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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「AXNミステリー(ミステリチャンネル)」の記事一覧

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ヒンターランド S1(終)

いやあ…すごかった…ダ・ヴィンチ・コードのCMが(笑)。
昨年12月頃の放送を録画したものを視聴したのですが、一週目と二週目の間にダ・ヴィンチ・コードの放送があったらしく、一週目はひどいものでした。
CM入りの局のサウンドステッカーみたいなものがなく、いきなり映画のCM。
そして、CM終わりのサウンドステッカーもダ・ヴィンチ・コード。
さらに、ドラマが始まると画面右上にまたもやダ・ヴィンチ・コードのお知らせ。
これだけやられると…見ないよね(笑)。
何か、番組アピールの仕方がどうかしちゃった感が強いです。
でも、「ルイス警部」のレギュラー放送時は画面右上の入り込みもなくてよかったですけど。
ただ、この右上のお知らせを当て込んで、保存用にしなかったのが悔やまれます…。

ヒンターランドです。
重苦しいところが、なかなか好みでした。
4話見終えてから番組HPを見たのですが、ここに書いてあること、ドラマ上では語られていませんでしたよね?
マサイアスの、「望んだ異動だとでも?」の言葉から、都会の警察にいたけれど(走ってるから・笑)懲戒処分まではいかない程度のことをやらかして、階級そのままで地方の警察に、というのは予想できます。
けれど、この町に来るまで10年かかったほどのどん底の経験とか、わかりませんよ。
少女二人の映る写真を大切にしていて、メグって人から返送されてくる手紙から、娘二人を何らかの事由で失って、そのせいで夫婦関係がこじれて…と思われますが、そこからの回復に10年とは想像できないですね。
言葉で語られるよりも、想像しながら進む方が好みなのでいいのですが、S1終わってから隠されたエピソードの存在を知るとか、思ってもみなかったので、少しばかりショックです。

マサイアスだけでなく、若い女刑事シャーンのアウトラインも、寝耳に水でした。
町に寄りつかず、田舎で燻ってる自分の将来を案じているようなこと、ドラマ上ではわからなかったです。
マレッド・リースが、家庭の問題を抱えている雰囲気はありましたけど、彼女が「刑事フォイル」でミルナーの嫁だったとか、全く気付きませんでした。
ロイドは、なんとなく、そのままのような気がするけど。

ここらへんのそれぞれのエピソードは、次のシーズンで浮き彫りになってくるのでしょうか、署長(警視正って言ってましたか)の隠し事と一緒に。
違う人を犯人にしたがったり、元刑事の人が調べていた事件に対して何かありそうですね。

番組HPを先に見ておけば、もう少しそれぞれに肉付けしながら見られたのかなあと、残念な気持ちがいたします。

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ロシアのホームズもっ!

ルイス警部の新作放送にうつつをぬかし、その上にあるシャーロック・ホームズ特集を見逃していました。
最初に紹介されている「名探偵シャーロック・ホームズ」って、ロシアの新作じゃないですかっ!
「シャーロック・ホームズ映像読本」で、旧ソ連版「シャーロック・ホームズとワトソン博士」の紹介ページの最後にチラッと紹介されていた、アレですよ。
本の紹介写真ではホームズが薄汚い格好していたので、今回の写真がこざっぱりしすぎていて、別物かと思いましたよ。
本の写真は変装時のものなのかしら?
旧ソ連版、けっこう好きだったので今回も期待してしまいます。
なんだ、やっぱりAXNミステリーのことキライになれないじゃないですか。
でも、一挙放送…。



あれ、私が買ったのと表紙が違う…。
今年、カンバーバッチさんの写真を大きくした「増補改訂版」が出たのですね。

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刑事フォイル S3~5(終)

こんな世の中だからこその正義感と裁量で刑事の職を務めているのに、こんな世の中だからこそのお国の理由で歯噛みをする想いに嫌気がさしたフォイルさん。
確かに、ちょっとシニカルな受け答えを上司に対してもする人ですが、辞表にまで皮肉をきかせるとは!
忠実な部下であるための辞表ととればストレートな物言いなわけですが。

S5 #2「戦争の犠牲者」で、違法賭博に嵌って借金まみれのモールズリーさんというのもどっきりでしたが、今回放送分でのどっきりエピソードは、S5 #1「クリスマスの足音」でしょうか。
犯人の、目的のためにまわりを利用し尽くす感じは恐ろしいです。
「芝居がかってる感じ」、「最初はいい青年と思った」とか、最初は素直に受け止めた人々が戸惑っていく風なところも見せ場でした。
事件そのものと関係はないところでも、事故死に便乗した工場長の偽寄付金集めなど、時代ならではの小ズルさだったと感心します。
もうひとつ、妻殺しの容疑がかかったミルナーにイーディが「殺したんならそれでもかまわないのよ」って言うのも怖かった。
弟の冤罪にはあんなに躍起になっていたのに、ミルナーの無実は信じてあげられないのかしら。
この時に殺したなんて思わないでくれ!ときつく言ったミルナーが、無実がわかって事件も解決、出迎えに来たイーディと抱き合っていたのもわかりません。
私、あそこは彼女を無視してすれ違うのでは?と思ってましたから。
でも、ミルナーがいいならそれでいいです(笑)。

