアレックス。
「お風呂、いや~」と逃げ回るレックスの思う壺になってます(家の中をぐるぐる回るの、計算だよね)。
アレックスがうれしいのなら、もうこのままでいいか!って気がしてきたぞ。

今回、ヒト刑事の内面に触れるという珍しい展開も見所(だったのか?)。
クンツは例えそれが犯人でも銃で人を撃ちたくないらしい。
それを知ったアレックスが「俺もそうだったけど、克服した」って言いますが、どうやって?(笑)
クンツが知りたいのはその気持ちの流れじゃないのかな?
結局は、銃撃戦でベックを救うために犯人を撃つことができ、無事克服となりました。
それならこの事件の中心にもうちょっとクンツを使ってあげて欲しかったよ…。
そういえば冒頭の射撃練習、銃がキライというわりにはクンツの狙いどころは急所なのでは…。
ベックもそうだったけど、殺しちゃっていいのか?(笑)
まあ、アレックスのカートレース応援シーンでガンンビー(ハンカチの四隅を結んでかぶるヤツ。モンティ・パイソンにあるよね)なクンツを見られたのでよしとしますか。
メガネやヒゲ、半ズボンといった姿ではありませんでしたが。

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REX5 #8「皇后に魅せられた女」

周遊馬車の御者が胸にヤスリを突き立てられ死亡。
被害者の妻は依頼してきたのは女性だったが名前はわからないと証言。
馬車から降りた着飾った女性が光る髪飾りをつけていた、
夜の公園で皇后エリザベートのような格好で乗馬する女性を見た等の情報から、
皇后に憧れる女性が我を忘れて人を殺してしまったのでは?とアレックスは推理する。


皇后がどんな人だったのかは知りませんが(wiki読んだ程度)、
宮殿に見学者がぞろぞろくるくらいに語り継がれる存在なのですね。
恐らく犯人のマリオンは、御者を殺すつもりなどなく、
皇后ファンだったのが父親の事故死をきっかけにエスカレートしてしまい、そこにつけ込んだ御者が命を落とした、そういう事件だったのでしょう。
父親から引き継いだ貸衣装会社経営というプレッシャーもあったのかもしれませんね。
貸衣装会社の男もへんてこりん。
マリオンを本当に心配するなら写真を撮ったり、部屋に忍び込んだりせずに病院に連れて行けよ!と思っていたら、彼はとりあえず共同経営者になった後にマリオンの精神は経営者に値しないとでもいって(写真はその証拠のため)会社をいただくつもりだったようで、それなら納得。
マリオンがどうしちゃったのか、「お父さんの事故以来君はおかしい」以外にもうちょっとあってもよかったなあと思いましたよ。
グラーフ博士の誕生日祝ってるくらいなら(笑)。
「今日誕生日なんだ」とかセリフありましたっけ?すごく突然だったんですけど。

前回、二代目レックスは警察犬・警備犬でしかないみたいなことを書いたら、今回やってくれました。
率先して現場を検証し光る髪飾りを発見し、
皇后の伝記を夜更かしして読むアレックスに毛布をかけたり、スタンドの電気を消したりで「早く寝なさい」をアピールしたり。
これは健康を気遣ったわけではなく、乗馬クラブの名簿をあたるとか他の捜査方法を考えるようにというメッセージだったのだと思う(笑)。
二代目くん、これで君も犬刑事だ!
が、犬刑事が棒遊びに選んだ棒は長すぎ(笑)。
家の中でも咥えていたので「どうやって玄関入ったんだよっ!」とつっこまずにいられませんでした。
そしたらなんと、斜めにして部屋に入ってくるという高度なテクニックをご披露いただきました。
ごめんね、レックス。君はただの犬ではなかったのでしたよね。
でもこれって、ラストのフェンシングの武器を取り上げるためだけ…(モゴモゴ・笑)。
あと、ソーセージパンを両手で押さえてるのもかわいかったよ~。
でもあの表情は…にやっとさせたかったのかな?ちょっと不気味になっちゃってましたけど。