新しくやってきた受付カウンターにいる人、最初は「こんな田舎いやだ、ロンドンに戻りたい」などと言っていて、いやなヤツでしたけど、S5になってそんなこと言わなくなったら、いい感じの人でした(笑)。
サムと一緒に七面鳥を気にしたり、あそこを通る人の様子をさりげなく把握しているところに好感が持てるようになりました。
彼、あの位置は適任だと思います。

さて、フォイルさんは辞表を出してしまったわけですが、シリーズは続いているのでこの三人組が解散ということはないですよね。
上層部からどんな引き留め作戦がされたのか、またそれをどんな皮肉を交えてフォイルさんが承諾するのかを楽しみにして続きを待ちたいと思います。
早めにお願いしますよ。

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刑事フォイル3 #2「癒えない傷痕」Enemy Fire

人間のクズと、良き人と、罪を犯してしまった良き人の物語でした。
クズの人(ドレーク)は、ユスリ、タカリ、暴力、誘惑、そして仕事は怠慢と非常にわかりやすいクズっぷり。
払う気なくて、自分が優位なのをわかったうえで「今月、厳しいんで家賃はちょっと。できればいくばくかを御貸しいただけるとありがたい」みたいに下手に出る姿は非の打ちどころがありませんでしたよね。
領主様を屋敷に戻してあげたかった家政婦、妹への仕打ちの仇をとった監視員、その兄を咄嗟にかばった妹、どれもできれば見逃してあげたいですよ。
みんな人を想ってやりすぎちゃったということで。
病院視察の大佐も、意見こそ違えわからず屋でもなく、アンドリューの上司も規則には逆らえないがパイロットの受ける重圧というものを理解してくれる人。
このエピソードは、人を思い遣るということがテーマだったように思います。
思い遣りのない日常を過ごしているから、そう感じてしまうのでしょうか。
屋敷が病院になってしまった領主様の、戦場で自分の足を撃ったとの告白に、「病院を手伝われては?」と提案するフォイルさんの言葉にはちょっとやられてしまいましたよ。
やっぱりフォイルさんはこの時代に必要とされる刑事さんだなと。
婦長さんと顔を火傷したけど陽気な軍人さんの関係とか、
重圧につぶされそうなアンドリューが、わかってくれる人を得て表情が落ち着いていくのもよかったです。
日本語のタイトルは「癒えない傷痕」ですが、ミルナーがアンに言ったように、それぞれに「あなたがいれば大丈夫」という、そんな予感がするエピソードでした。
それにしても、偶然とはいえ、クズの人殺人の現場には人が集まったもんだ(笑)。

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刑事フォイル3 #1「丘の家」The French Drop

フォイルは、まだ軍に戻ることを考えていたのでしたか…。
てっきり、この世の中だからこその警察の意味を見出したかと思っていたのですが。
ミルナーも、嫁との別居の心痛を払拭すべく異動したがっていたり、三人組のファンとしては痛い出だしでしたよ。
この三人組の意味は、サムが一番わかっているようです。
ふたりとも、思い止まってくれたかしら?

MI6が作られる前、土台となる組織ともいえるエピソードでしょうか。
お偉いさんへの気遣いから生まれた事件で、同様に気遣いをしたフォイルはお偉いさんから「失礼な男」とのレッテルを貼られ、軍の仕事は御流れに…
三人組ファンとしてはOKですが、人としての配慮が自分の居場所を失くしてしまうことにキツイものがありました。

始まりの泥棒事件の犯人が「(戦争というたいへんな時期なのに)こんなことに時間と手間をかけるな」みたいなことを言ってました。
こいつ、ちょっと痛い目に遭えばいいのにと思ったら本当にそうなりましたね。
ちょっとどころではありませんでしたが。
最後、お偉いさんの息子の死に小細工をした中佐(でしたっけ?)も、「こんなこと」と同じようなことを言っていました。
泥棒と国の組織に属する人が同じ了見というのもポイントだったように思います。

それにしてもサム。
たまねぎ一個であんなにすてきな表情見せてくれるとは。
フォイルもミルナーも、あの表情を肝に銘じて下さい(笑)。

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