余談。
マリオン役の女優さん、このドラマ2度目の登場だったみたい。
モーザー殉職の回に名前がありますよ。
ということは、あのプロファイラーみたいなことをやっていた最後の彼女?顔覚えてないや。

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REX5 #7「再犯」

スーパーの店長が夜間金庫へ入金に行く途中に射殺された。
過去の同様事件を調べると、モーリッツという青年が浮かぶ。
彼はスーパー強盗で服役しているが仮出所中で姉と同居しており、アパートの住人たちも「また彼の仕業だ」と噂しているのだった。

味方しているふりのナーグルが、モーリッツに罪をかぶせるつもりでの犯行、そして5年前の事件もモーリッツではなくナーグルだったという、タイトルの「再犯」は野放しナーグルのことでした。
警察怠慢だったんじゃないのかしら?
今回の事件のナーグルも、計画に隙ありすぎで気付かない方がおかしいでしょ。
まあ、アレックスに花を持たせるためだったと思うことにします。

今日の疑問はウィーンの刑務所システムについて。
モーリッツは19歳の時に投獄されて5年らしい。
何歳までは少年施設で何歳から成人施設というのが国によって違うのはいい。
罪の大きさにもよるだろうし。
問題はこの後の「定期的に仮出所して、今は2週間姉のところにいる」というところ。
定期的に仮出所って何?病院の週末外泊じゃないんだから。
それとも罠?ちょっと自由にして様子見るという。
あ、仮出所ってそういうことか。
出ては戻り、出ては戻りで外の生活を恋しがらせて刑務所生活に張りを持たせる意味でもあるのだろうか。

無実の罪で服役させられて人間不信となったモーリッツが、今度も警察に疑われ自棄になって電気コードで自殺するぞと脅かすシーンで、レックスのイタズラが役立ちました。
クンツのパソコンのコード引き抜く技が有効でしたね。
それはいいのですが、クンツはレックスがコードを引き抜いたことが、アレックスとベックはそれをイタズラと気付かないクンツが、それぞれに「不注意だぞ」なのですが、
レックスにサラミソーセージ一本咥えさせて笑ってるだけってのが一番不注意なのでは?

先代レックスは人刑事に注意を促す犬刑事たる姿がよく見られたように記憶しているのですが、二代目の設定は警察犬・警備犬の範囲におさまっているような気がしてなりません。
イタズラは積極的だけど。

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REX5 #5「もう一人の相続人」&#6「自作自演」

#5 もう一人の相続人
金持ちの老人が死亡。
遺産を独り占めできると喜んでいた甥っ子は、遺品を売った骨董屋ツェラーから「故人は他の人にも一部遺しているよ」と聞かされて死亡事件に発展。
けっこうわかりやすいお話でした。
こんな甥っ子では 世話をしてくれた看護師さんにも何かを遺したいと思っても不思議はない。
三分の一じゃ少ないくらいだ。

先に殺されたツェラーが汚い考えの持ち主で、共同経営しているグルーバーさんは普通の骨董屋さんだと思ってたのに、密輸やら詐欺やら、叩けばいろいろ出るうえに、自分が遺産の存在を知るとツェラーと同じことをするつもりというやっぱり汚い人。
ツェラーとグルーバーさん、どちらが先に絵に隠された遺言を見つけるかだけのことだったようです。
同じようにズルい男なのに何故グルーバーに「さん」をつけるかというと、パディントンに出てくる骨董屋さんの名前もグルーバーさんだから。
グルーバーさんはとっても優しい人なので(パディントンが何かをしでかすのを待っているふうではありますが)、ウィーンのグルーバーさんもいい人に違いないという先入観があったかもしれません。

「事件解決への伏線コントがなくなった」と嘆く声が届いたのでしょうか、池に落ちたボールを泳いで拾ってくるのが、甥っ子が水に投げ捨てた絵をレックスが取りに行くというのにつながってました。
これ、そういう意味でいいのですよね?
けっこう長い間の犬かき披露でしたが、その間アレックスは甥っ子と格闘。
アレックスが苦戦していたのは、甥っ子が意外と強かったの?レックスの犬かきを見せたかったの?

と喜んでばかりはいられず、今回のレックスのはしゃぎっぷりが亡き愛犬のそれと恐ろしく似ていて切なくなってしまいました。
ボール投げに夢中になってすぐボールに穴を開けてぺちゃんこにしてしまう、
積んである薪の下(うちは犬小屋の下だけど)に逃げ込んでしまったボールを手で一生懸命掘り出そうとする、
ワンコならみんなすることなのかもしれないけれど、きゅ~っとなってしまいました。
この時期だから感じやすくなっていたのかもしれませんが。



#6 自作自演
人気作家ヨッヘン・ホーンが、窓から部屋に入ってきたラジコンヘリコプター爆弾で爆死。
犯人アルフレットは病気の妻を抱え、作家を目指す会社員。
次の標的は出版社の女性編集者。
アルフレットの目的は…?というお話。

アルフレットと奥さんの
「あなたの小説と同じ方法で人が殺されている。あなたね?」、「いや、偶然だよ」、
「会社が倒産するけれど本さえ出版されれば」、
そんな会話から、アルフレットは「私の小説と同じ方法で事件が進行しているよ、出版しませんか?」ともちかけるつもりなのかと思いました。
でもそれでは「事件を真似てるだけじゃん」と一蹴されてお終いでは?(でもウィーンならアリ?)と心配しましたが余計なお世話でしたよ。
最初に殺された作家は彼の小説を鼻で笑い、
女性編集者は見込みなしと連絡し、
最後の標的である出版社社長は読みもしないのに期待を持たせるような物言いで放置、
だから見捨てられた作品、「おもちゃ好きの男の犯罪小説」通りにラジコンヘリ爆弾、ラジコンカー爆弾、倉庫の迷路で爆弾、と三連続の復讐爆弾事件を計画していたのでした。
最初は子どもに邪魔された女性編集者への二度目のチャレンジは、レックスが火薬に反応してお手柄でしたね。
しかしアレックス、ピザの配達員を守るところは、配達員を抱きかかえて飛び退けるんじゃなくてドラム缶を止めればよかったのでは?と思わないでもない。

ラストの倉庫迷路ではレックスが爆弾咥えて疾走というかなり危ないアクション。
テレビだからとわかってはいてもハラハラしちゃいました。
また包帯姿を見せようと考えてるかもしれないですからね。
とにかく、被害者続出しなくてよかったです、とドラマはここでホントにお終い。
レックスの咥えてきた爆弾をアレックスが導火線引き抜いて、めでたしめでたしでそのままエンディング。
このドラマ、時々「あ、もう時間だからこのへんでいいかな?」と思ってでもいるような唐突なエンドクレジットがありますが、まさに今回がそれ。
まあ、お利口犬刑事を讃えるという大テーマ(笑)には合致してますけども。

アレックス、犬好きなのはわかりますが、ホントにレックスが何しても叱りませんよね。
洗濯機への書類隠しも「色物と白物は別に洗わないとねっ!」ですませちゃいますから。
これではレックスのイタズラも止まりませんよ。

そして、ベックのクンツへのイタズラは職場イジメの域に入ってます。
手編みのベストをちょっとずつほどくって…。
気付かないのか、クンツ?
君はプチ・モンクさんの設定のはずだろっ!



追記
買い物帰りのレックスが、車の中のワンコちゃん(女の子だったのかしら?)に気を取られて、パンの袋を置いたというシーンがありましたよね?
ここ、犬の持ち物をこっそり持ち帰る人の神経がわからんですよ。
ウィーンの人たちは、犬と人を区別することをしないのでしょうか。
犬のひとり歩きに寛容なのではなくて、犬だと思っていないのでは?疑惑が生まれました。

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